西之表市の未来について思うこと。
自衛隊馬毛島基地建設が進んでいる鹿児島県西之表市。
全国的に注目されているのかされていないのか分かりませんが、少なくとも地元では大きな話題です。
昨年12月、令和5年度第4回西之表市議会定例会が開催されました。
過去の定例会と比べても、「米軍再編交付金」の活用案についての一般質問が多くなったように感じます。
「米軍再編交付金」とは、駐留軍等の再編の円滑な実施に関する特別措置法施行規則で規定されている「再編交付金」のことで、国内の米軍施設や自衛隊施設に関係する交付金です。自衛隊馬毛島基地は米軍がFCLP(陸上空母離着陸訓練)で利用することがあるため、この交付金の交付対象となります。
幅広い用途に活用できる交付金ではありますが、これまで「賛成」「反対」の議論に終始してきた我々地元民は、この活用案について十分に議論できているとは言えません。
私は、お金は広く薄く使うより、集中して大きく使う方が効果が高いことが多いと考えています。
税負担の軽減や公共料金の負担軽減などは多くの市民がその恩恵を享受でき公平ではあるものの、再編交付金の交付期限が来た後に何も残りません。
私は、将来交付金にできる限り頼らないまちを作るための投資として米軍再編交付金を使うべきだと思います。その活用案を考えていきたい。
今回の市議会定例会で提案された活用案について、全てを掲載することはできませんでしたが、少し趣向を凝らして新聞風にまとめてみました。
再編交付金を有効に利用できるように、様々な意見を共有し考えていきたい。
「挑創還心」と名付けたコラムで私の考えも記してはみましたがうまく伝われば、と思います。