新しい試験、CNN GLENTS【受験レポ】
ある日、このサイトに出会ったので
受験してみることにしました。
英語を教えている人のジレンマかと思いますが、自分の英語力を落とさない、いやむしろ向上させないかんだろ!という・・・
自宅で受験できて、費用もお手頃(3960円)。
CNNを観てね読んでね!という企業努力にいとも簡単に乗ってしまった感はありますが、まあ、勉強になることは間違いなかろう、と思いました。
ちなみに、CNN10は大好きで観ています。(今は夏休みということで更新されていませんが)
さて、7月15日から受験可能ということでしたので、今朝受験。
公開しても問題のない範囲でレポいたします。
CNN GLENTSとは
タイトルの通り、CNNのニュース素材を使った英語の試験です。
リスニングとリーディングの力を測るのですが、ニュースの概要を理解する力と同時に、時事問題や国際理解のための知識も要求されます。
実際のニュースを元にしているので、実在する人物についての問題もあり、本当に最近の話題に関連していたりするので、「普段からニュースみとかなできへんなこれ」って感じです。
全てパソコンの画面上で完結します。問題用紙などはありません。
2種類のテストから選択します
CNN音声版(ニュースそのままの音源)と、ナレーター音声版(ナレーターが音読し直したもの。ニュースそのままよりもはっきり、ややゆっくり、そして、雑音や放送ならではの音のこもりもありません)から選択します。
スコアは、修正されるようなので、ナレーター音声版の方が有利ってこともなさそうです。
CNN音声版を選択しました。だって、映画の聞き取りに苦労するんですもん。
テスト問題の構成
①リスニングセクション(約30分、30問)
②リーディングセクション(25分、20問)
③国際教養セクション(15分、10問)
となっています。
①リスニングセクション について
(1)書き取り(2問×2記事=4問)
ニュース記事が穴あきになっていて、そのニュースの音声が流れ、空欄に入る単語を入力します。
基礎的な語彙力を測るものと思われます。1単語ずつで、しかも音声は2度流れます。
(2)ショートニュース(2問×3記事=6問)
ニュースの音声が一度だけ流れ、それに対する設問に答えます。選択問題です。
音声の後、一定時間経過したら画面が切り替わり、次の記事の問題に進みます。
ここで気づいたこと。
早く終わったら次の問題の設問を読んで備えるっていう、TOEICとかで王道(多分)のやり方ができない!!!
最初の記事については、設問に目を通せるのですけどね。
そもそも、設問に先に目を通しておいて、というのではなく、ニュースを聞いて、その内容をどれだけ捉えられましたか、という至極真っ当な情報収集能力を測るんだな、と納得しました。
私なぞは、設問読みながら聞くなんて芸当はできないので、聞くにまず撤してから、設問に答える、という平々凡々なやり方をしました。
ちゃんと聞けてたら、結構細部まで覚えているもんだな、つまりわからん、覚えてない、ていうのは、聞けてない、把握できてないってことがよくわかりました。はい、自分の至らなさを痛感しました。
(3)ロングニュース(4問×2記事=8問)
(2)と同様、ニュースが長く、設問が多くなるだけです。
ニュースは、アメリカ英語だけでなく、イギリス英語などさまざまです。ま、世界各国CNN correspondent いますもんね。
(4)インタビュー(4問×2記事=8問)
ロングインタビューは、英検1級にもありますね。
ゴア元副大統領のインタビューがありました。あと一つは、イギリスのサッカー選手の。サッカー好きなら、「ああ、この人ね!」とかなって、ヒントになったのかも? いや、その知識よりも、ちゃんと聞けているかです笑
設問や語彙の難易度的には、それほど高くないと思います。英検準1級くらいかな?
(5)動画視聴問題(2問×2動画=4問)
短いビデオを見て、問題に答えるというもの。ニュースではよく画面の下に見出しみたいなことが書いてありますが、それは全部モザイクがかけられています笑
②リーディングセクション について
(1)語彙(4問)
短い文の中で、空欄に当てはまる語を選択。英検やTOEICの最初の問題みたいな感じです。
(2)ショートニュース(2問×3記事)
リスニングのように、記事に関する設問があります。
リスニングと違って、リーディング全体で25分が決められていて、後で画面を戻って解答を見直して答えを変えることもできます。
(3)ロングニュース(5問×2記事)
パソコン画面上を見続けるのは目が疲れるかな?と思っていたのですが、これくらいの量ならへっちゃらですね。
TOEICのあの分量を画面でってなったらしんどいだろうけど・・・
などと余計なことを考えつつ、TOEICで急いで焦って読み続けることに慣れていた私は、だいぶ時間が余ってしまいました。
ぼっけーと待っていたら、パソコンの画面がスリープ状態になる・・・ってところで、
「テストを中断しますか? (本部に中断したと報告します)」
みたいな警告が出てしまい、「いやいや、やめません、すみません!!」と慌てる私。笑
というわけで、時間が余っても、パソコンがスリープ状態にならないよう、見張っておくことが大事です!
③国際教養セクション について
「ニュースの理解に必要な背景知識を問う問題」(公式サイトの説明より)
これは・・・中学校の社会での、時事問題を思い出すような・・・!
国連機関の説明について、間違っているものは?
EU加盟国の説明について、間違っているものは?
などなど・・・
これが一番辛かった・・・!! 自分の常識のなさを目の当たりに・・・!
だいぶ、自信ない・・・!!
↑このことがわかっただけでも、今後ニュース、新聞で気をつけます。池上さんのようでなくとも、国際ニュースを理解するために、色々な情報にアンテナを張ろうと思いました・・・
まとめ
英語教員は、かなり気をつけていないと、客観的に自分の英語力を測る機会をなかなかもちません。そして、どうしても、学生が必要とする大学受験の内容に偏りがちです。ダメではないのですが・・・日常で英語を使っている人たちが触れている英語(ニュース、TV、映画など)について、もっと磨かなければいけないなあと思っています。
今回、新たにできたテストですので、興味本位で気軽に受けてみました。結果が怖いですけど笑
何かの参考になれば幸いです。