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為替の動きを読むのは至難の業

こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
投資の世界において、為替の動きを予測することは、まさに至難の業と言えるでしょう。
まるで生き物のように、様々な要因が複雑に絡み合い、予想外の動きを見せる為替市場。今回は、その難しさについて掘り下げてみましょう。

2024年9月10日 11:35現在の為替

https://nikkei225jp.com/nasdaq/より

為替を動かす複雑な要因

為替市場は、実に様々な要因によって影響を受けます。

  • 世界経済の動向: 各国の経済状況や金融政策、政治情勢など、世界経済の動向は為替に大きな影響を与えます。これらの変化を常に把握し、分析する必要があります。

  • 市場心理: 投資家やトレーダーの心理も為替を大きく左右します。楽観的な見通しが広がれば通貨は買われ、悲観的な見通しが広がれば売られる傾向があります。

  • 突発的な出来事: 自然災害、政治危機、テロ事件などの突発的な出来事も為替に大きな影響を与える可能性があります。これらの出来事は予測が難しく、為替市場に大きな混乱をもたらすこともあります。

予測の難しさ

これらの要因に加え、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析など、様々な分析手法を駆使しても、為替の動きを完全に予測することは不可能に近いでしょう。市場は常に変化し続け、新しい情報が次々と入ってきます。

為替市場の魅力

しかし、だからこそ為替市場は魅力的なのかもしれません。常に変化し続ける市場の中で、情報を収集し、分析し、自分なりの見通しを立てる。
そのプロセス自体が、投資家やトレーダーにとって大きな挑戦であり、やりがいとなるのではないでしょうか。

為替を占えるの?ソロスチャートとは何か?


著名な投資家ジョージ・ソロス氏が過去に円安を予測する際に用いたとされるチャートで、日本のマネタリーベース(資金供給量)と米国のマネタリーベースの比率を示すものです。

このチャートが注目される理由は、1990年代にソロス氏が日本のマネタリーベースの急増を根拠に円安を予測し、実際にそれが的中したという経緯があるからです。
このことから、一部のトレーダーはこれを「ソロスチャート」と呼び、円相場の動向を占う指標の一つとして参考にしています。

参考資料:https://economy-and-assetformation.com/2023/02/07/soros-chart/より引用


ソロスチャートが示唆するポイントは、日本のマネタリーベースが米国に比べて過剰に供給されている場合、円安圧力が強まる可能性があるということです。これは、過剰な資金供給がインフレや金利低下を招き、通貨の価値を下げる要因となるためです。

ただし、ソロスチャートだけで為替の動きを完全に予測することはできません。大きな方向性は有効かもしれませんが、経済状況や市場心理など、他の要素も複雑に絡み合っているため、総合的な分析が必要です。

また、近年では日本のマネタリーベースの増加ペースが鈍化していることもあり、ソロスチャートの有効性については議論が分かれています。

最後に

色々書きましたが、結論から言えば為替の動きを読むことは非常に難しいです。
しかし決して不可能でもありません。
どのような投資でも常に謙虚な姿勢で学び続け、市場の変化に対応していくことが大切ですね。


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