【歌詞】線香花火のように
オリジナル歌詞【線香花火】
「今この瞬間が貴重なもの」だと
僕だってわかっているよ
その瞬間にのみ命をかける
生き方はわからないけど
短く太くの生き方は
愉快かもしれないけど
お前の燃え尽きた骨は
怒りと後悔を撒き散らす
空には火花舞散って
また込められる花火の弾
職人の手で美しく
ブチ上げられても刹那
キレイに命終わらせるには
現代(いま)は大事にされ過ぎる
だから僕はほどほどに
線香花火のように地味に生きる
命が散っていく未来
輝きはうたかたに消えるとも
職人のワザを語り継ぐこと
それも観る者の務めではないか
キレイな最期は期待ができぬ
現代は無理にでも生かされていく
ならば僕は自分を少しでも
線香花火のように慎重に生きる
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今回の構想
「いつまでも あると思うな 親と推し」
元ネタは「親と金」ですが、誰かが金を推しに言い換えた表現です。
推し、好きな表現者のことですが、例えば芸能人ならいつか引退するだろう。アニメのキャラなら作品が打ち切られて忘れ去られるかもしれない。確かにこの今推せる瞬間を大事にしよう、ということはよくわかります。
そのうえで書くんですけど、推しと自分の優先順位が、普通は「推し>自分」として(笑)、「推し>>>>…???」となっちゃう人の場合はこの標語に則ってはいけないんじゃないかと思います。
あと、これは別件の要素なんですけど、今の日本社会は「短く太く燃え尽きる」のは良しとしないわけですね。どんな姿になっても生き長らえさせるのが優先になる。あるタイプの人にとっては絶望かもしれません。
しかし、ではその人がパーンと死んでしまったとして、遺された側は生かされるのが普通の世界にいますから、「どうして…」という思いが悔い、もしくは怒りとして残り続けてしまう。これはこれで残酷であることは覚えていてください。という、私の思いも入っています。
線香花火って、実は玉が落ちなければ長生きですよね。
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