札幌市内限定・サイコロの旅ができるまで(2)
前回はスタートとゴール、行動範囲、予算などルールの最低ラインを決めていきました。
次に、具体的にサイコロ表を作っていきます。
旅の見せ方
今自分がどこにいて、どんな表を振っているのか、というのはTwitterで実況をしました。
1.サイコロを振る前に駅名一覧を公開
2.サイコロを振る(到着10分以内)
3.結果に沿って次の列車に乗る
サイコロキャラメルの箱で振るには厳しい場所が多いと見込まれるため、基本はGoogleのサイコロ機能を使いました。
はかた号ポジション
表を作っていく過程で気がついたのですが、所詮札幌市内のJR・地下鉄・市電の範囲では距離感がヤバい駅はありません。
JRは列車の待ち時間が長い時はありそうですが、それでも1時間以上足止めにはなりません。また、乗車時間が一番長いと思われるあいの里公園駅〜白石駅(何故白石駅なのかは後述)でも1時間はかかりません。
けれどやはり、サイコロの旅にははかた号ポジションが欲しいではないですか。
そこで考えたのは、定山渓のバスルート。
…ですが、調べてみるとバスの本数はあるものの、真駒内駅から片道1時間、往復すると待ち時間込で2時間半かけて真駒内に戻ることになると分かりました。しかも、一番映えるであろう札幌駅からのシャトルバスが、予約制バスなのでこのゲームに使えないことも発覚。
9:00〜18:00という時間の幅を考えても、結構なロスを喰うこのルート。そして何より怖いのは、遅い時間で定山渓温泉に行く人、地元民以外は一般に泊まる人なわけですよ。帰りが不安でした。(実際は帰れるんですけれども)
ということで、定山渓を含むサイコロ表は、バスの午前最後の便11:50に合わせ、真駒内駅へ11:30までに到着した場合に限り振ることにしました。
けれど、これでは午前の真駒内駅以外の動きがパッとしないんですよね。
どうしようと思った次の瞬間、解決策は見つかりました。
もいわ山ロープウェイ
ここにも駅あるじゃん!
ロープウェイならば、たとえ頂上で時間切れになっても帰れないことはありません。夜景を観にくるお客さんがいますからね。
それでいて適度に「遠くに飛ばされた」感が生まれます。
ロープウェイ駅へは市電の停留所からの乗り換えとなることを鑑み、市電の停留所の表には必ず「6:ロープウェイ山頂駅」を入れるようにしました。
ちなみに札幌市民は割引が効き、山頂まで往復1,100円。
かつ、私さ現在の藻岩山展望台にリニューアルされてから一度も行ったことがなかったので、1回くらいなら引き当てたいくらいでした。
なので1度目までは余裕なんですよ。
2度目、3度目の恐怖との戦いはあるんですけどね…。
サイコロ表の作り方
今回、ある一定の駅に関しては前もって表を作りました。
例えば、最初に挙げた宮の沢駅がそうですね。スタート地点ですから。
一方で、特徴がない駅もゴロゴロしているわけでして(笑)
その分まで作っていられないので「汎用表」を作成するとともに、これら地味駅に飛んだりするにはどうするかも考えました。
結果、表の中に変更可能な枠を1つ作り、更に「その他の駅表」を作って、ランダムに当てはめることにしました。
このような駅の選択もGoogleのダイスで決めました。
細かい話をすると、地下鉄と市電に乗り換え駅があるので、以下の変更は加えています。
・中央区では地下鉄でも「5」を市電停留所にする
・「主だった駅」に入れた駅・停留所以外では、「1」を乗り換え駅に変更
【主だった駅】
1.各路線の乗り換え駅
・札幌駅/さっぽろ駅(JR・地下鉄)
・新札幌駅/新さっぽろ駅(JR・地下鉄)
・すすきの駅/豊水すすきの駅/すすきの停留所(市電と地下鉄)
※すすきの駅・豊水すすきの駅では、「散歩」として反対の駅に徒歩移動という項目を作成、それ以外は同じ表を使うようになっていました。
2.大通駅が目の前であまりに惜しいので、1~3をゴールにする
・西4丁目停留所・狸小路停留所(表は同一)
・バスセンター前駅
3.端っこ駅(上記以外)
・地下鉄端(宮の沢/真駒内/麻生/福住/栄町)
・JR端(ほしみ駅/あいの里公園/森林公園/上野幌駅)
・ロープウェイ山頂駅
・定山渓温泉
4.JRの路線分岐駅
・桑園駅(函館本線・札沼線)
・白石駅(函館本線・千歳線)
※最初は「ほしみ駅から上野幌駅」のような選択肢を考えていましたが、これよりも「どっちの路線に行くのかわからない駅」の方が面白い、ということで、札幌駅を挟んで向こう側の分岐駅が表に入るようにしました。例:「ほしみ駅からJR白石駅」「上野幌駅から桑園駅」
5.聖地:南平岸駅
また、
「移動ばかりではつまらない」し、「昼にはご飯も食べたい、休みがあったらとりたい。」
という欲求もあるわけです。
(トイレ休憩は自由にとれるようにしました。さすがに。)
そこで、以下のルールを追加しました。
・一部の駅では「1」に「○○で一服」などを入れ、それを引いた時だけは近隣で遊んで良いことにする(駅の選定は私の独断と偏見で決めた)
・「5」のランダム枠を、ランチタイムに「近隣でランチ」、他に2回「近隣でお茶」に変更可能とした(次の列車までに駅売店で適当に何か買う分にはOKとした)
駅へのコメント
せっかくサイコロの旅をするなら、行先に「キングオブ深夜バス」のような名前は付けたいですよね。
ということで、駅にいろいろとコメントを付けていました。
(実際に回っている間には書く時間がないため、ブログに掲載する際にお披露目しました。今回の旅で出せなかった分も次回にお見せします。)
が、途中で行き詰りました。
知らない駅が多すぎる。
そこで使ったのは、AIチャットでした。
BingのAIチャットに駅の説明文を出してもらって、そこから使えそうなネタを採用しました。
Bing AIチャットは、精度の高いものと精度が低いけど独創性が強めの間で選ぶことができます。せっかくなので独創性高めので遊んでいました。
次回、この駅の表について紹介をしようと思います。最後に旅の裏話で終わらせるつもりが、表の紹介文がちょっと長くなってしまったので…。