日本ニュース:キオクシアHD 借入金の返済期限延長で銀行団と合意
こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
本日2024年6月17日、キオクシアホールディングスが2024年6月に返済期限を迎える5000億円規模の借入金について、銀行団との間で返済期限の延長で合意したと発表されました。
このニュースは、赤字続きの事業の立て直しや、海外メーカーとの競争激化に直面するキオクシアHDにとって、まさに起死回生の一手となるのでしょうか?
キオクシアホールディングス株式会社のここまでの沿革
設立の経緯
1987年:東芝においてNAND型フラッシュメモリが発明される。
1992年:四日市工場設立(当初はDRAMを製造)。
2017年4月1日:東芝のメモリ事業を会社分割により承継し、東芝メモリ株式会社が発足。
2018年6月1日:米Bain Capitalを中心とした企業コンソーシアム「Pangea」に株式譲渡。
2019年3月1日:東芝メモリ株式会社から株式移転により、東芝メモリホールディングス株式会社が発足。
2019年10月1日:東芝メモリ株式会社はキオクシア株式会社に、東芝メモリホールディングス株式会社はキオクシアホールディングス株式会社に商号変更。
キオクシアホールディングス株式会社 発足後
2021年4月:東京証券取引所プライム市場に上場する予定だったが、米中関係の悪化による事業環境の不透明感から延期。
2023年5月:Western Digitalとの経営統合の可能性が報道されるも、交渉は決裂。
今回の合意背景と今後の展望
今回の合意は、キオクシアHDが抱える課題を解決するための重要な一歩です。
資金繰りの安定化: 返済期限の延長により、当面の資金繰りの目途が立ち、経営の安定化が期待されます。
設備投資の促進: 安定した資金を元に、市場動向に合わせた設備投資を機動的に進めることが可能になります。これにより、海外メーカーとの競争で遅れを取り戻すことも期待されます。
銀行団の支援: 今回の合意は、銀行団がキオクシアHDの経営再建を支援する姿勢を示したものであり、今後の事業展開に対する信頼感も高まります。
今後のキオクシアHDに注目
今回の合意により、キオクシアHDは経営再建に向けて大きく前進しました。しかし、今後も赤字解消や競争力強化など、多くの課題が残されています。
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