投資初心者でもFIREを達成!アベノミクスとコロナ禍のタイミングも有利に働いた
こんにちは!個人投資家のTAKA Chanです。
今日は、私の投資経験について少しお話しさせてください。
幼少期からゲームやトランプなどの駆け引きが得意ではありませんでした。特にお小遣いをかけるようなお金が絡むことが苦手でした。
麻雀も適当にしか理解できず、わかるのは将棋くらいです。
面白さが理解できないのでのめり込めず、飽きてしまうのです。
一人っ子として育った私は、兄弟の喧嘩やお金に対する関心も特になく、
ごく普通のサラリーマン家庭の一人息子として適当にバブル期の中で育ち、スポーツや料理、そしてその時々に夢中になれることを追い求めてきました。
そんな私は18歳の時、ホテル業界に強い興味を持ち始めバイトもホテルで初め、2000年にホテル入社しました。
ご存知の方も多いと思いますが、当時は就職氷河期の真っ只中で、特に私の就職活動していた、1999年はほとんどの採用が凍結されていた時代です。私たちの世代は幼少期はバブルで、大人になるにつれ辛い人生の方も多いと思います。
有名ホテルでも全国募集でサービススタッフや調理スタッフも僅かに採用している程度で、私の同期では専門学校でクラス30人中3~4人しかホテルでの正社員として就職できませんでした。今では考えられないと思います。
多くの人がアルバイトからスタートし、その後の様子を見ていましたが、私は踏ん張り続けた結果、運良く正社員としてとあるホテルに採用されました。嬉しかったです。
22年間、ホテル業界で汗を流し、色々と追求してきました。
その中で業界の裏側や良い面、理不尽なことにも直面し、時には体調を崩すこともありましたが、貴重な青春時代を過ごすことができました。
仕事内容は、多岐に当たりましたが、残念ながら公表がしにくい仕事のため、墓場まで持っていくしかなさそうです(笑)
しかし、30代で結婚を機に将来への不安が芽生え始めました。「将来、お金で苦しむかもしれない…」と初めてそう感じました。
計算が合わず、危機感を持ち始めたのです。
時は流れ、40代になった私は、なんと運良くもFIRE(Financial Independence, Retire Early)をしています。
これはひとえに、妻の理解と支え、投資の航路をしっかり守り抜く決意、そしてアベノミクスやコロナ禍といった経済のタイミングをうまく活かせたおかげです。
投資への苦手意識とその克服
先にもお話ししましたが、私は幼少期から賭け事や投資に対する興味がありませんでした。そのため、自然とリスクの高い買い物や行動を避ける傾向がありました。
博打にも一切興味がなかったため、大損をした経験もありません。
これは、私にとって投資を行う上で有利な能力だと考えています。
しかし、投資の世界に足を踏み入れるのは最初は億劫でした。
それでも「時間の自由を手に入れたい」という強い思いが私を動かしました。仕事の最後の3年間はやり切る覚悟で取り組んでいたため、未練がなく、それが良い方向に働きました。
私が出した結論は、専門知識がなくても少額から始められる投資を選ぶことでした。他にも転職や起業など色々と考えましたが、その時にできる最善の選択が投資活動だと感じました。本当はお金が儲かれば何でも良かったのです。
アベノミクスなどのラッキーなタイミング
私が本格的に投資を始めたのは、アベノミクスが導入される数年前でした。その後、安倍政権による金融緩和政策や成長戦略が株式市場にプラスの影響を与え、多くの投資家にとって有利な環境が整いました。このタイミングで投資を始められたことは、私にとって大きな幸運でした。
その頃は主に日本株に投資していました。
今振り返ると、米国株をもっと早くから始めていればと後悔していますが、それでも当時の選択は良かったと感じています。
さらに、2020年のコロナ禍前に仕事を辞めましたが、市場は一時的に大きく下落しました。しかし、長期的な視点で見ればこれは買い増しのチャンスとなりました。
このようなタイミングを活かせたことや、YouTubeチャンネル「じっちゃま」に出会えたことも、私の投資成功に大いに貢献しました。
※細かい投資行動については割愛させていただきます。
なぜなら、私と同じ資産や人生を歩む人は一人もいないと考えているからです。過去の経験が他の投資家の参考にならないと感じています。
コアサテライト戦略との出会い
母の死後、少額ですが相続を受け取り、それがプラスに働きました。
さらに数年後、資産が大きくなった時点で日本株を全て手放し、「コアサテライト戦略」にシフトしました。
この戦略は、安定したコア部分と成長を狙うサテライト部分を組み合わせることで、リスクを分散しながら資産を増やす方法です。
具体的には、コア部分には低コストのインデックスファンドやETFを、サテライト部分には個別株や新興市場の投資信託を組み合わせています。
実践と継続の重要性
コアサテライト戦略を実践するにあたり、私は以下のポイントに注力しました。
分散投資: 資産を一つの投資先に集中させず、複数の投資先に分散させることでリスクを抑えました。
定期的なリバランス: 市場の変動に応じて定期的にポートフォリオを見直し、バランスを保つよう心掛けました。
長期視点: 短期的な利益にとらわれず、長期的な成長を目指しました。
ニュースの見方を変える: ニュースの情報を180度見直し、投資判断に活かしました。
これらのポイントを守り、毎年少しずつではありますが資産を増やしています。大きな利益を狙うのではなく、着実に積み上げることで、不安定な市場環境にも対応できる安定した資産基盤を築くことができました。
FIRE達成の喜びと今後の目標
現在、私はFIRE(Financial Independence, Retire Early)を達成し、時間の自由を手に入れました。
巷では私よりも多くの資産を築いている方もいらっしゃいますが、私はそれに羨ましさを感じることはありません。私にとってこれで十分なのです。
FIREを達成できたのは、一夜にして成し遂げられたものではなく、地道で継続的な投資の積み重ね、そしてアベノミクスやコロナ禍というラッキーなタイミングの恩恵によるものです。
特段派手に大きな利益を得たわけではありませんが、個人的には不自由のない生活を送れる現状を誇りに思っています。
投資の世界は日々の勉強や定点観測が非常に重要です。時間がものを言います。これからもコアサテライト戦略を維持しつつ、新たな投資先や機会を模索していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。皆さんの投資が実り多いものとなりますように!