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【分析素人の挑戦#5】セリエA18-19第26節ナポリxユヴェントス

こんにちは、TKB84です。
分析に関しては素人だった自分が、サッカーをアナリスト視点で分析できるようになるべくスポーツコードを使いながら奮闘する、#分析素人の挑戦 シリーズ5回目です。

今回は、週末に行われた試合の中でもビッグカードの1つ、イタリアからユヴェントスとナポリの対戦をタグ付けします。

1. オーバービュー

両チームに退場者が出たこの試合、前半に2点リードしたユヴェントスが後半はゲームを”殺して”、ナポリの猛攻をしのぎきった形となりました。後半のポゼッション率の差がえげつない…

久々にセリエAの試合をフルで見ましたが、MF-DF間にパスを入れられないような守り方がはっきりしていて、文化の差なのかわかりませんが、とても興味深かったです。なので攻撃はサイドからか裏パスかがほとんどだった印象。後半はユヴェントスが守備固めに入ったので、数値的にはまただいぶ印象違いますが。

2. コードウィンドウから読み解く

今回はコードウィンドウのアップデートはありません。前回のものを引き続き使います。(なお、OPはOpponents(相手)の略です。ご質問いただいたので念のため。)

前半と後半のコーディング結果を並べてみると、違いが一目瞭然ですね。印象としても、前半からナポリが攻撃しているシーンのほうが多かったですが、後半はより顕著に。

後半は攻撃回数もシュート数も圧倒的にナポリが優勢。MF-DF間への侵入も増えました。ただ、この13回をブレイクダウンすると、そのうちシュートまでたどり着いたのは4回のみ、自チームボールになったのも2回ということで、半分以上はこのスペースに入ったあとに潰されてしまっているということです。

シュートもsofascoreによると14本のうち枠内は3本のみとのことで、ボールは保持しているものの、攻めあぐねたというふうに見るのが正しいのかなと思います。ユヴェントスが優勢というのは正しくないかもしれませんが、しかしいわゆる「攻めさせていた」状況なわけで、それを数値で表現するためにはどうしたらいいのかなと。そんなことを考えさせられたゲームでした。

3. 次回への課題

バスケに影響され気味の自分は、ファストブレイク、トランジション、攻撃回数、セカンドチャンス、といった単語が興味深いスタッツになりうるのではないかなと踏んでいるのですが、それぞれをどういった形で定義すると適切なのか。プレー見てる中で、「あ、これはトランジションだ」「これはセカンドチャンスだ」など感覚的には仕分けできるのですが、それらの元となっている基準を文章化してはっきりした定義を作らないと、分析としてはゼロ点だと思うので。そこを突き詰めるのが次の課題かなと。

ぜひご意見ご感想いただけたら幸いです!次回もお楽しみに。

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