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《週刊 セットプレー》vol.09

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Ⅰ.横浜FMの3点目(横浜FMvs柏)

★試合データ

J1 第18節
2022年6月25日(土)
横浜F・マリノス vs 柏レイソル
4 - 0
得点者:
17’  西村 拓真(横浜FM)
19’  レオ セアラ(横浜FM)
28’  水沼 宏太(横浜FM)
47’  レオ セアラ(横浜FM)

★ゴール動画

★このセットプレーの配置

黒=横浜FM,白=柏
※番号は背番号ではありません

★守備側の視点

ボール近くのエリアでは基本的にマンマークをしています。
⑦は➒にマンマークではなく、ボールが入ったタイミングでプレスに行っているように見えます。

★攻撃側の狙い

1人を飛ばしたスローインから真横への動き出しでボールを受け、フリーになっています。

スローインの軌道や➒の状況によっては、⑦・⑨が2人で奪いきることも考えられるため、スローインがまだ動いているうちに➓が走り、フリーになっています

また、➒は胸を使いダイレクトで落としているため、➓は容易にボールを確保でき、一気に中ヘ進み、ゴールが決まりました。

Ⅱ.山形の1点目(仙台vs山形)

★試合データ

J2 第23節
2022年6月25日(土)
ベガルタ仙台 vs モンテディオ山形
1 - 1
得点者:
33’  野田 裕喜(山形)
85’  中山 仁斗(仙台)

★ゴール動画

★このセットプレーの配置

黒=山形,白=仙台
※番号は背番号ではありません

★守備側の視点

壁に2人。
残りの選手は最終ラインに7人(④・⑥~⑪)とニアサイドやや前に1人(⑤)を置いています。
キックと同時に最終ラインを下げ、GKとDFの間のスペースを埋めようとしています

★攻撃側の狙い

斜めの位置からのFKはほとんどのチームがゾーンを中心としている守備をしています。
それに対し、キック時には空いていないが、空くであろうスペースを狙う攻撃をしています。

キックのタイミングでDFは下がることが予想できます

空いたスペース(青丸部分)を狙った攻撃をしています。
ここに横移動で動き出した➓がフリーで走り込み、ボレーシュートでゴールが決まりました。

Ⅲ.千葉の3点目(千葉vs東京V)

★試合データ

J2 第23節
2022年6月26日(日)
ジェフユナイテッド千葉 vs 東京ヴェルディ
3 - 1
得点者:
6’  新井 一耀(千葉)
37’  見木 友哉(千葉)
47’  新井 一耀(千葉)
90+1’   ンドカ ボニフェイス(東京V)

★ゴール動画

★このセットプレーの配置

黒=千葉,白=東京V
※番号は背番号ではありません

★守備側の視点

11人全員が戻っての守備をしています。
”ゾーンを中心としたゾーンとマンマークの併用”での守備を敷いています。
5人(②~⑤・⑧)がゴールエリア付近をゾーンで守り、1人(⑪)が前方のスペースを埋め、残りはマンマークをしています。

★攻撃側の狙い

9人(キッカー含)という多くの人数をかけて攻撃をしています。
相手がゾーンでの守備を中心としているため、フリーの選手も生まれます。

ややファー寄りにいる➑・➒はマークを連れてニア方向へ走り、⓫はDF2人をブロックしています。
これによって生まれたファーサイドのスペース(青丸)に最も後方にいるフリーの➍が走り込み、合わせています。

シュートはGKに弾かれたのちに押し込んでゴールが決まりました。

おまけ

【千葉vs東京V】

Ⅲでも取り上げた千葉vs東京Vの試合では、合計4ゴールが生まれ、全てがセットプレーからでした。
内訳はFK・PK・CK・CKでした。

【神戸vs浦和】

決勝点はダヴィド・モーベルグ選手の素晴らしいFKでした。

【宮崎vs岐阜】

この試合での岐阜の1点目は、何度も取り上げた”ニアすらし、ファー合わせ”でのゴールが決まりました。

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