【分析素人の挑戦#1】2019J1リーグ第一節セレッソ大阪xヴィッセル神戸
こんにちは、TKB84です。
いよいよ始まりました、#分析素人の挑戦 です。決意表明などはこちらからどうぞ。
今回取り上げるゲームは、Jリーグで先出し開幕した、ヴィッセル神戸vsセレッソ大阪です。リージョ監督が就任して、ビジャ・イニエスタ・ポドルスキのスターたちの共演が気になるヴィッセル神戸視点でお送りします。
1. スタッツ
ベーシックなスタッツとして、google検索時に表示されるものを見てみます。神戸は0−1で敗れましたが、シュート数は1.5倍、ポゼッションも60%以上保持、ということでこのスタッツ上ではそんなに悪い試合ではなかったように見えます。
2. 前半
自分でタグ付けした内容に移ります。前回マンチェスターシティでタグ付けした内容と同じコードウィンドウです。今回は1.4倍速で再生して、タグ付けにかかった時間は45分程度でした。
まず攻撃の部分ですが(コードウィンドウ左側)、圧倒的に左サイドからのアタッキングサード侵入が多いですね。ペナ侵入も同じように左サイドからが多い。ただ、シュートはPA外からのほうが多い…
見ていた印象としては、左ワイドに張っているビジャ選手にひたすらボールを集めて、そこからアイソレーションで左サイド攻略というシーンが多かったように思います。ただ、完全に個で突破できているシーンも多かったので、間違いではなかったような。PA内で最後のフィニッシュになかなか持っていけなかったのがツラいですね。
守備の部分ですが、前回のマンチェスター・シティーと比べると、アタッキングサードでのボール奪取回数が極端に少ない。
これが意味するものは2つあると考えていて、
1. 3トップがそこまで献身的に守備をしていない
(もしくは取りどころに設定していない)
2. セレッソがロングボールを多用した
映像で確認してみたところ、DF-Cエリアでの回収は半分くらいが裏へのボールをGKがキャッチしたものなので、全体的に回収が後ろ寄りになるのは仕方のないことなのかもしれませんが…
守備の部分ではそこまで危ないシーンはありませんでしたが、攻撃部分ではワンパターン感と手詰まり感を感じた前半でした。
3. 後半
攻撃面においては、アタッキングサード侵入のバランスが改善されましたね。相変わらず左サイドに偏り気味ですが、アイソレーションは減り。イニエスタを中心にハーフスペースでのレシーブも増え、右サイドの西大伍選手の攻撃参加も目立ちました。
ただし、枠内シュートは増えず…このあたりが課題でしょうか、最後の崩しの場面でシュートまで持っていく、シュートを枠内に収める。
守備に関しては回収エリアが後ろ寄りなのは相変わらずですが、被シュートが増えています。被シュートは70分以降に5本ありまして、それはセレッソ都倉選手の投入とタイミングが重なります。
4. 総括
セレッソさんのプラン通りに事が進んでしまったように見える試合でした。ポゼッション率は高かれど引いた相手に有効な攻撃を繰り出せないという。ビジャ選手たちもトップフォームではなさそうだったので、ここからコンディション上がってくることに期待したいです。一番豪華なメンバーなのは間違いないと思うので。
なお、タグ付けしている内容自体に改善点が多すぎるので、今回のタグ付け内容から分析というのはしづらいなと。。反省。。。1〜3の内容は、分析とは呼べないです。恥ずかしながら。
5. 分析内容の改善点
コード内容:試合をしている2チームの単純比較をしづらい
いまのコードウィンドウの仕様だと、片方チームに寄ってしまっているため、試合をしている両チームを単純比較しづらくなってしまっています。「自チーム」「相手チーム」という内容にはしつつも、基本的には同じデータをタグ付けすることでその試合をより見やすくなるのかなと。
コード内容:情報が足りない
よく言われていることですが、「はじまり」「内容」「結果」がわからないものを一緒くたに数値として扱うのは危険だなと。例えば、ペナ侵入だとしても、プレーの開始はボール奪取なのかスローインなのか、内容はロングパスなのかショートパスなのかドリブルなのか、結果はシュートまで行ったのか、など。あとは時間帯もですね。
ここは難しいところで、自分のコンセプトとして「リアルタイムで入力できる内容」というところを掲げているので、全ては入力しきれない。その中で試合に影響を与えている数値を抽出するための内容を考えていきたいなと。
状況の整理:アタッキングサードへの侵入
一口にアタッキングサード侵入と言っても、MFラインを突破できておらず侵入はしたもののすぐバックパス、というシーンもあり、それだとミスリーディングを生んでしまうような気がしました。パッキングレートではないですが、各ポジションのラインを超えた回数、などで評価したら面白いのかな、とも思っています。
前述の通り、改善点だらけなコーディング内容ですが、この試行錯誤も含めてコンテンツとして楽しんでいただけたらと思っております。ご意見もどんどんいただけますと幸いです。次回もお楽しみに!
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