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公務員から転職ではなく起業を目指すメリットはあるのか

多種多様な働き方が可能になったこの時代、安定、安泰と言われる公務員から転職や起業する人が増えてきました。

前回の投稿では公務員からの転職についてお伝えしました。下記の記事もよろしければ読んでいただけると嬉しいです!

今回は、実際に公務員(教員)から起業した僕が「公務員からの起業」についてお伝えします。

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働き方改革が起業を後押ししたかも

「働き方改革」謳われていましたよね。今もですか・・・?

雇われの身から離れると、今の状況がわかりませんが・・・

方向性はよいことだったと思うのですが、実態が伴うかというと、なかなか難しかったのではないでしょうか。

大企業などで週休3日にするとか4日にするとか男性の育休取得などは話題になりましたけど、それを現実にできる企業が限られているというのが現状だと思います。

公務員や教員はというと、業種的に難しい部分がありました。

例えば、教員であれば時間外の勤務というものが避けられない業種だと思います。

事業時間での面談や部活動、行事の準備など、勤務時間外でやらなければならないことや、勤務時間内であっても、それをすることによって通常業務を時間外にやる必要が出てきたりするわけです。

部活動などの大会や練習試合などで休日に出勤、出張が当たり前です。

働き方改革だから部活動はなくしますよ、土日は休みになりますよ、と簡単にはいかないですよね。

職業上、これまでと大して変わらないわけです。

これまでは当たりまえ、割り切るしかないと考えていたものが、

「これまでの働き方はよろしくないから改革すべきだ」となります。

それが実際には、現実的のものにはならない。

そうすると、これまで以上に働き方に疑問を抱くようになります

それが進んでいけば、

「じゃあ、働き方自主改革しよう」と考える人が出てきてもおかしくないですよね。

で、転職では可能性は限られるし、働き方が変わるわけではない。

「じゃあ、起業だ」となるわけです。

実際、公務員「から起業している人は増えていますし、潜在的には、できれば起業してみたいと考えている人はかなりいるはずです。

公務員からの転職と起業の違い

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では、公務員から起業したいと思ったときにすんなり踏み切れるかというと、そうはいかない人が多いと思います。

転職の場合は、転職先さえ決まれば一定の収入は確保できます。

もちろん、ある程度の年齢になれば条件の良い求人に巡り合うことはかなり難しいと思います。

ですので、仕事を変えられれば十分という人にとっては給与や勤務時間などは妥協できる部分でしょう。

雇われていることに安心できるという人は妥協点を整理して転職に備えるほうが合っていると言えます。

では、起業はどうでしょうか?

公務員から起業するということは、これまでの守られた環境から、すべて自分の力で切り拓いていくという正反対の道をたどることになります。

自分で成果を出さなければ、誰かが給料を出してくれるわけではありません。

おそらく起業を考える人は、それまでの働き方そのものを変えたいと考えているはずですから、それも覚悟しての決断になるとは思います。

僕の経験上、そこまで心配し過ぎる必要はないのですが、それでも、家族や周囲からの反対や不安の声なども聞こえてきたりしますから、越えるべきことは転職に比べれば多いのかもしれませんね。

ただ、うまく軌道に乗せることができれば、これまでとは違った「自分でコントロールできる働き方」を手に入れることはできるのです。

必ずしも忙しすぎる、辛いからというわけではない

転職、起業、人それぞれの選択肢があります。

でも、なぜ安定していると言われる公務員を辞めようと考えるのでしょうか?

もし、本当に忙しすぎたり、辛い、人間関係に耐えられない、そもそも仕事内容が合わなかったというのであれば、それは迷いなく環境を変えるというのは正しい選択だと思います。

我慢し過ぎて精神疾患を患うケースも多いわけですからね。

しかし、起業を考える人の多くは、必ずしも多忙、辛いというわけではないようです。

もちろん、ひとつの要因にはなりますが、それ以上に、

「バランスの取れた生活がしたい」
「自分の時間や家族との時間を大事にしたい」
「やりがいのあることをしたい」
「収入よりも心の豊かさを大事にしたい」
「新しいことに挑戦したい」

こんなふうに考える人が増えてきているのは事実です。

つまり、

「働き方そのものを変えたい」
「生き方を方を変えたい」


と考えているわけです。

そうなると公務員や教員であっても、「起業」という道を選択する気持ちはよくわかります。

公務員から起業するうえでの最大のデメリット

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起業を選択するといっても、表に見えている華やかなものが簡単に手に入るということはありません。

特に公務員や教員からの起業には、最大のデメリットがあります。

「副業ができない」

ということです。

もちろん、副業が許可されていない会社員もそうです。

副業ができれば、まず副業でビジネスにトライしてみて、そこで収入がある程度見込める、あるいは本業並みかそれ以上の収入が安定して得られる状況になったら独立起業するということが可能になります。

それができないということは、まず今の仕事を辞めて、後がない状態で起業するということになります。

当然、起業を決断する人はそれなりの覚悟を持っているはずですから、想定内のことではあると思います。

とは言え、状況によっては失敗できないなど、過剰な不安を抱くあまり、焦ってうまくいかないケースもあります。

それも踏まえた起業準備をしていくことが重要ですね。

公務員をしながら起業準備をすることは可能?

では、公務員をしながら起業準備をしていくことは可能なのでしょうか?

結論から言えば、できます。

副業ができる人も本業をしながらの副業です。時間を自分で管理して、人が休んでいる間にも副業に取り組んだからこそ、その先の成果を得ているわけです。

副業ができない人は、いかに起業の準備に時間を充てていけるかがポイントです。

「楽して早く簡単に稼げる」ことはないと肝に銘じておきましょう。

では、どんな準備をすべきかということは次回の記事でお伝えしますね。

ザックリというと、ビジネスの実践になるような取り組みをすることが大事だと考えています。

よくあるのは、とりあえず資格を取ろうみたいなものです。資格を取ることが悪いわけではありません。

ただ、公務員や教員の方は「勉強する」傾向が強いです。

「ビジネスを学ぶ、やり方、ノウハウを学ぶ」

こうしたことに時間をかけて過ぎてしまう人は多いです。

それよりもビジネスは「いかに早く実践していくか」が重要です。やってみてうまくいかないことを検証して、またやってみての繰り返しをすること。

これができる人は強いです。

逆に言えば、そうしたことを起業準備段階で取り組んでいけば、公務員を退職して起業するとしてもリスクを最小限にして備えることが可能になるはずです。

副業ができなくても起業を成功させることはできるんですね。

これについては次回の記事でも触れていきますね。

新たな働き方や生き方を求めて

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ここまで公務員からの起業についてお伝えしてきましたが、公務員や教員の働き方は起業家のそれとはまったく正反対だと思います。

自分でお客様を見つけたり商品を売ったりという経験はないわけです。

また、公務員は時間制の労働ですし、年齢が上がれば給与も上がったはずです。

それでも安定した守られた職を離れ、まったく新しい起業に進もうとする人が増えているのはなぜでしょうか?

もちろん、公務員に限ったことではなく、世の中の働き方や生き方に対する価値観が変化しているということですね。

仕事第一主義ではなく、本来、生きる上で大切にしたいことを大切にできるバランス感覚

そんなものを求めている人が増えているのでしょう。

考え方は人それぞれです。

その「人ぞれぞれ」が叶う世の中になってきていることは素敵なことだと僕は思っています。

みんながそれぞれの働き方や生き方を叶えられたらいいですね。

それではまた。

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こちらは僕の著書です。よろしければ読んでみてください!

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