米国インフレデータに注目が集まる中、金価格が1オンスあたり$2,020に迫る

連続して金価格が$2,020に接近

米国ドルの下落により、市場参加者が米連邦準備制度の利上げの方向性を見極めるために、米国のインフレデータに注目している。

Why it matters

金は政治的、経済的不確実性がある時期に魅力的な投資対象となる。IMFは、今年の世界経済成長率が2.8％、2024年は3％と予測しているが、これは1月の見通しよりもわずかに低い。

The big picture

金は主にOTCロンドン市場、米国先物市場（COMEX）、上海ゴールド取引所（SGE）で取引されている。最大の金生産国は、中国、オーストラリア、アメリカ、南アフリカ、ロシア、ペルー、インドネシアである。最大の金消費国は、インド、中国、アメリカ、トルコ、サウジアラビア、ロシア、UAEである。

その他の情報

Trading Economicsによると、今四半期末には、金は1トロイオンスあたり1844.68ドルで取引されると予想されている。また、金は2020年8月に史上最高値の2074.88ドルを記録している。Trading Economicsで表示される金価格は、OTC（対面取引）とCFD（差金決済取引）の金融商品に基づいている。