見出し画像

【不動産鑑定士試験】暗記の仕方



こんにちは。小澤です。久々にnote更新します。

僕は不動産鑑定士として鑑定事務所で働く傍ら、東京都不動産鑑定士協会の活動として、小中高大学での不動産の授業や認知向上のためのPR活動を通じて、不動産鑑定士を世の中に知ってもらい、業界を盛り上げる活動をしています。

最近だと「不動産鑑定士試験に興味がある」「試験に受かって不動産鑑定士になりたい」そんな学生たちに向けて、授業をしているのですが、、
SNSなどで受験生の方からのご相談もちょくちょく頂くようになり、
せっかくなら、学生たちだけでなく受験生の皆さんにもシェアしたいと思い、noteでも発信していこうと思い立ちました。

不動産鑑定士試験は「とにかく暗記だ」「時間を取って暗記せよ」
というように、暗記の重要性を力説する合格者は多いです。ただ、どのように暗記したのか、その方法を詳細に紹介している合格者は少ないですよね。
僕もそのうちの一人でした。

2017年の論文本試験に落ち、失意のどん底から来年の合格を目指すべく勉強体制を立て直そうとする中、ある一つの合格者の記事に出会いました。
僕はその記事の通りの方法で鑑定理論の暗記を始め、やがて成績は軌道に乗り始めました。

結局その暗記の方法論のおかげで鑑定理論が得点源になり、翌年の論文本試験に合格できました。なので、その参考にした記事の方法(正確にはその記事を参考に自分なりにカスタマイズした方法を)をシェアさせていただきます。

ちなみに、、
不動産鑑定士ってどんな仕事?不動産鑑定士試験ってどんな試験?
そんな話は以前の記事で載せているので、そちらをご覧ください。
https://note.com/takaakiozawa/n/n981eaa5ded3a


■不動産鑑定士試験の成績

・論文試験(H30)
民法74/100・会計67/100・経済38/100・鑑定理論・演習213/300
合計点392/600 
※合格者117名中84位


■使っていた教材

・TAC基本テキスト
・鑑定理論「定義・基本論点チェックテキスト」
・特効ゼミ 論文マスター問題集

※どのように使っていたかというと、
・TAC基本テキスト・・・・・・・・・・全ての知識集約テキスト
定義・基本論点チェックテキスト・・・定義、論点ごとの暗記用
特効ゼミ 論文マスター問題集・・・・答案構成用
 

■暗記方法について


 暗記の方法としては、
・書く
・言う
・読む
・タイピング
人それぞれあると思います。
その中でも僕は圧倒的に「読み」でした。
つまり空でブツブツ言えるかをひたすら繰り返していました。

まず、理解をした上でやはり基準&留意事項の暗記です。
暗記にはとても時間がかかるので、早くから毎日行っていたのがこの基準の暗記でした。
2017年に論文不合格を機に、不十分だった鑑定理論の暗記をイチから徹底的にやり直しました。

ちなみにですが、合格する前の年(2017年)の本試験の終了後、意外と手応えを感じていました。
「あれ、これひょっとしたらいけたんじゃないか。合格できるんじゃないか。。」
ところが結果は不合格。しかも鑑定理論はC(合格者の中で上から200人~300位、点数は126点)できた気がしていただけで完全なる勘違いでした。

  まず、TAC基本テキストを使いながら、定義・基本論点チェックテキストを使って、年内くらいから上記の方法で基準・留意事項の暗記を本格的に開始しました。

ただ、社会人受験生はとにかく時間がない。朝早く起きて仕事までの2~3時間、もしくは仕事終わりの3~4時間。
他方で専業受験生は、一日最大10時間程度は確保できますね。

時間で比べたら専業受験生には大差で負けるんです。もし勉強量を競う試験なら「圧倒的な負け」です。
しかし、多くの社会人受験生からの合格者は「メリハリ・優先順位」と言っていました。
つまり、
・早くから覚えるところ・・Aランク
・直前期に詰め込むところ・Bランク
・やらないところ・・・・・Cランク
という風に徹底して優先順位付けて暗記を行いました。


■具体的な暗記方法

 

では、実践した具体的暗記方法をご紹介します。ぜひ試してみて下さい。

ここから先は

2,646字 / 3画像

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?