今日、すたすたとスーツケースを引いて。
今日すたすたとスーツケース引いて世界歩いてたわけ。
ぼく、帰る家が無いんですよね。
何でかっていうと、家には知らない人が居るから。
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そう、ここ何ヶ月かairbnbで1人暮しの家をちょくちょく貸してるんですよ。
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収入増えると思うじゃないですか?
ぼくの部屋1Kなんで、誰かに家貸すと、自分が帰る家がないんですよね。
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で、今日は、1人でスパ・ラクーアにお風呂に入りに来てます、なう。
「こいつ頭悪いな」と思いましたか? 正解です。
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まあ、確かに月に何日か貸せば、
家賃ぐらいはpayできたりとかはあって、便利なんですよ。
でも、まあ、そんなことは副産物でしかないわけ。
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Airbnbってね、
『世界に自分の家を持とう』みたいなコンセプトの素敵サービスなんですよ。
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逆に言うと、ホスト目線から見れば『世界から旅人が我が家に訪ねてくる』サービスじゃないですか。
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だから、自分の家に何部屋とかあって空間をシェア出来るホストは、
「ああ、Airbnbのホストをしていると、日本に居ても旅人が訪ねてきてくれるから、なんか家に居ながら自分も旅してるみたいで楽しい♡」とか思うわけですよ。
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でね、その点で言うとね、
ぼくは、1部屋しか無いわけじゃないですか。
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「家に居ながら旅人と空間をシェアできて楽しい♡」みたいなことって、
この何ヶ月間Airbnb使ってても、とうぜん皆無なわけですよ。
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でも、ぜんぜん違うんですよ。
そこじゃないんですね。
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ぼくは、旅をしてるんです。
おそらく、旅人と空間をシェアできるホストよりもずっと。
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自分の1人しか住めない家を
知らない誰かに預けることで、
帰る場所を失ったことで、
どこかに向かわなくてはいけなくて、
仕方なく、
自然と、
足がどこかいつもと違う場所に向かう。
ぼくは、旅をしてるんです。
それが、電車でたった数駅のスパ・ラクーアでもね。
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旅人が来ることで、自分が旅に出れる。
それが、自分にとってのAirbnbかな。