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活動あれこれダルハン遠征編part1

前回に引き続き活動アウトプット。
今回の記事は性質上、散逸的な内容になるのをご容赦願いたい。
noteも最初は自己満と思っていたが、知人から読んでいると言ってもらえる機会が増えてきて。読者がいることを嬉しいと感じているし、喜びを感じるなら自己満という言葉は逃げでしかないので。最低限配慮はしていくスタイル。

2024年10月31日から11月2日までモンゴル第2の都市、ダルハンオール県に行ってきた。これは活動の旅の記録。
コーディネイター兼通訳のバヤラーさんと共に、看護師3名、歯科衛生士1名、理学療法士3名、作業療法士1名の医療隊員勢でモンゴル医科大学ダルハン校や病院、施設など色々なところで見学や交流をさせてもらった。
バヤラーさんは日本語を話せる上にモンゴル医科大学ダルハン校の看護学科を卒業しているという経歴の凄腕である。今回の遠征はバヤラーさんの力があってこそだった。

ダルハンの説明はWikipedia先生に丸投げ。


到着。そして昼食。

朝7:50にノミンデパート集合。そこから午前中いっぱい車に揺られてダルハンへ。
12:30頃に2泊3日住まわせてもらうドミトリーに到着。

まるでホテル。良い部屋なんで一泊5万トゥグルグ。2250円くらい。

荷物を置いたらすぐに目の前のモンゴル医科大学ダルハン校へ。

学校前

昼食はここの学食だ。

学食のランチセット

久々のがっつりモンゴル料理。臭みがなく美味しかった。これで12500トゥグルグ。550円くらい。この量は学生には嬉しいよね。


ダルハン総合病院

初日の午後に見学させてもらったダルハン市の中核病院にしてダルハンオール県最大の病院。そしてダルハンだけでなく周辺の県からも患者が来る。
建物自体は年季が入っているが、どことなく明るい。スタッフが明るいからだろうか。建物がいくつかに分かれていて、それぞれが役割を持っている。

理学療法室はあるのだが理学療法士はいない。理学療法士として働いているメンバーはモンゴル医科大学の伝統医療の学科を卒業した柔道整復師などのスタッフらしい。

リハ室

患者は脳卒中後が多く、他に膝や腰の痛みを持っていたりそれらの手術後の患者もよく来る。
また、リハビリテーションに加えて鍼治療などの伝統療法、水治療やパラフィンなどの物理療法も提供している。

モンゴルでは術後すぐのリハビリができている病院は極々僅か。そして人口170万人のウランバートルで、病院も山ほどある中で術後のリハを普及させるのは至難の業だ。
例にもれずダルハンでも術後すぐのリハビリはできていない。だが、ここなら波及させることができる気がする。スタッフは前向きだし、この病院さえ押さえれば、ダルハンオール県とその周辺の人々は術後すぐのリハビリを受けられる。ここに隊員が来たらなあ。

ちなみに病院の院長は全員の職種を聞くなり「すぐに来てくれ」と。「みんなここの病院に必要な貴重な仕事だ」と。ありがたい話だ。記念撮影をする際には笑顔で「ここで働いてくれる人だけ一緒に写真を撮ろう」と。院長は陽キャだった。

モンゴル医科大学ダルハン校

初日の夕方はモンゴル医科大学で看護学生との交流があった。
いざ行ったら交流というにはいささか大きい講堂とステージが。

赤スクラブが私。歯科衛生士の先輩隊員のお手伝い。

自己紹介と歯科衛生講義と質問コーナーが用意されていた。
そしてこの質問コーナーがとにかく終わらない。特に先生方からの質問が。
これは先生の生徒に対する計らいもあるようで、常日頃から学生たちには課題の回答に具体性をもつように指導しているらしい。例えば「丁寧なケアをした」ではなく「誰に何をどのようにケアをした」のような具体的な内容を記述するように求めているのだ。学生たちの課題のためにも具体性を引き出そうと先生方は頑張っているのだ。
そして質問タイムが長くなればなるほど学生たちも疲れと闘い、頑張っているのだ。
そしてもう1人、通訳のバヤラーさんがそれをすべて通訳しているので生半可じゃなく頑張っているのだ。

ちなみに時折、「腰椎のL1〜5が痛くて椎間が狭くなっている人には何をすれば良いか」という謎にリアリティを伴った質問も来た。きっと先生の身内に症例がいるんだな。

そして質問の回答で私もしゃべりすぎた。だって脳卒中の早期離床の話振られたら厳密さは欠けないもの。医療は科学だし、私はいつも科学の奴隷だ。
全部で2時間超の長丁場となりましたとさ。


夜は韓国料理とサウナ

長旅からの活動で疲労困憊。休息大事。
ダルハンに派遣されている隊員も合流してくれて夜は韓国料理店に入った。
長旅→活動→ビール→サウナの最高の流れ。
ただ、整うほどの時間はなかったので明日に持ち越しだ。
ドミトリーに帰ったら秒で寝ていた。記憶がない。多分自己最速の寝落ち。


1日目終了。次回に続く。

文字に起こすと改めて今回のダルハン遠征が濃い時間すぎて書ききれない。現時点で2000文字弱。1投稿2000文字以内に収めたいという目安もあるので分割することにしよう。全部で3回~4回くらいかな。やはり私の話は長いみたいだ。

鉄は熱いうちに打ちたいので早めに続きを更新するかも。

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