Q1決算カンファレンスコール:Thermo Fisher Scientific ($TMO) Q1 2024Earnings Call Transcript
2024/04/24に行われました、$TMO(サーモフィッシャーサイエンティフィック)の決算報告とカンファレンスコールの要約です。
基本的に経営陣の発言のポイントだけに絞り込んであります。
冒頭部分と質問回答のパートに分けてあります。
出典元の文章は、モトリーフールです。
それではどうぞ!
◆決算内容とハイライト
良い決算でした。
売上高予想: $101.6億に対し、結果:$103.4億 でした OK
EPS 予想: $4.71に対し、結果: $5.11 でした OK
2024年通期ガイダンス
予想売上高:$421億~$433億に対し、$423億~$433億が提示 OK EPS予想:$20.95~$22.00に対し、$21.14~$22.02を提示 OK
ハイライト
売上高: 第1四半期の売上高は103億4000万ドル。
GAAP基準の1株当たり利益 (EPS): 前年同期比4%増の3.46ドル。
調整後のEPS: 前年同期比2%増の5.11ドル。
新製品の発売: 分析機器やハイスループット アレイなど、インパクトの大きい革新的な新製品を複数発売。
資本展開: 30億ドルの株式を買い戻し、配当を11%増加。
年間ガイダンスの引き上げ: 好調な経営成績を反映して、通年の収益と調整後のEPSガイダンスを引き上げ。
決算プレスリリースより引用
◆冒頭部分より
業績概要: 第一四半期の収益は103.4億ドル、調整後営業収入は22.8億ドル、調整後営業利益率は22%、調整後1株あたりの利益は5.11ドルで、前年同期比2%の増加。
市場環境: 第一四半期の市場状況は予想通りで、優れた実行により予想を上回る収益を達成。
主要市場の動向
製薬・バイオテクノロジー: 第一四半期は前四半期に比べて改善が見られるものの、低い一桁の減少。
学術・政府: 解析機器の強い出荷による高いベースの影響で低い一桁の減少。
産業・適用: 電子顕微鏡の分野での成長にもかかわらず低い一桁の減少。
診断・ヘルスケア: COVID-19テスト関連収益の減少により、高い一桁の減少。
製品イノベーション
分析機器: イオンクロマトグラフィーシステムやインライン計測ソリューション、携帯型ラマン分析器など、複数の新製品を発表。
ライフサイエンスソリューションズ: 高スループットマイクロアレイなどの新製品を発表。
パートナーシップと顧客関係:バイエルとの次世代シーケンシングベースの診断ツール開発協力など、顧客との信頼関係を深めるための多数のイニシアティブを展開。
持続可能な成長と社会的責任: 南アフリカ医学研究評議会との協力による分子生物学のトレーニングプログラムの設立や、人権キャンペーン財団の企業平等指数で完璧なスコアを獲得。
◆質問と回答部分
業界の将来性: 科学技術の進歩、強力なパイプライン、未解決の医療ニーズにより、明るい将来が期待される。
第一四半期の進捗: 市場状況は期待通りで、強力な実行により予想を上回る財務成績を達成。リスクの低減と年間見通しの上方修正が可能となった。
バイオテクファンディングと中国の刺激策: バイオテクファンディング環境の改善と中国の刺激プログラムが、年間を通じての業績向上を支える。
競争力の強化: 短期的な業績の差別化と市場シェアの獲得を強調し、長期的な競争力を強化。
経済活動の増加: 2024年を通じて経済活動の「わずかな増加」が予想される。
顧客との提案: 中国の刺激策に関連して顧客と提案を行っており、詳細の待機中であるが、活発な対話が行われている。
市場への信頼: 政府の経済刺激がビジネスコンフィデンスを高める間接的効果が期待される。
以上となります。