日本:2024年4月の「物価高」倒産は58件 円安で物価上昇が加速、4か月連続で前年同月を上回る
こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
表題の件で、東京商工リサーチが出しているレポートの要約です。
記事要約
2024年4月の「物価高」による倒産件数は58件で、前年同月比16.0%増。
負債総額は139億8,600万円で、前年同月比54.2%増。
円安の影響で外国為替が一時1ドル=160円を突破。
産業別では、建設業、製造業、運輸業が特に影響を受けており、それぞれの倒産件数は15件。
破産が最も多い形態で、全体の87.9%を占め、51件の破産が報告された。
資本金が1千万円未満の企業の倒産が多く、全体の53.4%を占める。
地区別では、中国、九州、東北地区で倒産件数が特に増加している。
日本銀行のマイナス金利解除や米FRBの政策金利据え置きにもかかわらず、円安は続いている。
その他:2024年1‐4月「美容室」倒産状況
2024年1-4月の美容室倒産は46件で、前年同期比48.3%増。
このペースで増加が続けば、年間で10年間で最多だった2019年の105件を超える見込み。
コロナ禍で顧客の来店が減少し、厳しい経営状況が続いていたが、資金繰り支援により倒産は低水準だった。
コロナ禍後の経済活動正常化により、美容室の倒産が急増している。
美容室の多くは資本金が少なく、「1百万円以上5百万円未満」の資本金を持つ個人企業が多い。
美容資材や人件費の価格高騰が続き、料金の値上げが顧客離れの要因となる恐れがある。
美容室業界では、SNSを活用した集客や口コミ対策が重要になっている。
以上となります。