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【歌詞】JRタワー
今回はご当地歌謡曲に挑戦してみました。
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千歳から急行で札幌へ
北を目指す旅路
あなたと昇ったJRタワー
今は私1人
38はあなたの歳と同じ
Tはイニシャルと同じ
エレベーターに描かれた地図に
重なる思い出のパリ
まるで私の方が
未練を追っているような
心を傷つけられたのは
私の方なのに
38階 広がるパノラマ
静かに佇む街並み
冬の空気は遠くの海まで
遥かに透き通って
一回りしたら帰るわ
北の都の喧騒へ
斜めに交わる新川
嗚呼 まるで ずれた私達
外の人々は厚いコート着て
凍える風をやり過ごす
不思議ね 私は暖かなビルで
アイスコーヒー飲んでる
あの時のように
展望エリアを半周
蒲公英(たんぽぽ)のコンパス
私の旅路を占ってよ
気がつけば外は夜
ライトアップしてゆく北の街
肩を寄せ合って歩いたメイン通りが
真っ直ぐに伸びていて
夜景の彼方 大通
テレビ塔を探してみたけど
涙のせいか
創世スクエアのせいか
嗚呼 見えない
あの景色が…
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本日の構想:
JR札幌駅の駅ビル「JRタワー」の38階展望室について、ご当地ソングを作ってみようという試み。
ご当地ソングといえば水森かおりの傷心旅行、という安易なイメージで傷心旅行にしました。
傷心旅行は実体験ではありませんが、最近昇ってきたのは本当です。作詞のための取材ではないんだけど…(笑)。
歌詞を解説します。
・38階展望室の名前が「タワー・スリーエイト(T38)」
・札幌の地図と世界の各地(パリ、京都など)の地図を重ねた絵が、エレベーター内に描かれています。
・札幌市中心部の碁盤の目のような区画、実はそんなに広くありません。展望室の北側の視界は石狩新港まで見渡せるほど広がっているので、その手前で新川がこちらからみて斜めに走っているのが確認できます。
・半周して南側に行くと喫茶コーナーがあります。お酒も飲めます。
・季節外れのたんぽぽは、天井のアート作品「ダンディライオンコンパス」
そして、オチについて。
カバー写真は本物のJRタワーの展望台から撮ったものです。
テ レ ビ 塔 が 見 え な い 。
南側のあらゆる角度から頑張ったのですが、さっぽろ創世スクエアの高層階にがっちりガードされてしまっていました。
ご当地ソングはまたやってみたいです。
ただ、1曲に仕立てるためのネタをちゃんと集めなければならないですね。
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★メロディは自由につけてください。
ここに書いてない部分の歌詞の補作は構いません。(ご依頼があれば書きます。)Ahーの追加や合いの手追加のようなものもOKです。
★許可なく改変したり、私が書いた部分をご自分の名義にしてしまうのは駄目です。
改変はご一報くださればOKです。
★曲をつけられて公開された場合、お知らせいただけたらありがたいです!