大福に関するわからないことなど…

「大福道（だいふくどう）」を極めようか、と少しでも思ったら、まずはリサーチ、そして考え、疑問点を見つけ、またリサーチです。

今、わからないことを書き出してみつつ、検索して書き出してみようと思います。

「大福」という名前の由来は？

Big Happy もしくは Big fortune みたいな縁起の良さそうな名前のお菓子ですが、どうしてそんな名前になったのか、そういえば知らない。大きい餅に福（あんこ）が入っているからかな、なんて想像してみるけど…

腹持ちがよいことから腹太餅（はらぶともち）、大腹餅（だいふくもち）の名で大いに広まった。寛政の改革時には、行商が焼きながら売り歩く熱い大福が流行した。 大福とは、大腹を吉字に変えた呼び方とも、餅を大福長者に見立てた呼方ともいう。当初は焼いたものを大福餅、焼いていないものは生の餡餅（あんもち）と呼んでいた。（Wikipedia 大福）

大福長者のように白く福々しい姿が庶民に愛され、大福餅とよばれた。略して大福ともいう。（日本大百科全書(ニッポニカ) 大福餅）

大福は大腹の吉字… 江戸時代の当て字という説が好きです。

どこからどこまでが大福なのか？

メロンパン王子に寄せられた質問、第２位は「どこからどこまでがメロンパンなんですか？（意訳）」だった。メロンパンは多様性のパン、メロンパンを名乗ったらそれはメロンパンなのだ、なんてご案内をしていたんですけども、まさか大福について自分が同じことを疑問に思うとは…
豆大福、よもぎ大福、塩大福、あわ大福、いちご大福、栗大福、葡萄大福、梅大福、コーヒー大福、カフェオレ大福、プリン大福、ティラミス大福…
いろいろ調べてみた結果、餅（皮）で甘いものを包んでいれば「大福」ってことでいいみたい。

現在ではもち米だけでつくるふつうの餅を材料とするものは少なく，多くは糝粉（しんこ），白玉粉，小麦粉，道明寺粉などを主材料とする。（世界大百科事典 大福餅）

餅（皮）も餅米だけではなく、白玉粉や小麦粉を使ったり、豆やよもぎ、シソ等を練り込んでいるものもOK、と理解。

日本に「大福の権威」はいるのか？

大福のことならここに聞けば全部わかるみたいな「日本大福協会」のような機関はあるのだろうか？

軽く調べてみたところ、直接的権威を持った団体は無さそう。ただ、大福の有名なお店だったり、全国和菓子協会というものはあるので、マスメディアが取材をする時にはそのあたりを当たるんだろうなぁ、と検討がつきます。

コーヒー大福やティラミス大福といった新種の登場を考えると、日本で新しくスイーツが流行った時には、きっとそれを使った大福が出てくるであろうことを考えると、全国和菓子協会という大きくてしっかりとした団体よりも、個人サークルのような小さな団体の方が情勢を追えるのかもしれない、なんてことも思いました。大福マスター、日本のどこかにいるんだろうなぁ。

ちょっと気になって調べてみたら、タピオカの大福もありました。

MOCHICREAM ね、たしかに大福道を行くなら無視できない存在よね。

あんこはなぜ黒いのか？

あんこの原料は小豆だってことは知ってるんだけど、小豆って赤いよね…？ そういえば、あんこってどうして黒いんだろう。白あんは白い豆を使っているからだと思うんだけど。で、調べてみると…

あんこが黒くなる理由には小豆の種皮が関係しており、小豆の赤い色をしている種皮にはアントシアニンが含まれています。このアントシアニンは近年体に良い効果があると人気ですが、アントシアニンはアルカリや鉄鍋などで煮ると黒ずむ性質があり、酸や空気などにさらされると赤みを増すとされています。（たべるご）

煮ると黒ずむアントシアニンのせいだったんですね。知らなんだ。

大福を食べる時の流儀、専用の器などはあるのか？

お酒にはそれぞれにあった酒器があるように、大福にも美味しく食べるための道具や流儀があったりするのだろうか？ ちなみにメロンパンは、少し温める（電子レンジで15秒とか）と美味しくいただける物が多いです。

お皿は↑こんな感じのイメージ。

沖縄を出て旅をしながら大福を買って食べる時用に、和風の皿と大きめの爪楊枝みたいなものを用意しておいた方がいいのか… それとも意外と手づかみで食べるのが江戸時代からの「粋」だったりするのか。

大福のレビューをするとしたら、真ん中でカットした画を載せたいけど、大福ってものによっては柔らかいし、キレイにカットするのも難しいんよね。でも、かぶりついた断面でいいのかはさらなる疑問です。

ということで、現段階での疑問を書き出して調べてみました。大福道、歩いてみればメロンパンに通ずるものが多いのかもしれません。（いろんなものを取り込んで節操がないところとか…）