中間報告会の楽しさについての考察と感想
中間報告会
9月5日に2023年度1次隊モンゴル隊員10名の中間報告があった。
1年間モンゴルで活動してきたことを発表及び共有する場である。
そしておそらく同期のモンゴル隊員が到着した日に空港で写真撮った時以来、1年以上ぶりに全員が集まって写真を撮った日であった。
そんな滅多に集まらない同期であったが、みんなの活動の報告を聞くのは本当に面白かった。4時間以上の拘束時間があったにもかかわらず時間があっという間に過ぎてしまった。
どうしてこんなに面白かったのか、今回はその考察をしてみた。そして会というものが面白くなる条件を3つ挙げてみた。今後自分がセミナーや何かしらの会を開催をしなければならなくなった時のための一助となるかもしれない。
①話し手の活動を知っている
同期は全員が揃うことは滅多になくても個々ではそれなりに会っている。会うと活動の話もするわけで、あらかじめ知っていた部分もある。
だからこそ、皆の発表が入ってきやすい。予習してから授業に臨むと情報が入ってきやすいのと同じだ。
②話し手の人柄を知っている
我々10名、なかなかに個性的なメンバーである。故に発表にもそれぞれの性格が出ていたように感じる。スライドのまとめ方、要点にするポイント、話し方、どれをとっても千差万別。さらにそれぞれの真面目さ、優しさ、ユーモアなどが色濃く出ており、そこに半ばファナティックな目線で見入ってしまうこともあった。
③前提の共有ができている
中間報告というのは前提として発表者は協力隊であり、参加している方々も協力隊、もしくはJICA関係者である。皆が協力隊を知っている状態からのスタートだ。このような前提のコンセンサスが取れている場では多少ハイコンテクストな内容を話しても通じる。故に聞くのはもちろん、質疑応答も楽しい。しかも協力隊で来ている人たちは場を盛り上げようとしてくれる人たちが一定数いるという属性的な特徴があると思う。根明な人や気遣いで盛り上げられる人、理由は様々だがこのお陰で会の盛り上がりが担保されているとも思う。
ここから得られる学び
上記のような条件があるときに会は輝きだす。当たり前と言えば当たり前だが、意外と世の中の会議やセミナーなどではなおざりになってしまっていることがあると感じている。具体例は出さないけど。
皆さんも、例えば映画を見ようと思ったら好きな俳優が出ていたり、監督の作る世界感が好きだったり、シリーズや配給会社のファンだったりすると思う。そのような背景を知らない人から勧められた映画って見てもなかなか興味を持てなかったりするからそれと同じなんだと思った。
ポジティブな感想
まず何より、10人全員欠けることなく1年間を終えて、発表を迎えられたのはとても良かった。少なくとも個人的には同期がいて良かったと思っている。
特にリハビリ隊員。理学療法士3人、作業療法士1人のリハビリ隊員が4人という、かなりリハビリ隊員の多いメンバー構成ではあったが、このメンバーがいたからこそ普段の悩みを共有することができ、活動に新たな光が射すこともあり、今日までやってこれたと誇張なしで言える。
また1年弱過ぎたころに、皆で笑って最終報告会を迎えたいものだ。
言わなくてもいいネガティブな感想
報告会翌日の健康診断。これがあったため中間報告会という一仕事を終えた後にビールが飲めなかった。仕事終わりの最高に美味しいビールを逃したことは悔しくてならない。
最終報告を終えた後には美味しいビールが飲みたいものだ。
ちなみに自分の発表について、、、
実は来週もう一度中間報告をする場がある。二本松訓練所時代の素敵な同期が企画した場だ。今このタイミングで自分の発表に触れるよりも、2回の中間報告を通した上で自分自身に触れたいと思っている。
よって今回は以上で。
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