($TSLA)テスラ、決算カンファレンスコール要約:TSLA Q1 2024 Earnings Call Transcript
2024/04/23に行われました、$TSLA(テスラ)
Q1決算報告とカンファレンスコールの要約です。
基本的に経営陣の発言のポイントだけに絞り込んであります。
冒頭部分と質問回答のパートに分けてあります。
出典元の文章は、モトリーフールです。
それではどうぞ!
◆決算内容
よくない決算でした。
予想EPS :$0.48に対し、結果$0.45 でした ダメ
予想売上高:20.78Bに対し、$21.30Bでした OK
投資家向けプレスリリース
https://digitalassets.tesla.com/tesla-contents/image/upload/IR/TSLA-Q1-
納車についての画像
◆冒頭部分、質問含め、経営側の発言ポイント
マーティン・ビエチャ(投資家関係副社長)
2024年第1四半期の決算電話会議を開催し、イーロン・マスク、ヴァイバーヴ・タネジャなどの幹部と共に参加。
決算概要とフォワードルッキングステートメント(将来の見通しに関する声明)について説明。
イーロン・マスク(最高経営責任者兼製品アーキテクト)
世界的なEV(電気自動車)の採用率が圧力を受けている中、他の自動車メーカーがEVの代わりにプラグインハイブリッド車への移行を図っているが、テスラはEVが市場を支配すると信じている。
新しいModel 3の生産高速化を進行中。
エネルギーストレージの展開が過去最高となり、エネルギービジネスの収益が記録的に増加。
新しい自動運転ソフトウェア「FSD Version 12」を推進し、北米で180万台以上の車両に展開。
AI(人工知能)のトレーニング能力を倍増し、H100コンピューター35,000台を稼働。
ヴァイバーヴ・タネジャ(最高財務責任者)
自動車ビジネスの収益は季節性と不確実なマクロ経済環境の影響で減少。
自動車の利益率は18.9%から18.5%へとわずかに減少。
エネルギービジネスの利益率は24.6%に達し、エネルギーストレージの展開は2023年に比べて75%増加する見込み。
運用費用はAIイニシアティブと将来のプロジェクトへの投資が原因で増加。
人員を10%削減し、年間10億ドル以上のコスト削減を見込む。
ラース・モラヴィ(車両エンジニアリング副社長)
4680バッテリーの生産が増加し、サイバートラックの生産に対応。
サイバートラックの生産は週に1,000台を達成し、コスト削減と品質向上に注力。
イーロン・マスク
テスラは、自動運転システム(FSD)のライセンスについて、主要な自動車メーカーと協議中であることを確認。
テスラは自動車会社というよりも、AIやロボティクス会社として見られるべきだと強調。
FSD技術の進展と今後の改善について詳しく述べ、これがテスラの評価にとって極めて重要であると説明。
自動運転車がその利用価値を劇的に増大させ、経済的価値を根本的に変える可能性について論じた。
テスラへの彼自身のコミットメントについて問われ、テスラが彼の時間と努力の大部分を占めていると回答。
ラース・モラヴィ
セミトラックのエンジニアリングの進捗を詳述し、既存のテスラフリートから得た知見を活用して、コスト効果的な大量生産を可能にする計画について説明。
ラスロップでの生産増強が計画通りに進んでおり、年末までにギガワットアワーの出力を倍増させる目標を持っていることを確認。
FSD機能が必須になる可能性に触れ、「ライセンスを取得するか、消滅するか」というシナリオを示唆。
ヴァイバーヴ・タネジャ
市場動向とテスラの価格戦略に応じた財務戦略と運用効率について語った。
コスト削減策の重要性と、競争力のある価格を維持しながら利益を確保するためのその影響について述べた。
テスラの製造プロセスの継続的な改善と、これらの改善が将来のモデルに移行可能であることを強調。
アショーク・エルスワミ
Autopilotソフトウェアの進歩と、テスラのフリートを利用して運転以外のデータ処理タスクに分散コンピューティングを活用する役割について議論。
所感
売上高が減少した理由は平均販売単価が下落し納車台数が減少。
ベルリン・ギガファクトリーを一時休止したことも大きく影響していると言える。
イーロンはEVが世界市場を奪うと信じており、テスラは自動車会社というよりも、AIやロボティクス会社として見られるべきだと強調したことを投資家がどのように受け止めるかです。
以上となります。