【#7,仙台vs神戸】神戸のCKを分析!【セットプレー】【2021年】
コーナーキックの分析を書きます。
・試合データ
21分に決まったコーナーキックについての分析を書いていきます。
・ゴール動画
試合ハイライト
・選手の立ち位置
黒…攻撃の神戸の選手
白…守備の仙台の選手
※番号は背番号ではありません。
・攻撃目線
8人での攻撃。
配置:
ボール付近…1人
ペナルティエリア内…6人
ペナルティアーク付近…1人
ペナルティエリア内の6人は、2人ずつが近い距離を取っている。
ゴールエリア内…➍,➎
ややニアサイド寄り…➐,➑
ファーサイド寄り…➒,➓
・守備目線
10人での守備。
2人(②,③)がゴールエリア内のボール寄りに立ってゾーンで守り、ペナルティエリア内の残りの6人(④~⑨)は全員がマンマークで守っている。
残りの1人(⑩)はペナルティアーク付近での守備をしている。
☆このCKのポイント☆
Ⅰ.2人組を3ヶ所に作る
”攻撃目線”のところに書いた通り、攻撃の神戸は2人組が3ヶ所にあります。
これにより、2人対2人での駆け引きに持ち込み、優位なポジションを取ろうとしています。
Ⅱ.中央を空ける動き
ゴールエリア内の2人(➎,➏)はニア方向へ走り、ややニアサイド寄りの2人(➐,➑)もニアでの駆け引き、ファーサイドの1人(➓)は大外に走り、ゴール前中央のスペースを大きく空ける。
そして、その中央のスペースに1人(➒)が走り込み、勝負をしています。Jの中でも競り合いが強いとされている菊池選手が勝負をするという戦法でした。
Ⅲ.マンマークはどうしても遅れる
競り合いに強い菊池選手のマンマークは、こちらも競り合いに強いシマオマテ選手が担当しています。
イーブンな競り合いでは、どちらが勝つか分かりません。
むしろ、『ゴールにつなげる正確なヘディングが必要な攻撃』vs『たとえボールに触れなくても良いヘディングをさせなければよい守備』では守備に分があります。
ただ、動き出しや蹴られる前の駆け引きも重要な要素のコーナーキックでは、マンマークの場合ほんの少し遅れを取ることになってしまいます。
ピンポイントのボールをそこに合わせられたら、フリーに近い状態でシュートを打つことが出来ます。
・まとめ
CKの攻撃バリエーションは多く、守備を固くするためにも11人での守備は必要だと思いました。
攻撃陣に強烈な特徴を持つ選手がいるのであれば、その選手を活かすのは有効な手段です。
そして、その選手を活かせる動きを意図的にすることでゴールの可能性を高めることが出来ると思いました。
以上です。
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