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姿勢治療で蘇る人生:49歳女性のフルマラソン成功記録


最近は、SNSやYouTubeなどで勉強し、知識を多く持つ患者さんの来院が増えています。しかし、何が本当に大事なのかが分からず、迷子になっている方が目立ちます。体調不良に悩む方々が少しでも減りますように。
※このnoteは、以前の仲野孝明公式ブログを整頓してUPしています。

姿勢治療とランナーの成功:49歳女性のフルマラソン完走物語


今回は、姿勢治療の大切さと指導を通じて、痛みで苦しんでいた初心者ランナーが、無事に初フルマラソンを完走するまでの経緯をお伝えします。
49歳の女性で、ランニング歴はわずか11ヶ月。過度な練習により痛みを抱え練習ができない状況で、2月に来院されました。
希望は、1ヶ月後の3月の初マラソンを完走したいとのこと。
結果、わずか29日間で初フルマラソンを4時間35分で完走することができました。
この成功体験は、運動による痛みは、運動していなかった初心者であれば、わずか30日で大幅に改善できる可能性があることを学ばせてもらった症例でした。
ご来院時の問い合わせメールから。

以前からの症状も記載されています。(2月15日連絡時のメール)

患者プロフィールと目的

  • 年齢: 49歳 

  • ランニング歴: 11ヶ月(社会人25歳からは運動歴なし)

  • 来院目的:

    • 1ヶ月後に初フルマラソンに出場したい(残り29日)

    • 練習中に痛みが出現し、思うように練習できない

初診時の予診票

症状

  • 右足の痛み(1ヶ月前の練習から持続)

  • 右のお尻の強い痛み(1ヶ月前の練習から持続)

  • 背中の痛み(慢性的)

  • 長年の肩こりと偏頭痛(慢性的)

  • 右肩の痛み(2年前から)

ランニング歴 :11ヶ月

  • 2016年3月: ランニング開始、3kmほど走り始める。筋肉痛で苦しむ

  • 2016年10月: 10kmマラソン完走 月間走行距離80km程度(毎月80km程度で練習をする)

  • 2017年1月: ハーフマラソン完走 月間走行距離200kmに
    (この直後から右足の痛みが出現)

 ※運動歴は、中学生から高校生の間に部活でのバレーボール。
 20歳〜25歳の独身の間だけ、ジムでエアロや冬にスキー程度。

来院の動機


整形外科で3週間リハビリを行いましたが、15km走っても改善せず、右臀部の痛みが出現する。1月の走行距離は200kmに達しました。練習ができないため、信頼できる友人の紹介で私のクリニックに来院されました。

初診時の検査状況(2017年2月21日)

首の痛みや偏頭痛、肩こりや背中の痛みがある中で、ランニングを開始して走り込み出したら、臀部から足へのいたみが出現する状態でした。
ざっと気になる箇所だけ

  • 可動域テスト: 太字の部分が、29日で大幅改善した箇所です。

    • 腰部_ケンプテスト: 左右可動域低下

    • 腰部_側屈: 左右可動域低下

    • ラセーグテスト(右/左): 70度/90度, 90度/90度

    • パトリックテスト(右/左): 40度/90度, 70度/90度

    • 股関節屈曲内旋(右/左): 40度/30度, 40度/30度

    • 股関節屈曲外旋(右/左): 30度/60度, 50度/60度

    • 腕前方挙上(右/左): 160度/180度, 170度/180度

治療内容と改善点
ご自身でのセルフメンテナンスとして伝えたこと。

  • 関節可動域の大幅な改善

  • 正しい姿勢の使い方の指導

来院時には、手技でのマニピレーションや筋肉組織の治療、カイロプラクティックとしてのアプローチを行います。
そのほかに実践していただいたことは

  • 生活環境の中での正しい姿勢の使い方

  • 足先を平行にすること(ランニング中も、日常も)

  • 背伸びを意識すること(毎日の背伸びを行うことも)

  • 腕の振り方(後ろに振ること:肘屈曲からの意識)

  • 体幹の意識(コアの感覚を意識する)

    基本はこちら↓



診療および指導時間
合計7時間(大会まで5回の診療)
理解して実践できるまで、通院中に繰り返し指導しました。

フルマラソン本番(2017年3月19日)
初マラソンを4時間35分で完走し、痛みなくゴールすることができました。
これは、改善できる限り短期間で、可動域を改善できたことが秘訣です。
ご本人の努力と、的確な分析指導が重ねて、短期間で素晴らしい結果が出せました。

大会後の検査(2017年3月21日) 

1ヶ月期間で、どこまで変化があったか。
黒字で記載してる箇所が良くなっている可動範囲です。

  • 可動域テスト:

    • 腰部_ケンプテスト: 左右可動域低下

    • 腰部_側屈: 可動範囲正常

    • ラセーグテスト(右/左): 90度/90度,90度/90度

    • パトリックテスト(右/左): 70度/90度, 70度/90度

    • 股関節屈曲内旋(右/左): 40度/30度, 40度/30度

    • 股関節屈曲外旋(右/左): 60度/60度, 60度/60度

    • 腕前方挙上(右/左): 180度/180度, 180度/180度



次なる目標
次の目標は、名古屋ウイメンズプラザでの3時間半のフルマラソン完走です。


診療後の結果を、7年経過して見直した感想


多くの方は、走っているときに痛みを感じると、走ることを諦めてしまいます。整形外科で治療を受けても改善されないと、その時点で諦めてしまう方も少なくありません。
しかし、姿勢治療家®を見つけて治療を受け、劇的に体を変えて未来を変えた方も多くいらっしゃいます。
私が確信しているのは、現代に生きる我々は、誰もが人類史上最強の体を持って生まれてきているということです。誰にでも両親がいて、代々の先祖がいます。その誰一人として欠けても、今の自分は存在しません。
生まれた瞬間、多くの人は完璧な体を持って生まれてきます。
しかし、自分自身やあなた自身の日常生活の使い方や扱いが良くないために、動かしづらい体を作り上げてしまっているのです。体は適切に使えば壊れません。
壊しているのは自分自身なのです。
知識や情報が頭の中にあっても、それが実践されなければ無意味です。自分の体を理解していなければ、その知識は役立ちません。
姿勢を理解し、使える体に治すことで、誰もがもっと豊かな人生を送ることができます!

引き続き、姿勢と運動の鍛錬を重ね、指導と治療に努めていきます。


姿勢が変わると、人生が変わる。
姿勢治療家® 仲野孝明

p.s
7年の間で、走れない方が走れるようになる指導が得意になりました。
初マラソンや、初砂漠レース挑戦など、応援しています。
人生は有限です。
安心、安全に、まだ出会っていない自分に出会ってみませんか?
毎週水曜日19時の水曜飛脚や
日曜飛脚のイベントなどもぜひご活用ください!!
(学習しないと走れません!笑)
https://senakano.jp/wedrun/


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