《週刊セットプレー 2024》vol.01
全文無料公開しています。
イイネやコメントをしていただけるととても嬉しいです。
◆ニアそらし中央合わせ(新潟)
今年の1つ目は鉄板のゴールパターンである「ニアそらし」から生まれたゴールを取り上げます。
ヘディングシュートした位置に直接CKを蹴ってもかなり高い可能性でGKにキャッチされてしまいます。
その位置でのヘディングシュートを可能にするために、CKをニアサイドに合わせ、ヘディングで中央にボールを送っています。
このワンクッションによってGKは前に出るチャンスがなくなり(むしろGKの矢印はやや後ろ向きになっている)、ゴールエリア内のゴールにかなり近い位置であっても、フィールドプレーヤー同士の勝負に持ち込むことができます。
また、CKはニアサイドに飛んでいるため、中央付近を守備している選手は少し対応が遅れ、後手になってしまうシーンもよくあります。
◆DFラインを5m下げる(熊本)
右サイドやや後方からのFKを取り上げます。
FKの蹴られる前の配置は、守備側がやや高い位置に最終ラインを作っていました。
この状態から始めるゴールパターンとしては、ファーサイドに高いボールを送って競り勝ったところからの勝負などがあり得ます。
斜めからのFKで有効なDFラインとGKの間にボールを送ることは、距離がありすぎて難しいです。
古長谷選手がボールをまたぐことで、DFラインをかなり下げることができています。
直接ゴールに繋がった豊田選手がボールを蹴るタイミングではDFの最終ラインはPA内になり、さらに乱れも生じてファーサイドの方が低い状態になっています。
距離が狭くなったDFラインとGKの間にボールを落とし、バウンドをして直接ゴールが決まりました。
◆美しいFKを2つ
美しい直接フリーキックが2つあったので載せます。
どちらもGKに触れさせもしないスピード・コースで素晴らしいフリーキックでした。
☆宇佐美貴史(ガンバ大阪)
☆山田楓喜(東京ヴェルディ)
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?