猫背

この世の終わりみたいな面してる ねぇそこの君
鏡の奥に映る景色は猫背みたく歪んでる

姿勢の悪さが及ぼしたこの体のダルさを
流行りの鬱のせいにして型にはめて楽になりたい

誰かが笑って 隣で誰か泣く
もはや咎める気はないさ 差し詰め他人事ってとこだろう

「親に殴られる子供はじゃあ誰が抱きしめるの?」
なんてゆらゆら揺れてる電車の広告に胸打たれてる

人ごみに紛れて 僕はきっと一人ぼっち
なんとなく寂しい そんな日もヒラリかわして

愛憎なんかを持ち寄って
僕達は今日も生きていて
未完成な心に振り回されていく
その場しのぎの笑顔が
いつか様にならぬように

まんまとやられた狙い通りの策略にはまって
そういう意味じゃ偶然も必然もとても曖昧だ

優しさに触れれば 自分が醜いようで嫌なんだろ
もういいやと投げ出しても あんまり変わらないことも知っている

何食わぬ顔をしてたって
躍起になって答え探している
でもそれって何の答えだろう?
もう少し大人になって
上手く立ち上がれたら
分かるかなぁ

偶像崇拝の風刺も
今はさて置いとくとして
根本的な問題ってなんだろう?
生まれては死ぬ当然に
何だかやりきれないけど
明日もきっと・・

愛憎なんかを持ち寄って
僕達はやっぱり生きていて
不完全な心をコントロールできない
やり過ごすための笑顔じゃなく
悟られぬための笑顔じゃなく
笑えるかなぁ いつか出来るかなぁ

#214 05/06/19

https://soundcloud.com/takabee-at-bottoms/iaz7zq30jkl6

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