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極東ロシア750km 帰国と日本人墓地
日本人慰霊碑に立ち寄る
2015年9月26日・27日 今回の旅の裏目的である日本人墓地と平和慰霊公苑を訪問しました。
ハバロフスクには日本人の慰霊に関する施設が(少なくとも)2ヶ所あるようだ。ひとつは日本人墓地。もう一つは、平和慰霊公苑と呼ばれるものだ。
ハバロフスク日本人墓地
日本人墓地は、街の中心部からカルラ・マルクサ通りを東へ空港に向かって7kmほど行った大きな霊園の一角にある。
僕が行った時は墓守の人が掃除やフェンスの修理などを行っていた。中は車のまま入れるようになっていて、自転車に乗ったまま日本人墓地を探す。
とても大きな霊園なのでなかなか見つからなかったが、入り口から左手にまっすぐ進んだところに、それはあった。
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黒いフェンスで囲まれて、中に卒塔婆が立っていてロシア人のお墓とは雰囲気が違うのですぐにわかる。(ロシア人のお墓は肖像を墓石に掘ってあったり結構派手)
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綺麗な花が供えられているので、地元の日本人が来たばかりなのだろうか。
シベリア抑留の慰霊碑とともに、この地に生きた日本人のお墓もあるようだ。
バカな日本人が自転車でウラジオストクから来たことを報告がてら手を合わせる。
すごく遠い場所にいるのに、日本語のお墓が並んでいる場所にいると日本にいるような不思議な気分になる。ここは現地の日本人が祖国を感じる場所としても役立っているのでしょうか。
日本人墓地に行ったあとは、平和慰霊公苑に向かおうと思ったが、スマホの検索では結局場所がわからず。ホテルで調べて、翌日、帰国のために飛行場へ向かう途中に寄ることにした。
ハバロフスク平和慰霊公苑
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ハバロフスク平和慰霊公苑は、街の中心部からM58の幹線道路で北10kmほど向かった場所にある。自転車で30分ほどで到着。距離は大したことないので、タクシーでもそんなに費用はかからないかな。
慰霊公苑は郊外の開けた土地の一角に建てられている。周りは民家がまばらにあるものの、ひと気は少なくとても静かな場所だ。
この施設は厚労省が維持管理しているらしいです。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/engo/seido01/ireihi13.html
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内部にはたくさんの花が供えられ、慰霊、平和のメッセージが日本語とロシア語で壁面に書かれている。
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花の中にはメッセージも添えられていた。せっかくなんで「ウラジオストクから自転車で来ました!」とメッセージを書いておいてきた。
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名前が彫られた板もあったけど、いたずらされたのか消えかかってしまっていた。
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自転車で走ってきたことで、いかにロシアが広く、遠い場所か体験することができた。ここに眠る人たちの思いをわずかながら感じることができたのかな。私のように直接の縁は無くても、こういった施設があるおかげで日本人が継続的に訪問してくることが慰霊になっているのでしょうか。
とても静かで良い場所でした。ぜひハバロフスクにお越しの際には寄ってみると良いと思います。
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