《週刊 セットプレー》vol.09
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Ⅰ.横浜FMの3点目(横浜FMvs柏)
★試合データ
★ゴール動画
★このセットプレーの配置
★守備側の視点
ボール近くのエリアでは基本的にマンマークをしています。
⑦は➒にマンマークではなく、ボールが入ったタイミングでプレスに行っているように見えます。
★攻撃側の狙い
1人を飛ばしたスローインから真横への動き出しでボールを受け、フリーになっています。
スローインの軌道や➒の状況によっては、⑦・⑨が2人で奪いきることも考えられるため、スローインがまだ動いているうちに➓が走り、フリーになっています。
また、➒は胸を使いダイレクトで落としているため、➓は容易にボールを確保でき、一気に中ヘ進み、ゴールが決まりました。
Ⅱ.山形の1点目(仙台vs山形)
★試合データ
★ゴール動画
★このセットプレーの配置
★守備側の視点
壁に2人。
残りの選手は最終ラインに7人(④・⑥~⑪)とニアサイドやや前に1人(⑤)を置いています。
キックと同時に最終ラインを下げ、GKとDFの間のスペースを埋めようとしています。
★攻撃側の狙い
斜めの位置からのFKはほとんどのチームがゾーンを中心としている守備をしています。
それに対し、キック時には空いていないが、空くであろうスペースを狙う攻撃をしています。
空いたスペース(青丸部分)を狙った攻撃をしています。
ここに横移動で動き出した➓がフリーで走り込み、ボレーシュートでゴールが決まりました。
Ⅲ.千葉の3点目(千葉vs東京V)
★試合データ
★ゴール動画
★このセットプレーの配置
★守備側の視点
11人全員が戻っての守備をしています。
”ゾーンを中心としたゾーンとマンマークの併用”での守備を敷いています。
5人(②~⑤・⑧)がゴールエリア付近をゾーンで守り、1人(⑪)が前方のスペースを埋め、残りはマンマークをしています。
★攻撃側の狙い
9人(キッカー含)という多くの人数をかけて攻撃をしています。
相手がゾーンでの守備を中心としているため、フリーの選手も生まれます。
ややファー寄りにいる➑・➒はマークを連れてニア方向へ走り、⓫はDF2人をブロックしています。
これによって生まれたファーサイドのスペース(青丸)に最も後方にいるフリーの➍が走り込み、合わせています。
シュートはGKに弾かれたのちに押し込んでゴールが決まりました。
おまけ
【千葉vs東京V】
Ⅲでも取り上げた千葉vs東京Vの試合では、合計4ゴールが生まれ、全てがセットプレーからでした。
内訳はFK・PK・CK・CKでした。
【神戸vs浦和】
決勝点はダヴィド・モーベルグ選手の素晴らしいFKでした。
【宮崎vs岐阜】
この試合での岐阜の1点目は、何度も取り上げた”ニアすらし、ファー合わせ”でのゴールが決まりました。
■過去記事
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