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俺たちの不妊治療 ①周囲への開示について
こんにちは、noteではかなりご無沙汰です。久しぶりに筆を取ったのには(正確にいうと筆は取ってないが)理由があり、タイトルの通り不妊治療をしていることについて。
ごくごく一部の家族・友人にだけはお話ししていたけれど、ここ1年半くらいず〜〜〜〜っと不妊治療をしていることを周囲に開示するべきか否かで悩んでおり、今回意を決してこの記事を公開しているわけです。
不妊治療をはじめるまで
不妊治療と一口に言ってもまじで多種多様なので、内容は以降の記事で書いていくとして、今回は周囲への開示について考えていたことと、今回開示するに至った理由についてまとめていきたいと思います。ちなみに絶賛不妊治療の真っ只中なので、今後もレポート的な感じで更新していく予定。
結婚したのが2023年の3月で、この記事を公開している今が2024年の12月なので、実に2年近くが経過しているわけですが、結婚した2ヶ月後の2023年5月くらいには「子どもがいたらいいね〜」的なことを話しはじめていたので、ワシはすぐにレディースクリニックに行って諸々の検査を受け、早々タイミング法に取り組みはじめました。
不妊治療をして子どもを授かった中学時代の友人から「子どもが欲しいと思ったらまずレディースクリニックにいけ!損はない!(意訳)」と聞いていたので、迷うことなく病院に行けたのは我ながらよかったと思う。子どもはマイペースでいいや〜派のみんなもとりあえず健康診断のつもりで最初に病院に行っておくことはおすすめしたい。女性だけでなく男性も。(ここ重要)
妊娠・出産・結婚式の話題
まあ、不妊治療周りの細かい話は今回の記事の筋ではないので端折るが、とにかくなんやかんやあって不妊が発覚し、治療しようや〜となり今に至るわけですが、結婚している人同士で会話するとなると、とにかく妊娠・出産に関する話題が多いこと多いこと。
独身の友人や先輩からは、やはり昨今の流れ的に妊娠・出産の話題はセクハラになりうることもあるし、センシティブなのでおいそれと出していい話題ではないという認識が広まっているからか、そういった類の話が出ることはほとんどない。が、立場を同じくする既婚者同士の集まり(特に女性同士)になると「え、子どもとかどうする?」「うちは全然考えてないんだよね〜」みたいな天気の話かと思うくらいには自然に話題にあがる。ワシはここ1年間は「欲しいね〜〜とは言ってる✌️」のような感じではぐらかして生きてきた。
さらに、結婚式をしないのかについては会社の先輩や友人・知人から散々尋ねられてきたが「不妊治療で大枚をはたくことが確定しているので、今は結婚式なんぞやっている場合じゃねえ! 挙式代出してくれるならやりたいです!」が正式回答なんだけど、そんなこと言えないので「やりたいけど具体的に動いてない」というなんも考えていないやつみたいなアホ回答を繰り返してきた。
気を遣わせたくないが難しい件
仲良いコミュニティなら開示してもいいじゃん、と思うかもしれない。確かに、私と仲良くしてくれている友人たちは善性が強く、不妊治療をしていると言ってもそれを蔑んだりするようなことはもちろんないと断言できる。が、開示したことにより、この先、友人たちが私より先に妊娠・出産・育児のフェーズに進んだ際に、不妊治療をしている私に変な気遣いをさせてしまうのではないか? という一抹の不安があるわけですね。これはたとえ私が「本当に本当に本当に気を遣わないでいいのでめでたいことを祝わせてくれ!!!!頼む!!!」と言ったところで気を遣わずにいられないと思う。だって私も多分逆の立場だったら無意識に気を遣ってしまうと思うから。
あとは、友人たちの励ましや、傷つける意図のない発言で勝手に私が傷つく恐れもある。現に家族から「不妊治療してまで子どもが欲しいの?」という全然悪気のない一言を頂戴したのだけど、まあまあ傷ついた、というか捻くれた気持ちが沸き起こってきた。「そのままそっくりお返しするが、なぜあんたは子どもが欲しいと思ったの〜〜〜???」「ああ、自然妊娠でさっと妊娠できた人には一生共感できないでしょうねえ」「そんなこと、俺たちがたくさん考えてきた上で、不妊治療することに決めたんだが??」のようにね。不妊治療をしている人同士でさえ、不妊理由によって共感できる・できない・無意識に傷つけあうことが発生してしまうんだもの、不妊治療と縁がない人がこちらの気持ちまで配慮して会話するのは難しい。しかも人によって傷つく言葉は違うし。私自身が無意識に傷つけてきた人もたくさんいるのだろう。悪意のない発言で傷つくことほどしんどいもんはねえ。
これからもどうぞよろしくね ver.俺たち
恐らくこんなふうに書くと、善性の強い友人たちは「ああ、不妊治療に関してはアンタッチャブルなんだな、触れんとこ」ってなってしまうと思う。それはそれでしょうがない。今回この記事を公開したのは、(後々の記事で触れる)俺たちの不妊治療に関する情報が、少しでも同じような立場の人の役に立てば嬉しいし、大事な友人たちがもしも子どもを育てたい、と考えたときになんらかの啓発になればと思ったから。あとは、恐らく私は話すより書く方が頭の中を整理できるタイプなので、不妊治療に奮闘している今この瞬間のことを記録として残しておきたい気持ちもある。自己満です。
友人・知人各位におきましては、これまでと変わらずに接してくれたら嬉しいし、不妊治療について気になるぞ!という方は(この上なく聞きづらいかもしれんが)割と遠慮なく声掛けて欲しい。あと人の望んだ妊娠・出産、めちゃくちゃ喜ばしいことで嬉しいことです!!!!気を遣っちゃうかもしれないけど私自身は気遣い無用なのでお祝いをせびってください!!!!
それ以外の、ここまで記事を読んでくれた方、ありがとうございます! 今後も記事が公開されているのを見かけたら静かにいいねを押してくれたら幸いです。
また次回〜