cellophane

霧雨の日にだけ現れる悪魔
あれは何だったんだろうな

今か今かと待ち侘びていたものは
いつの間にか今を通り過ぎていた

「もう辞めちゃおっかな」「いやきっと後少し」
寝付けない夜の寝返りみたいに　右へ左へ

あれ　また同じ曲がり角だ
敗走？　はい　そうです　でも前に足を出している

何回も笑って　ようやく君に会いにきたんだよ
君って　なんだかラブソング
色とりどりの透明を重ね合わせて生きている

起きた全て　所謂　当然の結果
別に根拠はない　ただの実体験

言葉にすると　口に出すと　ほとんどが剥がれ落ちてしまう
ただそこに突っ立っているだけでいいくらい大きくなれたのなら

境遇も条件も違い合って　沈黙の指を立てるけど
君って　いっつもラブソング
てんでデタラメな記号なのに　なんかすごく納得しちゃうよ

期待をするなら　希望を持つなら
それに見合った覚悟をしなくちゃ

何回も笑って　ようやく君に逢いにきたんだよ
君って　まるでラブソング　42色の透明を積み重ねていく

それって　つまりラブソング
全然ワケがわからないのに　なんかすごく感動してるよ

#391 11/02/27