《週刊 セットプレー》vol.04
全文無料公開しています。
気に入ったり、おもしろいと思ってもらえたら、イイネやコメントしていただけると嬉しいです。
さらに、とても気に入っていただけたら、投げ銭をしてもらえるととても嬉しいです。
Ⅰ.福岡の1点目(福岡vs横浜FM)
★試合データ
★ゴール動画
★このセットプレーのポイント
・守備側の視点
ボール近くに多くの人を配置。
体の強い➒にはタイトにマンマークをしている。
中央には1人。
・攻撃側の狙い
③と⑥と⑧の間のスペース(赤丸)とやや中央の広いスペース(黄色丸)を使っての攻撃をしています。
➓は激しいマークを受けていないため、そこに➐が投げます。
やや後手になった守備の③はボールに向かいます。
その動きで図の黄色丸はさらに大きくなり、その広大なスペースを3人目の動きで➒が狙っています。
その動きでPA内の②を釣り出すことに成功し、⓫が完全にフリーになっています。
Ⅱ.千葉の1点目(熊本vs千葉)
★試合データ
★ゴール動画
★このセットプレーのポイント
ロアッソ熊本が似たような位置からFKを守るシーンは「週刊セットプレー vol.01」で取り上げました。
⇩今回の立ち位置
・守備側の視点
《vol.1》で取り上げた時とほぼ同じゾーンでの守備をベースにしています。
➋ …壁
➌ …ニアのゾーン
➍~➓ …列となり中央のゾーン
⓫ 1列前のゾーン
仙台戦での失点シーンで狙われたニアサイドのスペースを➌が埋めています。
・攻撃側の狙い
ゾーンで守られているため、相手選手の間に勢いを持って走り込むことを狙っています。
最初の配置では⑤が⓫からのマークを受けています。
ボールが蹴られる前に⑦が⓫に体をぶつけ、⑤がフリーで走り込んでいます。
(⓫は追っていなかったため、ゾーンでの守備を優先していると判断しました。)
そこに速いクロスを蹴り込み、頭で合わせてゴールが決まりました。
Ⅲ.仙台の2点目(大宮vs仙台)
★試合データ
★ゴール動画
★このセットプレーのポイント
・守備側の視点
完全にゾーンでの守備をしています。
➋ …ニアポスト付近
➌~➏ …ゴール前中央1列目
➐~➒ …ゴール前中央2列目
➓ …ショートコーナーへの牽制
⓫ …PKスポット付近
・攻撃側の狙い
いわゆる”ニアすらし、中央あわせ”でゴールを決めています。
蹴られる前に④がボールに近付くことで➓を自分に寄せています。
これにより、ニアサイドゴールエリア角のスペース(黄色丸)を大きくすることが出来ます。
⑪が➌の背中側から空けられたスペースに走り込むことで、完全にニアで先に触れる状況を作っています。
そして中央では⑦がやや長めの移動をして、守備の1列目と2列目の間に走り込んでいます。
ニアを取った⑪はヘディングで中へボールを送り、それを⑦がヘディングをしてゴールが決まりました。
・おまけ(天皇杯から3試合)
★ FC今治 vs 沖縄SV
前半ATに先制点を奪われた沖縄SV。
後半に4ゴール奪い、逆転勝利をしています。
後半の4ゴールのうち、3ゴールがFKからでした。
★ 上武大学 vs 富士大学
後半に1ゴールを奪った富士大学が勝利をしています。
ニアに走り込み、中央にボールを送ったところからゴールが生まれています。
このCKでは混戦となってからゴールになりましたが、精度を上げれば再現性の高い攻撃が可能になると思いました。
★ ホンダロックSC vs マリーゴールド熊本
3-0でホンダロックSCが勝利しています。
1点目と2点目はCKから同じ選手が決めています。
また、ゴール前中央まで飛ぶロングスローという武器もあり、今後の試合も楽しみになりました。
♦宣伝
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?