L3Harris Technologies (＄LHX)Q4決算報告

2025年1月30日 22:12

2025/01/30発表されました、L3Harris Technologies (NYSE: LHX)の決算報告になります。

L3Harris Technologies, Inc.は、空、陸、海、宇宙、サイバーの各領域における防衛および商業技術の提供に従事している。以下のセグメントを通じて事業を展開している

◆決算業績・財務発表プレスリリース

EPS予想：$3.42に対し、結果$3.47でした　　OK
売上高予想：$5.5Bに対し、結果$5.5Bでした　OK
(+3% Y/Y)

FY25ガイダンス
EPS予想：$14.14に対し、新ガイダンス$10.55 〜$10.85提示　ミス
売上高予想：$21.90Bに対し、新ガイダンス$21.8B〜$22.2B提示　OK

業績

売上高: $5.52B (Y/Y +3%)
2024年通年売上高: $21.3B (Y/Y +10%)
営業利益率: Q4 10.3%、通年9.0%
調整後営業利益率: Q4 15.3%、通年15.4%
EPS:
- GAAP: $2.37 (Y/Y +186%)
- Non-GAAP: $3.47 (Y/Y +4%)
- 年間EPS:
  - GAAP: $7.87 (Y/Y +22%)
  - Non-GAAP: $13.10 (Y/Y +6%)
  - 年金調整後Non-GAAP: $11.50 (Y/Y +10%)

2025年見通し

売上高: $21.8B～$22.2B (Y/Y +2%～+4%)
セグメント別売上高予想:
- 宇宙・航空システム: $6.9B～$7.1B
- 統合ミッションシステム: $7.0B～$7.2B
- 通信システム: $5.6B～$5.7B
- Aerojet Rocketdyne: 約$2.5B
調整後営業利益率: 15%台
EPS:
- Non-GAAP: $13.70～$14.00
- 新Non-GAAP基準 (無形資産償却控除後): $10.55～$10.85
フリーキャッシュフロー: $2.4B～$2.5B
税率: GAAP 5.3%、Non-GAAP 11.0%～12.0%

セグメント別業績

宇宙・航空システム (Space & Airborne Systems)
- 売上高: $1.73B (Y/Y -4%)
- 営業利益率: 10.8% (Y/Y +20bps)
- 減収要因: F-35 TR-3の開発から生産移行による影響
- 成長要因: FAA安全ネットワーク事業、機密プログラムの拡大
統合ミッションシステム (Integrated Mission Systems)
- 売上高: $1.77B (Y/Y +9%)
- 営業利益率: 13.4% (Y/Y +1,800bps)
- 成長要因: 航空機のミッション化需要増、先端電子機器の需要増加
通信システム (Communication Systems)
- 売上高: $1.44B (Y/Y +5%)
- 営業利益率: 22.7% (Y/Y -340bps)
- 成長要因: NATO向け戦術無線や夜間視認装置の需要増
- 減益要因: 競争激化による国内無線機の価格圧力
Aerojet Rocketdyne
- 売上高: $628M (Y/Y +5%)
- 営業利益率: 11.5% (Y/Y +40bps)
- 成長要因: ミサイルプログラムの生産増
- 減収要因: 宇宙推進システムの遅延による売上減少

受注・キャッシュフロー

株主還元

CEO発言・経営戦略

CEO Christopher Kubasik: 「2024年は当社の成長戦略が実を結び、受注残が過去最高の$34Bに達した。」「LHX NeXtイニシアチブによるコスト削減目標を$1.2Bに引き上げ、1年前倒しで達成する計画。」「2025年は強い受注、国際市場の拡大、オペレーション改善により成長を継続する。」
成長戦略
- 防衛産業の市場シェア拡大
- ミッションシステム・宇宙事業の強化
- 先進技術（AI、サイバーセキュリティ、無人システム）への投資拡大

以上となります。

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