【投資家の心理を読み解く】Fear & Greed Indexはいくつかの要素で成り立っている。
こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
投資の世界では、市場の値動きだけでなく、投資家の心理状態も重要な要素です。今回は、投資家の心理を数値化する指標「Fear & Greed Index(恐怖と貪欲指数)」について解説します。
以前にも同じような記事を出したかもしれませんが、2024/06/20現在では、指数や、一部の株が強い時期なので少しおさらいでございます。
それではどうぞ!
Fear & Greed Indexとは?
Fear & Greed Indexは、市場が「恐怖(Fear)」に支配されているか、「貪欲(Greed)」に支配されているかを示す指標です。
一般的に、恐怖が優勢な時は売りが先行し、貪欲が優勢な時は買いが先行する傾向にあります。
この指数は、株式市場や仮想通貨市場など、さまざまな市場で利用されています。それぞれの市場で、異なる要素を元に算出されます。
株式市場のFear & Greed Indexを決める7大要素
CNN Moneyが算出する株式市場のFear & Greed Indexは、以下の7つの要素を元にしています。
ページをスクロールしていくと、
例えば、 市場の勢いは貧欲、 市場のボラティリティーは、中性のように状態が出ています。(今回は日本語訳)
市場の勢い: S&P 500指数の値動き
株価の強さ: NYSEでの上昇銘柄数と下落銘柄数の比較
株価の幅: NYSEでの52週高値更新銘柄数と52週安値更新銘柄数の比較
プット/コールオプション: CBOEでのプットオプションとコールオプションの建玉比率
ジャンク債需要: リスクの高い社債と安全な国債の利回り格差
市場のボラティリティ: CBOEボラティリティ指数 (VIX)
安全資産需要: 金などの安全資産への資金流入
これで最初のバロメーターの針が決まるわけです。
仮想通貨市場のFear & Greed Index
Alternative.meが提供する仮想通貨市場のFear & Greed Indexもあります。
以下の要素を元にしています。
参考までに。
ボラティリティ: ビットコイン価格の変動
市場の勢い/出来高: ビットコインの取引量と市場全体の値動き
ソーシャルメディア: Twitterなどでのビットコイン言及数や感情分析
アンケート: 投資家心理に関するアンケート調査結果 (現在は停止中)
ドミナンス: ビットコインの時価総額の割合
トレンド: Googleトレンドでのビットコイン検索ボリューム
Fear & Greed Indexの活用方法
Fear & Greed Indexは、市場心理を把握するための1つのツールとして活用できます。
恐怖が極端な時: 市場が底値に近づいている可能性があり、買い時を探る良い機会かもしれません。
貪欲が極端な時: 市場が過熱している可能性があり、売り時を探る良い機会かもしれません。
まとめ
Fear & Greed Indexは、投資家の心理状態を把握し、市場の過熱感や冷え込み具合を判断するのに役立つ指標です。
しかし、あくまで1つの指標であることを忘れてはなりません。
そして基本的に織り込み済みの遅行指標です。
Fear & Greed Indexを多少スパイス的に活用しつつ、さまざまな情報を収集し、冷静な判断を心がけましょう。