Windowsのrekordbox 音量バグの対処法を考えるメモ
2023年に話題になったwindows11でrekordboxを使用すると一部楽曲で音量がバグる現象をご存じだろうか
Yutayuki氏がnoteに記事を掲載してくれたおかげで、
多くのWin11&rekordbox使いが問題を認識し始めたように見えた。
バラード曲でこの現象に遭遇したときは、冷や汗が止まらなかった。
◆個人で確認した対処法
前提条件
・iTunesで購入した楽曲である
・Windows11である
・rekordboxである
対処法1.Win11のバージョン22H2以降にアップデートしない(ダウングレードする)
普段ネットに接続しないし、DJ用にしか使わないという人以外には、正直、エンジニアの自分からしたらセキュリティの観点からおすすめできない。
※現在、マイクロソフト公式から22H2以前のバージョンのOSがダウンロードできなくなっていることを確認しました。
対処法2.楽曲を再変換する
こちらはitunesで購入したAAC(m4a)形式の楽曲ファイルを再度、m4a形式に再変換するのだが、これも手間がかかる。
外部ツールを使って変換となるとより手間がかかるので、
どうせ変換するなら、itunesの機能を利用した変換を使うことをおすすめする。
※itunesの変換ではコメントやアルバムアートなどが消失しない利点
対処法3.rekordboxでロードした後に早送りする(暫定対処)
Windows11のダウングレードも、曲の変換もしたくないよ。
という人は現状これしかない。
そもそもこの音量バグの条件は、
・ホットキューなどで一気にジャンプしたら発生する
・ロードした楽曲を最初から最後まで再生しても発生しない
ラスサビ飛ばしなどキューを多用するDJには非常に苦しいかもしれないが、
結論としてホットキュー、メモリーキューなどを使用しない、曲の途中に飛ばないことでこの現象を回避することができる。
ただ、見ての通り、購入楽曲の音量が小さく読み込まれ、変換した楽曲の音量が大きいことにより、音量差が発生するので、
現場では曲の音量バランスの調節が必須になってしまうのが痛い。
個人的には、現場で当日に使用する曲だけ、直前にitunesで変換する「対処法2」になってしまうかなと思う。
番外編
ちなみにserato DJ Liteで発生するのか調べてみた。
itunesの購入楽曲で、音量が跳ね上がる現象は発生しなかった。
音量は全体的に小さいが…。
seratoでは、読み込みの処理方法が違うのかもしれない