野良デザイン#188|ペットボトルのコンセントカバー
暑い日差しが照りつけるタイの住宅街。住居の軒先には電灯や洗濯機など、生活のための電化製品が並ぶ。
それら電化製品を動かすため、カラフルに塗られた壁や窓枠に穴を開けて、屋内から電気を供給する場合も見られるが、屋外に電源が設置されるケースもメジャーなようだ。
とある住宅の外壁に、縦に2つに割られたペットボトルが掛けられており、屋外の電源コンセントのカバーとして機能している。
土台となる木の板を家屋の外壁に貼り付け、そこへコンセントを設置。縦に二分したペットボトルを被せ、その上部と木板を釘で固定している。
この釘の固定部はヒンジとしても機能し、カバーの下部を持ち上げることでコンセントプラグの脱着ができそうだ。
カバー表面に付着したペンキから、外壁塗装を幾度か経て、長く活用されていることが窺える。
Habitat|Chonburi, Thailand