古武術から学ぶ味覚の探求:ロックフォールという青カビチーズの魅力
自宅で空き時間に読書をするのが好きな姿勢治療家(R)の仲野孝明です。
いろんな分野の書籍をしながら、気になってくるとすぐに脱線するのも得意な休日の読書スタイルをnoteにしてみました。役にたつのかな〜。
ロックフォート(ROQUEFORT)
世界三大青カビチーズ
この存在に興味を持ったのは、古武術の甲野善紀先生書籍「古武術に学ぶ身体の使い方」コラムに、嗜好品を書かれてました。
甲野先生の書籍は、クライアントから甲野先生の動きについて尋ねられることもあるので、よく勉強させていただいています。
武道はやはり、股関節と肩甲骨の使い方を重視していると、知らない視点が学べるのが面白いです。
そんな書籍の中、今回気になったは”嗜好品”というコラムでした。
色々な食事のことで、好きなものが記載されていましたが、私が特に気になったのがチーズの話題です。
ブルーチーズ。
特に山羊や羊のチーズに関して。
手に入りにくいけど、好きなものとして3つのチーズをあげられていました。
・「ブリックサンドレ」
・「ヴァランセ」
・「ロックフォール」
すぐに名前に聞き覚えがあったのがロックフォール。
フレンチの料理屋さんで説明をしていただいた記憶がある程度ですが。。w
知らないと、ちょっと気になりだすのが、姿勢治療家です。笑
早速調べてみました。
せっかくなので、いつもはPCのメモに書いて終わりなのですが
今回はnoteに記載してみます。
調べてみるときに、まずやってみるのは、まず食べてみるとこと。
食べないと想像ではわかりません。
そもそも、山羊や羊のチーズが好きとはついさっきまで思っていません。
むしろ、こんなチャンスがなければ、気にしないで調べることもありません。
週末に買い物に行き、明治屋さんで購入してきました。
最近買い物に行く恵比寿ガーデンプレイスには、ライフと明治屋さんが一緒に並んでいます。
恵比寿の明治屋さんのチーズコーナーに、あったのはこちらです。
・「ヴァランセ」1種類
・「ロックフォール」3種類
帰宅してから、ロックフォールを調べ始めました。
https://en.wikipedia.org/wiki/Roquefort
ロックフォールの名前の由来
名前の由来大事ですよね。ネーミングにこそ、メッセージが入っているのではないかと、考えてしまいます。人でも物でも、なんで名前がついたのか気になってしまうので調べました。
村の名前でした。
このチーズの生産地として世界遺産になっている村で、人口の半分がチーズ生産に携わっているそうです。
人口が現在700人ほど
ロックフォール=シュル=スールゾン(Roquefort-sur-Soulzon)
フランスの南、ヨーロッパ最古の港町マルセイユから西に284km
フランスで最もピンクな街トゥールーズから166km
ヨーロッパツーリングに行くときは寄ってみたい町になりました。
なぜ、ロックフォールチーズができたのか?
洞窟に置きっ放しになっていた羊の乳とライ麦パンから、ロックフォールチーズが出来上がったそうです。
羊使いの男の子が、女の子の羊使いをみつけて、食事を忘れて追いかけたそうです。しかも、戻ってきたのが数ヶ月間後。
置きっ放しだった、カビだらけのものを食べたら美味しかったと、そんな伝説が残ってます。
詳しくは、URLをつけましたので、ご覧ください。
カビているのを発見したときに、お腹が空いており、食べてしまったら美味しかったそうです。
この村が、世界遺産になっており、フランス国内のロックフォートチーズに関しては、この村で作ったものしかロックフォールと名乗れないそうです。
そうなんです!
他の国では、名前が使えるそうです。フランス産であるかが大事なんですね。
羊は、ロックフォールチーズをつくるために特別に掛け合わされてきているラコーヌ羊を使います。
生産できる会社は、村の中で7社のみ。
すべて冷たい洞窟でつくれており、そのうちの3社は洞窟見学ができるそうですよ。
(参考)チーズ洞窟の見学ブログ
https://www.francetraveltips.com/cheese-caves-in-roquefort-sur-soulzon/
・ソシエテ(Roquefort Société) 最大生産量、全体の60%を生産しています。洞窟見学ツアーあり。パッケージをご覧になったことがある方も多いのでは無いでしょうか?私は改めて勉強すると、このブルーチーズはよく食べてました。
・パピヨン(Roquefort Papillon) オーガニック・AOP・ブラックパピヨン5ヶ月熟成など、種類がある。自社でライ麦パンを焼き作っている。映画上映あり、見学あり。🦋のマークが特徴的です。
現在2番手の生産量とのこと
日本取り扱い(サヴァンシア社)
・ガブリエル・クレ フランス大使館御用達ブランド 洞窟見学あり
カビの芳香と羊乳の甘みが楽しめる
・カルル AOP 従業員20名以下 手作りが多い
・フロマージュオキシタン (Occitanes L'Arbas A.O.P)
・ヴェルニエール
・ル ヴュー ベルジェ
参考サイト
私が今回購入したきたチーズは
カルル社の商品でした。
ROQUEFORT CARLLES
フランスの小さな村で作られているチーズが、スーパーで簡単に手に入る現代に生活できて最高に幸せだなと感じました。
一緒に合わせるとよいのは、甘いものだそうで。。
干し葡萄や、はちみつ。
このマリアージュできるお酒はなんだろう。。
と休日の思考は続くのでした。笑
姿勢治療家の休日の嗜好でした。