HUIゴールドレシオとは？投資家としてどう活用する？
こんにちは！個人投資家のTAKA Chanです。
最近金価格がブレイクしています。
画像は5年足です。
そもそもの金は、金利とある程度の相関関係にありましたが、2022年からのロシア・ウクライナ戦争の影響もありましたし、反アメリカ体制の国などは、ドル円や、ユーロだけでなく金も購入していると予測されます。
買っているのは国や、中央の銀行などでしょう。
以下の画像は１０年債券利回りのチャートに、赤線の＄GLD（SPDR Gold Shares）を重ねた画像ですが、よく見ると理解できるでしょう。
近年は金利が高止まりでもそのまま上がっています。
赤線金は右肩上がり。
恐らくアジア諸国や反米国、中国などは特に今後も買っていくと予想してます。
そんな金投資に興味を持っている方にとって、金鉱山株は魅力的な投資対象の一つです。しかし、金鉱山株は金価格だけでなく、様々な要因の影響を受けやすいというリスクもあります。そこで、今回は金鉱山株の投資に役立つ指標「HUIゴールドレシオ」について解説します。
少し説明します。
それではどうぞ！
HUIゴールドレシオとは？
HUIゴールドレシオは、金鉱山株の代表的な指数であるNYSE Arca Gold BUGS Index（HUI指数）と、金の価格を比較した指標です。具体的には、HUI指数の値を金の価格で割って算出します。
HUIゴールドレシオの役割
HUIゴールドレシオは、以下の2つの役割を果たします。
金鉱山株の割高・割安評価: HUIゴールドレシオが過去の水準と比較して高いか低いかを見ることで、金鉱山株が割高なのか割安なのかを判断することができます。
金鉱山株と金の価格のパフォーマンス比較: HUIゴールドレシオの推移を見ることで、金鉱山株と金の価格のパフォーマンスを比較することができます。
HUIゴールドレシオの見方
HUIゴールドレシオは、以下の3つのポイントに注目して見ると良いでしょう。現在の指数は０.１１０です
1. 過去の水準との比較
HUIゴールドレシオが過去の水準と比較して高いか低いかを見ることで、金鉱山株が割高なのか割安なのかを判断することができます。
どのように
一般的に、HUIゴールドレシオが0.5以下になると、金鉱山株が割安であると考えられています。
一方、HUIゴールドレシオが1.0以上になると、金鉱山株が割高であると考えられています。
2. トレンド
HUIゴールドレシオのトレンドを見ることで、金鉱山株と金の価格のパフォーマンスを比較することができます。
HUIゴールドレシオが上昇している場合は、金鉱山株が金よりも高いパフォーマンスを示していることを意味します。
一方、HUIゴールドレシオが下降している場合は、金鉱山株が金よりも低いパフォーマンスを示していることを意味します。
3. 金の価格との乖離
HUIゴールドレシオと金の価格の乖離を見ることで、投資機会を見つけることができます。
例えば、HUIゴールドレシオが低いにもかかわらず金の価格が上昇している場合は、金鉱山株が買われすぎている可能性があります。
一方、HUIゴールドレシオが高いにもかかわらず金の価格が下降している場合は、金鉱山株が売られすぎている可能性があります。
投資家としての利用方法は？
HUIゴールドレシオは、投資家は以下の目的で利用することができます。
1. 金鉱山株の投資タイミングの判断
HUIゴールドレシオが過去の水準と比較して高いか低いかを見ることで、金鉱山株の投資タイミングを判断することができます。
HUIゴールドレシオが低いときは、金鉱山株の買い時である可能性があります。
一方、HUIゴールドレシオが高いときは、金鉱山株の売り時である可能性があります。
2. 金鉱山株と金のポートフォリオ構築
HUIゴールドレシオを利用することで、金鉱山株と金のバランスを調整したポートフォリオを構築することもできるでしょう。
検討しても良い時期かも知れません。
例えば、HUIゴールドレシオが低いときは、金鉱山株の比率を高め、金の比率を低めることができます。
一方、HUIゴールドレシオが高いときは、金鉱山株の比率を低め、金の比率を高めることができます。
最後に注意点を
HUIゴールドレシオはあくまでも指標の一つであり、他の指標と合わせて総合的に判断することが重要です。また、金鉱山株はリスクの高い投資対象であるため、投資前に十分な調査を行う必要があります。
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