血反吐を吐き、沼にハマり、そして服を買い続けた男の話
はじめまして。エンジニアのTAKAです。
千葉県在住、二児の父。普段は保険会社でSEとして働いてます。
本業の傍ら、テクノロジーを駆使したモノづくりで若者たちの明るい未来を応援します。
自分の半生 ➡ アイデアの種
「血反吐」の話をする前に、この記事の目的を記載しておきます。
この記事は、僕がモノづくりのアイデアを書き溜めるにあたり、自分の半生をインプットに、得意分野(ユーザーに共感できそうなネタ)を洗い出したものです。決して、数奇な人生を全うした青年の話ではありません。
「弓道」「ポーカー」「アパレル」「マンガ」「アニメ」「ゲーム」etc.
早速色々出てきました。それとなく王道をいかない感じが自分というひねくれた人間を表現している気がします。”普通”と思われるのが嫌だったんです。しょうがない。
ならべたキーワードの中から特に思い入れの強い3つを選んでみました。しばらく、30過ぎのお兄さんの赤裸々な半生が続きますが、せっかくなのでお付き合いください。
半生#1「弓道」12歳~18歳
12歳、東京の私立中高一貫校に入学しました。頭ちょっと弱めのスポーツ強豪校です。入学早々、メジャーなスポーツでレギュラーをとるのは無理だと悟りました。一瞬の気の迷いで、世にも珍しい弓道部なるものに入部。
中学は大きな大会がなかったため、活躍する機会自体あまりなかったのですが、高校1年でインターハイに個人で出場したのが転機で、それ以来、様々な大会に出て、国体選手としても活動しました。少年の作戦は大成功です。
ちょうどこの前実家に帰ったらいくつかでてきたので写真撮りました。初めて娘に褒められた。
当時は週7練習は当たり前で、朝練・夜練みたいなものもありました。体力的にとても辛かった記憶しかありません。(闇的とかいう”巨人の星”的な練習法に何の疑問も持ってなかったのはさすがにやばかったでしょう。闇的については説明を割愛します。よければググってください。)
記事のタイトルでは「血反吐」と表現しましたが、実際は「血尿」「尿路結石」までいきました。今でも小指の神経は戻りませんし、15年以上たつ今も手にはマメが残っています。それでも良い思い出と言えるのはなんなんでしょうか?青春補正とは怖いものだなぁとつくづく思います。
さて、今の若者たちにも悔いのないようにスポーツを頑張ってほしいと思いつつ、それであっても、文字通り「血反吐」を吐くような練習や理不尽な指導は、未来永劫不要だと僕は考えます。「血反吐」を吐いたから良い思い出になったわけでは決してありません。NO!血反吐!NO!結石!です。(でも結石は話のネタになるのでありかな。。)
度が過ぎる過酷な練習は撲滅し、学生と指導者の間に信頼や納得感が生まれるような、そんなツールを作ってあげたいと考えています。
半生#2「ゲーム」12歳~34歳
12歳、DELLのタワー型ゲーミングPC(まだAlien買収前なのでXPS)を親に買ってもらいました。それ以来、オンラインゲームにハマり続けて、そのまま大きな子供になったかたちです。どうもどうも。
卒業できたのは最近の話なので、20年以上課金し続けたことになります。累計金額は裕に7桁だと思いますが、それに見合った満足が得られたかというと、正直モノによりけりです。
最初にハマったのはナイトオンラインというMMO。これは名作だった。
やってた方は連絡ください。アドニス鯖のクローズドβ勢です。
ちなみに、20年前のゲームは今よりもっと課金の仕組がひどくて、武器は基本「燃える」仕様でした。アプグレに成功すればプラス値があがり、失敗するとマイナスないし消滅する(燃える)といった具合です。「燃える」確率のほうが高いので、ユーザーは強くなるため湯水の如くお金を垂れ流しました。
今よりユーザー数が少ないなかで、ゲームを運営維持していたのですから、1人あたりの単価に頼らざるをえなかったのでしょう。でも、その仕様がアイテムの流通量を適切に調整し、高ランク武器の希少性が保たれたので、課金に対する満足度は高かったように思います。
最近ではFAITHもよかったですね。(こっちは最近過ぎて身バレする。まずい。まぁ、いっか。)
話を戻すと、満足度との釣り合いがとれていないゲームは、若者のお金に対する価値観に悪い影響を及ぼし、大事な青春時間を搾取するということです。そんなことより、時間とお金をデートに使ったら?多分もう一人くらい彼女作れると思う。
逆に、そこを乗り越えたゲームとはサ終まで添い遂げても良いのではないでしょうか。そんな伴侶的ゲームを探す何かを作れればと思います。
半生#3 「アパレル」 20~22歳
20歳になり、アパレルで働き始めました。ただただ憧れだけで始めたのが正直なところです。バイトなのに青山で合同面接を受けたり、年2回ボーナスが出たり、本当に変わったバイトでした。(バイトだった、、はず。)
ちなみに、僕が今の会社に入社した2011年には、いわゆるリーマン氷河期でした。コネで優しい言葉をかけてくれた上司のことを今でも思い出します。今の会社が拾ってくれなかったら、そのままアパレルにお世話になっていたかもしれません。ここのところ、あっちにいっとけばよかったと2日に1回は思ってます。
当時は本当に沢山の服を買っていました。大人になって私服はめっきり買わなくなったものの、代わりにオーダーのスーツとかシャツとかコートとか、大義名分おったてて結局買い続けてきました。
コロナになってネットで洋服を買うのが習慣化してどうやら全盛期の勢いを取り戻してきた気がします。ポチポチし続けた結果、久々にクローゼットがパンパンになってきました。
ただ、大人になってお金に対する価値観が変わったのか、はたまた単純にセンスが悪くなってゴミを掴みやすくなったのか、若い時よりも買って失敗したなぁとなるケースが多いです。(まーた、着ないくせにグレーのTシャツ買っちゃったってやつ。ないです?)
僕みたいなお金のあるお兄さんはさておき、学生は自由に使えるお金が限られています。背伸びをせず、大好きな服を目一杯買えるような何かを作ってあげたいと思います!
~小休憩~
以上、ここまでが、お兄さんの赤裸々な昔話でした。ここから、今考えているモノづくりアイデアを3つご紹介したいと思います。技術的なところは完全無視です!なんなら僕じゃない誰かが作ってくれても良い!!!
アイデア♯1 「弓道」➡「筋肉バンド」
<仕組>
センサー内臓の腕用バンドです。赤いところに力が入っているとランプが赤く光り、青いところに力が入っているとランプが青く光ります。
<説明>
弓をひくときに重要なのは、身体のどこに力が入っているのかを自分で理解してコントロールすることです。でも実際には、自分も、見ている他人も、力が入っている部位を正確に把握するのはとても難しいので、それを可視化するツールを考えました。
アイデア♯2 「ゲーム」➡「課金カウンター」
<仕組>
ゲームの課金額をただただ積み上げるツールです。
<説明>
自分で毎月の課金額を決めていても、ついつい使いすぎちゃうのがオンゲ・ソシャゲの「沼」というものです。年末イベはお祭りなんでしゃあなしみたいなところありますし、水着イベは理由なしにしゃあなしみたいになりますよね。
みなさん怖くて累計金額なんて計算したことないんじゃないでしょうか?やろうと思えば自分で集計すればいいだけなんですが、少なくとも僕はやったことがありません。ゲームと課金額を紐づけて管理することで、投下した金額に見合った満足が得られているのか、そのゲームの自分にとっての「価値」を測ります。
アイデア♯3 「アパレル」➡「服バカコントローラ」
<仕組>
服バカの購買意欲をコントロールするツールです。「欲しいもの」や「買ってよかったもの」ではなく、「いらないもの」や「買って失敗したもの」の属性をストックするアプリケーションを考えています。
<説明>
服バカは必要以上に洋服を買うもの。それはしょうがないことです。
大好きな洋服に囲まれてることに悦びを感じ、横を見ると買わなければよかった服も同時に積み上がってます。新中古としてメルカリで売ればよい?その前に買わないで済むならそのほうが良いはずです。”失敗は成功の基”の理論をクローゼットに持ち込みます。
ちなみに、服バカは新しい領域にチャレンジしたいものです。その気持ちは大切にしてあげたい。
~さいごに~
以上、血反吐を吐き、沼にハマり、そして服を買い続けた男が、同じような境遇の若者たちの人生を少しでも豊かにする何かを作ろうというお話でした。
長々とどうもありがとうございました!!ではまた!!