Youtube Data APIのQuota上限申請が完了したときのメモ

YoutubeDataAPIをGASで取得する際に、
Quotaの使用量(割当量)が未申請だと10000まで使える。

Quotaが10000ということは、
1件の動画の情報を取得するのに1Quota使用するので、
一日10000件の動画情報を取得することができる。

しかし、YoutubeDataAPIを最近使用していると、1チャンネルの動画情報を取得するとき、多いと2000~4000件の動画情報を取得する必要があるので、5チャンネル分程度で一日の上限に達してしまうので非常に使い勝手が悪い。

そこでYoutubeDataAPIの使用量の増加申請してみることにした。

結果的に申請から完了するまでに2週間程度の日数がかかった。

今回、参考にしたブログはこちら


今回の目的


・YoutubeDataAPIの割当を不自由なく使いたい(今回は500000を申請する)
・使用するメソッドは基本的に「list」のチャンネル、プレイリスト、動画情報の取得だけ。
・あくまで個人利用
・YoutubeDataAPIに組み込んでいるのはアプリではなく、スプレッドシートとGASの組み合わせ


申請の記載項目

今回の目的に応じた申請時の各項目について、順に記載していく

上の「目的コンプライアンス監査を完了したいまたは追加のAPI割当をリクエストしたい」にチェック


こちらは個人利用なので、上から
本名、個人利用、空欄、なし、個人が使用しているGoogleのアドレス


あくまで個人利用のため以下のように記載した。
「個人的な趣味としての使用のために、Youtube上の動画情報をチャンネル及び、プレイリストから取得するために利用。あくまで個人利用である。」


こちらも組織の連絡先メールアドレスと同じアドレスを記載。


こちらは特に持っていないのでなしとした。


初めての申請なので、いいえにチェック

初めての監査なのでいいえにチェック


ここはスプレッドシートとGASで組み合わせて使用するため、
「スプレッドシート、Google Apps Script」と記載。


ここは自分が現在使用してるアカウントプロジェクト番号を記載する。
後にここの記載に不備があり担当者とメールでやり取りすることに。


ここはスプレッドシートに自分のアカウントでログインするため、その手順を記載。


ここでは、動画情報を取得するためのユースケースなので、
「調査」にチェック


本来ここで、使用画面の機能のスクリーンショットや、機能説明の動画、仕様書を添付しなければいけないはずなのだが、申請時によく理解していなかったため、
GASに記載しているスクリプトコードをtxt形式のメモ帳を添付した。
後にGoogleの担当者とメールでやりとりすることに。


1番目
利用規約をよく読もう。適当に流し見して申し込みしたら、
後にGoogle担当者から指摘されてスプレッドシートの機能を修正することに。

2番目
こちらは個人使用でスプレッドシートにログインするだけなので、
同意にチェック

3番目
Googleの指示に従いますということに同意するでチェック

Googleの担当者とのメールでのやり取り

ここからはすべて担当者とメールでのやりとりになる。
やり取りはすべて英語である。
私は英語が全くわからないので、Google翻訳を駆使して、翻訳された内容をコピペして担当者に連絡した。

1日目

申請後にすぐに、これから審査に入る連絡が入る。

3日目

早速、レビューで指摘される。
どうやら、
・ユースケースを説明するための添付物をちゃんとしたものを送れ
・あなたのスプレッドシートにアクセスするためのアクセス権を付与しろ
の2点である。

1つめは、GASのコードだけでは足りなかったかと思い、
スプレッドシートのスクリーンショットを何枚か送りつけた。
2つ目は、スプレッドシートにGoogle担当者のアクセス権を付与した。

4日目


すぐに連絡が来た。
どうやら送りつけたGASのコードとスプレッドシートのスクショが日本語でわからないので英語にしろと。
なので改めて3点を添付した。
・GASのスクリプトコードのコメントを英語にGoogle翻訳したもの全文
・該当のスプレッドシートをダウンロードして、英語にGoogle翻訳したもの
・実際に機能を使用したときに操作を撮影した動画(字幕など特別な編集はしていない)
そして、その「手順」と手順を実施した際に「取得される情報」がどういったものかのコメントをメールに記載。

6日目

・あなたのスプレッドシートでの使い方は規約に違反するよ
・申請時に記載したプロジェクト番号以外でもYoutubeAPIDataを使用してるよ。他のプロジェクト番号を記載してね。

1つめはどうやら、取得した動画情報を一覧にして、スプレッドシートに出力した後に、再生数からRANK関数を使用しているのがダメだったようだ。
なので、RANK関数を使用している箇所を削除。

2つ目は、申請時に記載したプロジェクト番号以外にも使用しているプロジェクトがあったようで、下記の対応を行った。
・自分が普段使っているアカウント以外で実験的にテストで作成した古いプロジェクトがあったようなので、それを削除。
・申請した「Youtube情報取得用スプレッドシート」を実験的にテストのためにコピーしたものなどを削除


9日目

改めて審査するよ、という連絡が来る。
ここから数日待つことになる。

17日目

17日目にして、
・審査が完了したよ
・500000のquotaを使用できるようにしたよ
・申請したこと以外に使用していないか継続的に監視するよ

終わりに
申請に不備がある場合、3週間はかかることがわかった。
また、申請するには、YoutubeDATAAPIを使用して、
再生数のランキングや情報を集計して計算したデータを作成することはできないようだ。


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