サムサラ(NYSE: IOT)を知ろう
こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
先週末から体調を崩し例の流行病ではないのですが、風邪だと思います。
熱が39℃近いと流石に何も手につきませんね。
今は熱も下がり、多少喉痛くらいで問題ありません。
余談はさておき、今回は、2024/03/07に決算があるサムサラ(NYSE: IOT)についてです。
サムサラは、※AIoTソリューションで世界を牽引する企業です。
2015年設立と比較的新しい会社ですが、その革新的な技術とサービスで急成長を遂げており、現在では世界中に数百万台のセンサーを展開しています。
因みに、サムサラは過去IPO後から決算を一度もしくじっていません。
前回決算、2023/12/01は以下でした。
売上高
予測:$225.73Mに対し、$237.53M でした。
EPS
予測:$0.01 に対し、$0.04 でした
ガイダンスQ4
EPS: $0.02に対し、 $0.02~$0.03 でした。
売上高:$250Mに対し、 $257~$259M でした。
決算予測はできませんが、私も保有している銘柄ですので復習だけです。
もっと詳しく解説しているものもありますが、単なる自己満足だけです。
よければご覧ください。いつもありがとうございます。
サムサラの事業内容は?
サムサラの事業は、大きく3つの柱で構成されています。
ハードウェア: 各種センサー、ゲートウェイ、カメラなどを提供
ソフトウェア: データ収集・分析・可視化プラットフォームを提供
サービス: データに基づいたコンサルティングや運用支援を提供
これらの要素を組み合わせ、サムサラはリアルタイムデータの収集から分析、可視化まで一貫したソリューションを提供し、顧客のビジネス変革を支援します。
ソリューション分野での活躍
サムサラのソリューションは、製造業、物流業、小売業、エネルギー業、建設業など、幅広い業界で活用されています。
具体的な事例は?
製造業:生産ラインの稼働状況をリアルタイムで可視化し、設備の効率化を実現
物流業:車両の位置情報や荷物の状態をリアルタイムで追跡し、配送の最適化を実現
小売業:店舗内の客の動きや購買行動を分析し、顧客体験の向上を実現
競合はあるのか?
サムサラの競合としては、以下のような企業が挙げられます。
Siemens: ドイツの老舗工業メーカー。デジタルソリューション事業に注力しており、AIoTソリューションも提供
GE: アメリカの多国籍コングロマリット。デジタル産業に注力しており、AIoTソリューションも提供
Honeywell: アメリカの技術・製造会社。自動化ソリューションや制御システムなどを提供しており、AIoTソリューションも提供
将来性はどうなのか?
AIoT市場は今後も急速に成長していくと予想されており、サムサラはこの成長市場の主要プレイヤーとして、さらなる飛躍が期待されています。
◆サムサラの強み
革新的な技術力
豊富なデータと経験がある
グローバルな展開をしています
拠点を詳しく
サムサラは、北米、欧州、アジア太平洋を中心に世界展開。
北米: 本社(米国カリフォルニア州サンフランシスコ)、オフィス(米国各地)
欧州: 本社(英国ロンドン)、オフィス(英国、ドイツ、フランス、オランダなど)
アジア太平洋: 本社(シンガポール)、オフィス(日本、中国、韓国、オーストラリアなど)
現在主に注力している市場
北米: 最大市場であり、多くの顧客を抱えている
欧州: 製造業や物流業を中心に、AIoTソリューションの需要が高まっている
アジア太平洋: 経済成長とデジタル化の進展により、今後大きな成長が見込まれる
日本市場では?
2018年に日本法人を設立
製造業、物流業、小売業を中心に顧客を獲得
◆サムサラの弱み
この分野の競争はますます激化している
技術革新の進化速度がかなり速い
規制やセキュリティが壁になるケースが多い
弱みの分析、規制とセキュリティについては?
サムサラは、AIoTソリューションで世界を牽引する革新企業ですが、以下の2つの分野において弱みを常に抱えています。
1. 規制
サムサラのソリューションは、個人情報や機密情報を含むデータを収集・分析するため、様々な規制の対象となります。以下はその代表格です。
プライバシー規制: GDPR(EU一般データ保護規則)やCCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)など
セキュリティ規制: サイバーセキュリティ法や情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)など
これらの規制を遵守するためには、サムサラは多大なコストと労力を必要とするとのことです。
2. セキュリティ面の弱み
サムサラのソリューションは、インターネットに接続されたデバイスを多数利用するため、サイバー攻撃の標的になりやすいというリスクがあります。
データ漏洩: ハッカーによるデータの盗難や不正アクセス
システム停止: ランサムウェアによるシステムの停止やデータの暗号化
これらのリスクを防ぐためには、サムサラは高度なセキュリティ対策を講じ続ける必要があります。
具体的な対策例は?
データの暗号化
アクセス制御
脆弱性対策
セキュリティ監視
ただし、これらの対策には、多大なコストが必要なようです。
その他にも課題はたくさんあるようで。
サムサラは、これらの規制とセキュリティの課題を克服するために、以下の取り組みを行っています。
規制遵守チームの設置: 規制遵守に関する専門知識を持つチームを設置し、規制遵守体制を強化
セキュリティ対策の強化: セキュリティ対策専門企業と協力し、最新のセキュリティ対策を導入
これらの取り組みは、サムサラの競争力強化に不可欠です。
サムサラの顧客について
サムサラは、北米、欧州、アジア太平洋を中心に世界展開しており、幅広い業界の顧客を抱えています。
顧客数(この辺は少し古いデータなので誤差があると思います)
2023年12月時点で、1.3万社の顧客がある
そのうち、年間ARR(アニュアル・リカーリング・レベニュー)10万ドル以上の顧客は715社
客層、業界や業種は?
運輸・物流業: 36%
建設業: 19%
製造業: 14%
その他: 31%
具体的な顧客は?
運輸・物流業: UPS、FedEx、DHL、J.B. Hunt Transport Services
建設業: Bechtel、AECOM、Skanska、Turner Construction
製造業: Siemens、GE、Honeywell、Toyota
その他: Walmart、Target、Amazon、Starbucks
顧客も獲得戦略はどのように?
直販: 営業チームによる直接販売
パートナー: チャネルパートナーやシステムインテグレーターとの連携
今後に向けての顧客獲得戦略はあるのか?
中堅・中小企業への展開: 従来の大企業顧客に加え、中堅・中小企業への展開を強化している様子
新興市場への展開: アジア太平洋や中東などの新興市場への展開を強化
最後に
これらの課題を克服し、競争優位性を維持することができれば、サムサラはAIoT市場のリーダーとして確固たる地位を築けるでしょうか見ものです。
次の決算はどうなるのかはわかりません。
私は競合他社に比べると良いと考えていますが…待ちましょう!