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《週刊セットプレー 2023》vol.04
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◆熊本の3点目(山口vs熊本)
☆試合データ
J2 第4節
2023年3月11日(土)
@維新みらいふスタジアム
レノファ山口 vs ロアッソ熊本
1 - 3
得点者:
35分 石川 大地(熊本)
56分 松岡 瑠夢(熊本)
75分 江﨑 巧朗(熊本)☜pick up
79分 河野 孝汰(山口)
☆ゴール動画
【3/11山口戦】#ロアッソ熊本 アウェイ戦、前半35分に竹本選手からのスルーパスに反応した石川選手がゴールを決め先制、後半11分には平川選手が競り勝ったボールを松岡選手が決めると、後半30分にはCKから江﨑選手が押し込み3-1勝利しました🔥
— ロアッソ熊本(official) (@roassoofficial) March 11, 2023
本日のゴールをお届けします🎬
3点目は #江﨑巧朗 選手⚽️ pic.twitter.com/BSHYLTqYI5
・試合ハイライト
☆このセットプレーの配置
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※番号は背番号ではありません
☆守備側の狙い
11人全員がPA内に戻っての守備をしています。
完全にゾーンでの守備をしています。
ゴールエリア内ニアポスト付近に2人(➋,➌)
ゴール前に2列(➍∼➏・➐∼➓)
ボール付近・ショートコーナーへのケアを1人(⓫)
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☆攻撃側の狙い
PA内に5人という非常に少ない人数での攻撃をしています。
PA内の選手はそれぞれ下図のように動き出しています。
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特に注目したい選手は、⑪・⑩・⑧の3選手です。
⑪…相手が固めているニアのゾーンよりもさらにニアに走りこみ、CKが短くなってしまった際にも確実に触れるように走りこんでいます
⑩…列でもっともニアにいる相手選手の前に入り、ファーサイドにそらすヘディングをしています。
⑧…列でもっともファーにいる選手のさらに外から走り込み、来るであろうファーポスト付近でボールに合わせてゴールを決めています。
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得点を決められる確率の高い”ニアそらし、ファー合わせ”での素晴らしいゴールでした。
◆フリーキックを直接ゴール
徳島vs東京Vでの東京Vの2点目はフリーキックが直接決まりました。
直接FKが突き刺さる!
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) March 12, 2023
🎦 ゴール動画
🏆 明治安田生命J2リーグ 第4節
🆚 徳島vs東京V
🔢 0-2
⌚️ 77分
⚽️ 梶川 諒太(東京V)#Jリーグ#徳島東京V pic.twitter.com/hShLO2rriK
このフリーキックではキッカーの位置に2人いることがすごく効いています。
右足・左足の両方のキッカーがいると、
・右足で直接
・左足で直接
・右足で中に合わせる
・左足で中に合わせる
という少なくとも4つの選択肢が生まれます。
多くの選択肢があることで相手選手を困らせることができるため、キッカーの位置に複数立つことはとても有効です。
これに選ばれて感激です🥹
— 梶川諒太 (@ryotakj) March 13, 2023
この直前にもう少し遠目のFKがあって、そこでファーポストにあまり球筋の速くない合わせるボールを蹴っていたので、
この時はほぼゴールを見ずにギリギリまで合わせる時と同じ蹴り方になる様に意識して、最後の所で身体を捻って強く蹴りました💪
風が味方してくれました🫶 https://t.co/mW2E0EVRN7
GKの1歩目が前に出ていることが気になっていたのですが、直前のFKのイメージが残っていたと考えると納得できます。
持たれているイメージも使った素晴らしいFKでした。
◆味方選手を使ってフリーになる
YSCC横浜vs鳥取で生まれたこちらのゴールを取り上げます。
【3/11 YS横浜戦】
— ガイナーレ鳥取 (@gainareofficial) March 11, 2023
𝑮𝑶𝑨𝑳 𝑺𝑪𝑬𝑵𝑬🎥
⚽️70' #石井光輝
▽試合結果https://t.co/AlB5IbFrfi
▽見逃し配信はDAZN📱https://t.co/OTtPMSkQgF#ガイナーレ鳥取 #Beyond pic.twitter.com/l8LqXT0mhl
このシーンでゴールを決めた石井選手は、味方選手の近くを走ることで、自身のマークについてこさせないようにしています
これはvol.03で取り上げた神戸vsG大阪でのゴールに似ています。
初瀬選手の左CKを武藤選手が完璧なタイミングで飛び込み、ヴィッセル3点目!⚽⚽⚽
— ヴィッセル神戸 (@visselkobe) March 4, 2023
ハイライトは @DAZN_JPN📺
登録は⏩https://t.co/P80XKwItyQ#visselkobe #ヴィッセル神戸 #神戸G大阪 pic.twitter.com/5xEEcOwR7e
神戸のゴールでは意図してブロックをしていますが、例えブロックの意図がなくても味方選手を使ってフリーになることができるということがわかるシーンでした。
◆ロングスローからゴール
秋田vs千葉の試合ではロングスローからゴールが決まりました。
🎥ゴールシーン速報
— ブラウブリッツ秋田(公式) (@blaublitz_akita) March 12, 2023
⏱53分
⚽️#河野貴志(@panchon75) #髙田椋汰(@ryota06103457)のロングスローを河野が頭で合わせる!
高く浮き上がったボールはGKの上を通り過ぎ、ゴールネットに吸い込まれました👏#ブラウブリッツ秋田 #シン・秋田一体 pic.twitter.com/BstlasVKVh
決まった位置からクロスが上がるという点ではCKとロングスローは似ています。
しかし、決定的な違いが1つあります。
それは、あげられるボールの威力の差です。
CKに比べるとロングスローのボールの威力は格段に落ちます。
つまりヘディングでミートができてもシュートに威力は生まれません。
このゴールのように緩いボールで上を狙ったシュートのほうが決まる可能性が高くなります。
◆過去記事
◆取り上げた試合のハイライト映像
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