【スポーツ分析DIY】AIカメラを使用せずに、無人でサッカーの試合のピッチ全体を撮影する方法を考えてみた
スポーツの映像分析をする上で一番最初にぶつかる壁、それは「良い映像を撮影する」こと、なのではないでしょうか。アマチュアスポーツだと特に。
最悪なのは、ピッチレベルの高さで手持ちのカメラで撮影。手ブレで見てると酔うこともしばしば。三脚を使っていればまだいい方で、ヤグラや長い三脚で上からの映像が撮れたら万々歳。
しかしそれも多くの場合、攻撃しているときのDFラインが見れなかったり、そもそも撮影担当が試合に夢中で撮り逃していたり、アクションカムだとファイルサイズが大きくなってあとの取り回しが大変だったり、バッテリー持ちが悪くて取り損ねたり、様々な課題を抱えていると思います。
近年ではAIカメラという、複数のレンズを持ったユニット一台を設定設置しておけば、AIが試合を追いかけて撮影してくれるというソリューションが流行っていて、弊社含め数多の企業がそこに参戦しています。サッカー用のいくつかのメーカーさんの映像を見る機会がありましたが、正直撮り逃しもちょこちょこある上に、初期費用+ランニングコストがかかり、かなり高額な出費となるのも痛いところです。
この企画の初回の記事にも書いたとおり、自分がコーチとして所属しているチームはAIカメラなど夢のまた夢ですので、なにかいい方法はないかと頭を捻っておりましたが、今シーズンようやくこれなら、という方法を確立させることができました。完璧だというつもりは全くありません。ただ、コスト、手間、質を考えたらかなりコスパ良いなと。
たどり着いたソリューション
それが、iPhone+特殊魚眼レンズでの撮影です。
BiRodのような高く伸ばせる三脚と組み合わせたらかなり便利です。下記のような映像が撮影できます。
全部でコストはいくらかかるの?
これを行うために必要なのは
自分のスマホ
魚眼レンズ
長い三脚など(+スマホ装着用のアタッチメント)
の3点のみです。レンズがおおよそ1万円くらい(下の項ご参照ください)なので、三脚等をすでにお持ちであれば、レンズの代金のみで実現できます。もちろん月額料金的なランニングコストも不要。
レンズはどこで買えるの?
現在、国内では買えなさそうです。笑
ただ、欲しい人がたくさんいたら、僕の方で取りまとめられそうです。
なぜかというと、この魚眼レンズ、一番最初に購入した国内のメーカーはもう取り扱いをやめてしまっていまして、国内で買えそうなところがないのです。。。ただ、これはアマチュアクラブにとってはかなりいいソリューションだと思っているので、ここ数ヶ月間、暇なときに代替品を探していて、ようやく中国で見つけることができました。一旦サンプル品を取り寄せて試してみたのですが、特に問題もなさそうです。
ただ、ちゃんと仕入れするとなるとそれなりのロット数が必要ということで、もし購入希望の方が沢山いらっしゃるようでしたら、輸入にトライしてみようかなと思います!この記事にそれなりに反応があればツイッターあたりでアンケート取ろうかと思うので、もしよければフォロー&拡散お願いします!
今後の展開
完全なプライベートのサイドプロジェクトですが、これをより便利にしたい気持ちとアイデアはあるので、「なにかサービスを作ってみたい!」という大学生の方などがいたら、ご一緒いただけないでしょうか?個別にTwitterのDMなどいただけたら。
(おまけ)実際映像はどう見えるの?
宣伝になってしまいますが、Hudlを使用するとズームイン、ズームアウトができるので、それも使いながら映像見ています。もちろんズームしたら画質は粗くなりますが、状況把握することはできるレベル。あとはMacのデフォルトのズーム機能なども活用できるかなと。
実際の撮れ高、動画は下記に置いておきます。一応投げ銭程度ですが有料とさせてください。(Youtubeにアップしています)
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