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関西私学 教員採用 専任教諭になれた人&なれなかった人 事例紹介

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今回は私学教員に特有の問題、専任教諭についてです!問題?何が問題なの?と思った方もいらっしゃるかもしれません。
問題というか‥私学の教員は各私学で呼び方は異なる場合がありますが、基本的には

非常勤講師(非正規雇用)

常勤講師(非正規雇用)

専任教諭(正規雇用)

のどれかに分類されます。
しかし、ほとんどの私学では初めから専任教諭で採用されることはありません。新卒から専任という学校もちらほらでてきたという噂は耳にしたことはありますが、新卒の場合はどの私学でも非常勤か常勤からのスタートになると思ってもらって大丈夫です。
キャリアを積んでいる人が中途でいきなり専任に採用されるパターンは全然あります。
問題だなと思うのは、この私学特有の常勤→専任という流れのことです。
というのも、2~3年講師経験を経たからと言って必ずしも専任になれる話ではないからです。実はそこで悔しい思いをする私学の先生方が少なくありません。
「え!せっかく頑張ったのに?!」と私も驚くと同時に、私学教員になる怖さ、リスクを感じていました。
よく求人でも常勤講師をした後は「専任への途あり」って書いてありますが、確約ではありません。皆んな期待して働くけど最後は契約を切られたというパターンは少なくありません・・・

そういう内部事情をキャッチしていくのは勤務校選びですごい大事になります。なので、この記事では実際に専任になれた人、なれなかった人の事例紹介したいと思います。
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専任になれた人の事例①

1つ目は私自身の例を紹介したいと思います。
僕の経歴は自己紹介にも書かせてもらいましたが、関西の私学で非常勤→他校私学で常勤講師という流れでスタートさせました。
常勤講師は、契約更新は1年ごとでした。
採用時に専任への登用はあるのかということを確認した所、「登用はあります。うちは基本的に雇ったら専任にする。実際に去年も1年間常勤講師をした先生を専任にしました。」という返事でした。その言葉を信用し務め始めました。しかし、実際に働き始め探りを入れるとそうでもなく、1年で更新を切られる人、常勤講師を1年しているのにまだ専任になれてない若手がいたりしました。実際に私も1年常勤講師をしても専任にはなれませんでした。
前述の「1年間常勤講師をした先生を専任にした」というのは実は公立で既にキャリアがあり、校長が気に入って引き抜いてきた先生でした。

その様な事実を知り、経営状態も悪かったので自身が専任になれるのかどうかかなり不安を感じながら勤務していたのを覚えています。
「いかに専任になるか。契約を切られないか。」という部分は常に持ちながら働いていた僕は「いかに自身を管理職にアピールするか」に執着しました。
学校によって専任教諭への昇格方法は異なりますが、基本的に常勤講師を専任教諭にするか判断するのは教頭・校長などの管理職です。
なのでそこに向けて自身をアピールすることが近道になります。
「頑張っている姿は必ず誰かが見てくれている」と評価されるのを待つ時間はありません。1年契約ですからね。
積極的に自身の頑張りをアピールすることが重要です。

そこで私が取り組んだことが以下になります。

【専任になるために取り組んだこと】

ネットなどに教育記事を投稿し、学校名と教員名を取り上げてもらう

放課後は職員室横の職員の人目につく所で生徒の補習を2-3時間ほどする

学校にとって「〜の分野はゆうと先生しかいない」となる様な、自身の絶対的なポジションを確立する

自分の出世のために使ってるようで生徒に申し訳なくなりそうです。
しかし、やっぱり僕は自分が生活するために教師をしてるから、何が何でも専任に!という気持ちは変わらなかったです。

だから常勤→専任のシステムってよくないなあと思うんです
公立みたいに試験に通れば初めから正採用ってすれば良いのにと本当に思います。まあ、雇う側からした合う人、合わない人を選びやすいというメリットはあるんでしょうが。

そして1年目、2年目を常勤講師として過ごし、3年目を迎えようとしている頃でした。
地位も確立したし十分にアピールしたと思った僕は3年目こそ専任になるだろうと期待していました。
しかし、「今まで新卒は常勤3年→専任という流れだし、そういって今常勤3年目の人も専任になるのを待ってもらっている。ゆうと先生だけ常勤2年で専任になるのは不公平感が出るんじゃないか。」という理由で3年目に専任になるのは厳しいという見解をある管理職から聞かされました。
あまりに古い体制で唖然としました。力のある人材にはそれなりの待遇でというのが普通だろうと考えていた私は、校長面談で「3年目に専任になれなかったら退職します」と宣言しました。
「分かった。理事会ともかけあって、検討してみる。」と答えを頂けました。
その後、僕は晴れて専任教諭になることができました。そしてその後は「常勤3年→専任」という流れが変わり「常勤2年→専任」の流れに学校体制が変わりました。
自身のためにも、そして専任を目指している後輩のためにも私が動いて本当によかったなと思えました。
多少出過ぎた感はあったかもしれませんが、それくらいしないと学校の体制、待遇は変わらないと感じました。

私学は交渉次第で自身の待遇は変わります。
結局会社みたいなもので、校長や理事長を説得できるか次第ですから。
厚かましく感じるでしょうが、待遇はこれからの人生に大きく関わってくるので積極的に行動することをおすすめします。

専任になれた人の事例②

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