大きな一歩 byちょこ

21年10月8日~10日の三日間で、スタートアップウィークエンドin 三島 に参加してきました!結論から言うと、優勝しました♪初出場で優勝というのは嬉しいモノですね!めっちゃ興奮しましたw忘れないうちにその話を残したい。
スタートアップウィークエンドってのは起業イベント。詳細はググってみて下さい。

きっかけ

全部書くと長くなるので、簡単に。仲の良かった会社の同期が過去に何度か出場してめちゃくちゃ楽しかったと聞いたので。ちなみに彼は、最初が3位か4位、その後3~4回優勝を繰り返して、その後2020年に起業。彼は元々僕と同じ様な会社生活を送ってたはずなので、とても気になりました。

申し込み後

一人で出るのが不安だったので、大学の同級生・会社の同僚×4人・ビジネススクールの友人に声掛け。2人くらいは申し込み寸前までいったけど、予定が合わない等の理由で申し込まず。
また、起業イベントなので初日に起業アイディアをピッチするらしい。何か考えなきゃ、と思いつつあまり詰められず。『最近、木組み好きだし、サーキュラエコノミに貢献出来そうな技術だし、何かに出来たらいいな』程度。

Day1:チーミング

18時頃、現地入り。配られたおにぎりを食べながら、恐る恐る同じテーブルの人に話しかける。ピッチ考えました?教えて?『二つ考えたけど、〇〇と〇〇で…』『せっかくだから何かピッチした方が面白いよ?』
木組みを使ったレゴの様な学習用玩具を作って売る、という内容で慌ててまとめてピッチ発表。ピッチは何とかまとめたけど、その後の質疑応答でうまく回答できず。人気投票では当然の様に落選。

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落選したけど、まつだいおさんの共感できそうなネタ(グレーゾーンの発達障害の大学生の悩みを解決する相談プラットフォーム)に参加。かわいらしい女の子だな、とは思ってたけど大学生と聞いて、舌を巻いた。更にそこの運営スタッフの方も加わりたいとおっしゃって頂いて4人チームでの船出。取り合えず近くのバーで23時頃まで彼女の話を聞く。彼女自身も発達障害に苦しんでいて休学を余儀なくしてしまった一人だったらしい。だから、共感できたのか、と納得。そして、誰のどんな課題を解決したいのか。とにかくヒアリング。

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ホテルに着いてからもLINEを使って気付いたこと、感じた事、思った事とかを適宜共有。気付けばまともに自己紹介してない事を思い出して慌てて文面を送る始末w2時頃就寝。

Day2:エレベータピッチ

沢山話を聞いて、想いは共感出来たものの、結局それで何をすればいいのか分からない。そこに課題があってそれを解決出来ればマネタイズは自然と後からついてくる、と思っててもすぐにマネタイズの話に陥りがち。チームの指針としてエレベータピッチを書くことにした。みんなの話を聞きながら書いてみたのがこちら。強く意識した事は二つ。『三方良し』と『能力というものは環境とセットで考えるべき事。障害も環境が変われば能力に変わりうる』

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お昼ご飯を食べて、実際に出来そうか街に出てヒアリング。地域コミュニティ=町の商店街。どこの商店街にもある婦人服の店を訪れた。ヒアリングしても怪訝な顔をされるだけ・・・。ヒアリングを終えて気付いた事は三方良しと言いながら商店街の人の顔をリアルには思い浮かべられていなかった事。大体商店街の人って括りが大きすぎ。誰やそれ。
一旦、拠点に戻り再度練り直し。コーチングをしてくれた方からも、前後の繋がりが全然分からない、③の必然性は何?対象者は何をしてる人なの?とフルボッコ。
もう一度丁寧に、Iちゃんの当時の状況をヒアリング。当時にタイムスリップした気分で一日一日を過ごしてみる。当時のIちゃんの課題を解決する為の手段がだんだん思い浮かんできてそれをそのままエレベータピッチに仕上げていく。

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仕上げる間にも運営スタッフの人が来て色んなアドバイスをくれたので心に残ってることをメモしておく。
・解決したい課題はそれでいいけど、ビジネスとして始めるにあたって適切な対象、アプローチを選んでる?例えば、社会人だって似たような課題を抱えているはず。社会人の方がパイが大きいし、リーチしやすいのであれば社会人から選んだ方がいいのでは?なんで学生から?
・実際の顧客に話を聞いた?例えば、大学生の頃につらそうな思いを抱えていた友達に聞いてみた?大学側は何て考えてそうか聞いた?スタッフの中に伝手がないか聞いた?Formsを活用してFacebookに流してみた?やれる事は沢山あるでしょ?なんでやらないの?諦めてない?
・ペルソナ作ったけど、うまく解決出来ないって事は、そもそも課題設定が間違ってるか、解決手段が間違ってるか、ペルソナが間違ってる。近しいペルソナで再度考え直すか、ゼロから組み直した方がいいかも。
Day2終了。

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Day3:プレゼン

夕方17時からプレゼン。前日までに考えたエレベータピッチを中心にMVPを作ってプレゼンをまとめていく。取り合えず骨子を作ってメンバと共有。そして、得意そうな分野をメンバに割り振りしながら自らはMVPとなる動画を作成。

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考え始めると詳細なところで矛盾が生じるのは当たり前で、どの粒度感で考えるのを止めるのかもとても重要な事。骨子を作って、素材を集めて埋めてみる作業をする事でプレゼン準備に熱中。
気付けばもう16時頃。慌てて機材確認をしたり、プレゼン発表練習をしてもらったり、とドタバタ。そして、時間がきて僕らの出番は3番目。

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そして優勝。

振り返って

審査員の方から聞いた選考理由は『顧客のイメージ、解像度が群を抜いてた。たった一人かもしれないけど、きっと助かるだろうって思うことができた。だから、他への転用イメージをすごく膨らませることができた。殺気というと表現がおかしいけど、チームの本気度を1番感じた。その点が選考した大きな要因でした!』
自分なりに分析すると、要因は大きく二つ。一つは言うまでもなくIちゃんの強い想い。当事者意識。これがなけりゃ僕はこんなに動けてなかった。
そして二つ目は、進捗状況を常にオープンにして曝し続けた事。エレベータピッチの内容やプレゼン骨子等はもちろんのこと、考えた事、気付いた事はどんどんLINEに放り込みまくって、フィードバックを貰う様に出来た。多少、プレゼンが得意とか集まった人達の能力差はあるものの、誤差の範囲。大事なのは、何度作って崩して作り直す事が出来たか、という事。カイゼンですね。

良くも悪くも会社員として仕事をしてきたプロセスの進め方だとかが間違ってなくて過去の経験を存分に生かす事が出来たイベントでした。僕の持つスキルが世の中一般に何て呼ばれるのか分からず、そしてそれが一定水準以上なのかどうかが分からず、モヤモヤしてたけどようやく分かってきた。僕が10年強の会社員生活で得たスキル、経験は間違いなくこの社会に貢献できる。恩返し出来る。

さて、、、次はいつ書こうかな。早くて明日、遅くて明後日には次の日記を書きます。では、おやすみなさい。

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