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健康を支える6ヘルス:毎日の血圧測定で始める自己管理

健康は、6つの要素で成り立っていると姿勢治療家は、6ヘルスとして考えています。構造(姿勢)・睡眠・食事・運動・呼吸・精神です。
毎朝、手軽に健康状態を手軽に確認する方法の一つに、血圧計があります。

”起床時に疲れを感じていない実感”も一つの指標ですが、数値で確認できれば、抽象度が下がり、意識しやすくなります。

自宅で簡単に、健康に生活できているかを確認できる使い方として、血圧計をお伝えいたします。

🌟 血圧測定の重要性を再発見 🌟

今年に入り、日々血圧を測る習慣を伝えておけばよかったケースを拝見しました。

病院嫌いであまり西洋医学的な対策をとっていなかった方です。
ストレスがかかる状況で、ゴルフ以外の運動習慣がなく、健康診断もあまり受けていない50代の方でした。
大きな組織に勤めている会社員であれば、定期に健康診断を受けるパターンがあります。
しかし、国民健康保険を使う個人事業主や小規模の会社では定期的な健康診断が整備されていません。
個人で動きやすい時代になってきているので、今後より自分での健康管理として大切になってきます。
誰もが自分の健康状態を自分で管理することが、100年時代の大切な生き方になってきます。
血圧を測る習慣をつけて、日常生活を見直すきっかけになればと考えています。

参考資料:ジョンソン&ジョンソンさんの、2020年の意識調査など
みんなの健診&健診意識調査

血圧を測ることの意味

血圧ってなに??
はっきりと答えられる方は少ないかもしれません。
私のお世話になっている心臓外科医の南和友先生はとてもわかりやすく説明してくれています。

血管内の圧力を血圧といいます。
血圧は通常、動脈内の圧力を指します。
ポンプの役割を果たす心臓が収縮(しぼんで血液を出す)ときに最大となり、拡張(ふくらんで血液を吸う)ときに最小になります。
収縮期の血圧が上の血圧、拡張期の血圧が下の血圧と言われています。

上140mmHg未満
下90mmHG未満
が正常値です。

世界No.1日本人心臓外科が教える 心臓・血管・血圧すべての悩みを解決する方法 南 和友著(アチーブメント出版)

私たちの体の中で最も重要な臓器、心臓。この小さなポンプが血液を全身に送り出し、生命を維持しています。しかし、この生命維持システムの一環としての血圧は、私たちが常に注意を払うべき重要な指標です。
正常範囲内であれば問題ない血圧ですが、高血圧状態が続くと、動脈瘤、脳出血、心不全といった重大な健康問題を引き起こす可能性があります。

南先生は、書籍の中で、姿勢の大切さをお伝えしてくれています!

📈🔍 血圧測定で見るべきポイント


同じ時間に計測することが大切です。
一番大事な血圧は、朝の起床時です。
この朝の計測で、睡眠不足がわかります。

👣 健康への一歩

40歳を迎えたら、自分の生活スタイルを振り返る良い機会として、毎日の血圧測定を始めましょう。
リラックス時間帯がよく、朝と夜2回測るのが理想的です。
どうしても2回が厳しければ、同じ時間で起床時の記録が良いです。
体調も一言メモを書いておくと、良いです。
この自宅で、計測しているデーターは、循環器の先生方も信頼したデーターとして判断されますので、病院にかかる場合は持参していきましょう。

上の血圧は動脈硬化のリスクが予測できます。
下の血圧は睡眠不足を示唆します

理想の血圧は、上が120、下が60、脈拍は60です。

朝と夜2回測ることで、変化がない場合や、変化がある場合で予想できる血管の状態が変わってきます。

私も田中俊一先生のお会いするまでは、下の血圧の意味がわかっていませんでした。睡眠時無呼吸症候群を長年専門に行ってみえたこともあり、睡眠不足が予想できることに達したそうです。

この値は、かなり厳しめの数字ですが、長年健康でいるためには決して無理な数字ではないとおっしゃっているので、私もこの数字を目安に管理しています。
短時間の睡眠を好む方々は特に、下の血圧をチェックすることが重要です。


🎯 理想の数値と日々の変化

・お酒を飲んだ時の翌朝
・激しい運動した後
・しっかり睡眠を翌朝
血圧の変化を追うことで、自身の健康状態について貴重な情報を得ることができます。
血圧を測り、生活を振り返る時間にしましょう!!

計測しながら高いと思ったら


まず第一に生活習慣病の改善が何より大切です。
・塩分を控える
・暴飲暴食をしない
・自律神経を休める(オン・オフを切り替える)
ぜひ多くの書籍が出ています。
検索で済ませず、書籍を10冊は読んで自分の状況を変える覚悟を持ちましょう。
見て見ないふりをしたくなるのが、高血圧です。
高血圧は、サイレントキラーといわれれおり、すぐには症状はでませんが、長期的には必ず問題を起こします。

おすすめの書籍

簡単に読めるようになっており、高血圧だったまず何をするかが書かれています。内科で血圧の薬が出されている方でも、血圧の薬の役割なども載っておりどのように付き合っていくかが書かれています。



💡 血圧計の種類:3種類を使ってみた比較


家庭で利用するのには3種類の計測スタイルがあります。
・上腕式(一般的なカフ)
・アーム式(卓上設置タイプ)
・手首式(やや計測が難しい)


私も3種類とも購入して使ってみました。
一番便利なのは、特にジムなどで見かける卓上型のアーム式でした。

上腕式血圧計

血圧の計測で大切なことは、カフの位置と心臓の位置の関係です。
カフを左腕に巻いて計測します。
心臓と同じ高さにカフが必要なため、卓上に約10センチほどの高さを設けて計測すると正確に測りやすいです。
Bluetoothなどがついていないモデルですと、6000円ほどで購入できます。
初めての一台は、上腕式がおすすめです。


アーム式血圧計

オムロンHEM-1000

少し家庭には大きいかと思いましたが、
メリットがたくさんありました。

・コンセントが無くても電池式で使える。
・カフを巻く手間がない
・心臓とカフの位置を気をつけなくても正確に測れる

設置場所を固定される方には、コンセントも使用できます。
現在血圧がすでに高い方、毎日計測し続ける方にはとても便利です。
ログをとるのも、スマホに残されたい方は、Bluetooth対応モデルもあります。




手首式


オムロンHEM-6164

手首式は持ち運びがとにかく便利です。
少し計測数値が繊細です。
やや上級者むけだと感じました。

カフが巻きやすくて便利なところは良かったのですが。
手首のカフをつけた位置を心臓の高さに合わせることは一緒なのですが、心臓から距離がある前腕部分で計測するため、やはり精度が下がりやすいためかと思います。
始めの一台ではなく、日々計測する方で移動が多い方に向いています。

アーム式と手首式の比較

数字に違いがあるのか両方で計測してみました。
脈拍は少しの違いですが、上の血圧も下の血圧も私の腕だと高めに計測されました。
やはり同じ計測機器で、同じ条件で計測が大事ですね。

上腕式で便利な計測もありました

いろいろ検索していると、新しいタイプの商品を見つけました。
上腕型でありながら、簡単にカフが巻ける商品です。
実際に使ったことはないので、数値のブレはわかりません。

思わず購入したくなる感じですが、あくまで医療機器なので、定番が圧倒的に壊れずに長く使えます。
初めての一台であれば、スタンダートな上腕式をおすすめします。


🏛️ オムロンのおもしろい事実

血圧計は、信頼性が高いオムロンを使っています。
オムロンは、大阪で立石電機株式会社として設立されたそうです。
その後、京都に本社を移動した時の住所が、仁和寺近くでした。
仁和寺とその地域は、御室(オムロ)と呼ばれており、その地名が社名の由来になっているそうです。
今度京都に行った際には、オムロン発祥の地があるようなので歩いてみたいと思います。


締めくくり

血圧測定をぜひ実践してみてください!
上120
下60
脈拍60

ちょっと厳しい数字ですが、50歳の私はこの値をめざして管理しています。

上は、動脈硬化の目安。下は睡眠不足の目安

一般的に医療機関で平常と言われている数字は、決して人生100年時代をかんがえると決して健康で維持できる値ではありません。

上135
下85
脈拍 60〜100
病気でない値、病院での適応外になる数値として考えましょう。

病気でないけど健康でないことを未病といいます。
管理するからには、未病ではなく、健康に向かうための生活管理をしていきたいですね。

人生100年時代、介護になる時間を1年未満に
姿勢が変わると、人生が変わる。
姿勢治療家(R)
仲野孝明

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