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第十七回:『投資成功の鍵はIQではない』—ウォーレン・バフェットの教えから学ぶ。投資で成功する人はどんな人?

こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。

投資の世界に足を踏み入れると、「成功するためには高い投資IQが必要ではないか」と考えがちです。

確かに中には勘が鋭く、商品の盲点をついた稼ぎ方や、FXのプロのように、相当なファンダメンタルを駆使し、自分なりのデータを使いこなし、秒で億を稼ぐ人も人類には少数派いるでしょう。

しかし、実際には投資で最も大切なのはIQではありません。
そもそも投資をしている人のほとんどは凡人のはずです。
天才ならば、そもそも投資などしなくても稼げるでしょう。

実際、ウォーレン・バフェット氏が1991年のノートルダム大学と1994年のネブラスカ大学リンカーン校での講演で強調しているように、成功するかどうかの90%は性格に依存します。

今回は、バフェット氏の考えを基に、投資初心者が知っておくべきポイントをお伝えします。

まずはこの2つの談話を確認ご確認ください。

投資で最も大切なのは、IQがどれだけあるかではありません。
IQの高さは得難い要素では無いのです。ある程度の規制が必要ですが、成功するかどうかの90%は性格でなります。

1991年ノートルダム大学での講演より

勘とか虫の知らせとかそういうものは全くありません。私はただ腰を落ちつけて、1つの会社の将来の展望はどうなのか理解しようとしているだけです。

ネブラスカ大学リンカーン校でのセミナー、1994年10月10日の談話

1. 投資におけるIQの役割

高いIQは情報を迅速に処理し、複雑な問題を解決する能力を示します。

しかし、投資においてはこれだけでは十分ではありません。

市場は常に秒単位で予測不可能で、非常に多くの要素や思惑が絡み合っています。
IQが高くても、感情に流されやすかったり、自己管理ができなかったりすると、投資で成功するのは難しいでしょう。

2. 成功するための性格特性

バフェット氏が強調するように、投資で成功するためには以下のような性格特性が重要です。

冷静さと忍耐力を養えるか

市場は常に変動しています。価格が下がってもパニックに陥らず、長期的な視点で投資を続ける忍耐力が必要です。

規律正しさは必須

投資計画を立て、それを守る規律が不可欠です。感情に左右されず、計画通りに行動することが成功への鍵となります。

自己反省と学習意欲を途切れさせない

失敗から学び、常に自己改善を図る姿勢が重要です。
自らの失敗トレードや過ちを認め、それを次に活かすことができる人は成長し続けます。

3. 勘や虫の知らせに頼らない

多くの人が「勘」「虫の知らせ」に頼って投資を行います。

しかしこれは相当リスクが高い方法です。その事に気がついていないだけです。

バフェット氏もこれに同意し、成功するためにはしっかりとした分析と理解が必要だと述べています。

企業の将来展望を理解する

投資先の企業がどのように成長し、競争力を維持していくのかを深く理解することが必要です。財務諸表の分析や市場動向の把握など、具体的なデータに基づいて判断しましょう。

分散投資の実践

一つの銘柄に依存せず、複数の企業や業界に分散して投資することでリスクを軽減します。これにより、特定の企業が不調でも全体への影響を最小限に抑えることができます。

4. 規制と自己管理の重要性

投資には一定のリスクが伴います。
適切な規制と自己管理、自己抑制を行うことで、効果的にコントロールすることはある程度可能でしょう。
結局ここも性格が出ます。

リスク管理

投資額を自分の許容範囲内に設定し、損失が出た場合でも冷静に対処できるようにします。

継続的な学習

市場は常に変化しています。最新の情報やトレンドを学び続けることで、柔軟に対応できるようになります。

まとめ

ここまでで言いたいことですが、投資で成功するためには、高いIQよりも性格や自己管理能力が重要です。
全員が同じ性格やトレードの仕方はしていないものの、相場を見る冷静さ、忍耐力、規律正しさ、自己反省と学習意欲は少しずつでも向上ができるのかなと思います。
投資は一見華やかに、稼いでる人は輝いて見えますが、かなりの忍耐を必要するのは間違いないと思います。

個人投資家は、企業の将来展望や決算をしっかり理解することが成功への道です。勘や虫の知らせに頼らず、計画的かつ分析的に投資を行うことで、長期的な成果を手に入れることができるでしょう。

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