《週刊 セットプレー》vol.03
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Ⅰ.川崎の2点目(川崎vs福岡)
★試合データ
★ゴール動画
★このセットプレーのポイント
・守備側の視点
11人全員が戻っての守備をしています。
ゾーンとマンマークの併用で守備陣形を敷いているように見えます。
②~⑦と⑩と⑪の8人がゾーンで守り、
⑧と⑨は相手の競り合いが強い選手にマンマークをしています。
PA内で3ー3-2に配置し、競り合いの強い相手にはマンマークで自由に動かせない良い守備陣形だと思います。
・攻撃側の狙い
PA内の人数が5人とかなり少ないように感じます。
しかし、考えられた動きと正確なキックでゴールを決めています。
⓫が⑤の視野の外からニア方向に走り、⑤を少し前へ移動させます。
その動きで出来た⑤と⑥の間のスペース(図の水色の丸)にマンマークが付かれていない2選手(➒,➓)が飛び込むことで、後手になってしまう相手のプレッシャーをほとんど受けない状態でヘディングが出来ています。
また、わずかなスペースに正確なボールを蹴られるプレスキッカーがいることもこのセットプレーが決まった大きな要素です。
Ⅱ.鳥取のPK守備(鳥取vs福島)
★試合データ
★ゴール動画
★このセットプレーのポイント
このPKで鳥取は失点してしまいますが、PKを受ける際のポジション取りが良かったので取り上げました。
・守備側の視点
あまり配置されることのない➋と➓のポジション。
ただ、GKが弾いたりポストに当たったりなどでキック後の攻撃を受けないためには必要なポジションだと思っています。
失点してしまう確率が高い場面なだけに、そこを守り切ったのに結果的に失点しては意味がないため、GK以外の選手はやれること全部やっておく必要があると思います。
また、➎と➏の位置を取れているあたりもすごく良いと思いました。
Ⅲ.富山の3点目(富山 vs YS横浜)
★試合データ
★ゴール動画
★このセットプレーのポイント
・守備側の視点
11人全員が守備に戻っています。
(あまりよくは見えてないのですがおそらく……)
2人がニア寄りのゾーンを守っていて、残りの選手はマンマークをしています。
・攻撃側の狙い
6選手(➏~⓫)がゴールエリア内のかなりゴール近くに立っています。
ファーサイドに1人(➎)とボール付近に1人(➍)配置することで、、PKスポット付近に広いスペースを空けておいています。
ファーポスト付近から⓫がスペースに動き出しています。
マークしている選手は密集している他の選手たちにブロックされ、付いていけていません。
フリーでスペースに走り、ヘディングをすることで最終的にゴールとなっています。
おまけ
・遠藤航選手(シュトゥットガルト)
必勝パターンの1つである”ニアすらし中央あわせ”で決まった残留決定弾。
ニアでそらしたのは伊藤洋輝、中央で合わせたのは遠藤航。
同じ日本人としてとても嬉しいシーンでした。
おまけ2
コッパ イタリア決勝
”1-2で負けていて80分のPK”で、
この強さ・このコースは本当にすごいと思いました!!
以上です。
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