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術後の営み END. ⑦

結局その日は麻酔で眠りについただけで自力では眠れなかった。
次の尿意が怖かった、また同じ痛みが来ると思うと。

数時間後尿意がやってきた。
トイレへと重い足を運んだ
激痛だよなっん?

まだ痛みはあるものの1回目よりは出がよくなっていた
助かった。もうカテーテルはやらなくていいみたいだ、
と用を足し終えた瞬間、「ブシュー」
とおならが出た、いやお尻からではない。
亀の頭から泡が出ていることに気づく。
膀胱に穴が開いたのか?やばいやつ?

心配になり、先生に相談したところカテーテルの影響で空気が入ることがあるようだ。
これが痛みの原因だったみたいだ、その後何度か用を足すうちに空気が抜けていき、いつも通りの幸せなおトイレの時間を得ることができた。

しかし、
退院前の夜、明るい電気や不眠の影響だろうか
急に息苦しさや低体温で体が震えてきた。
そこで初めてナースコールなるものを押した
すぐに看護師さんが駆けつけてくれて
電気毛布をかけてくれた
「すぐ近くにいますのでいつでも呼んでくださいね」
やはり1番言って欲しいことぼ安心できる言葉を知ってる、わがままな俺を毛布のように優しく包んでくれた。
おそらく精神面の影響で自律神経が狂ってしまったのだろう、翌日には良くなっており無事に退院することが決まりシャワーを浴びて帰りを待った。

よからぬ不安をしてしまうこの性格だが
術後は尿が出にくいことと風呂に2日入れないことがしんどかったくらいで
傷の痛みや気分の悪さはほとんどなかったよ。

そして翌日の退院の日、彼女が病院まで迎えに来てくれた
家に帰るとプレゼントが置いてあった。
そうだ今日は俺の誕生日だ。
人生で一番最高なプレゼントをありがとう。
医療関係者ならびにアルパカにも感謝の気持ちでいっぱいです。

あとはいつも通りに精通ができるかと血が出たりしないかの心配が
あったので術後3日後くらいにピンク動画を開くと
14日間禁欲していたものが爆発した。
血も出ていなく、射精時の痛みもなくすべてに安心した。
安堵からかその日に2回ほどしてしまった時だった
一瞬痛みがはした。
よく見ると赤い精液が出ていた。
やはりカテーテル挿入で傷はついていたみたいで
瘡蓋が剥がれたのだろう。連続でやり過ぎには注意してほしい。

手術費用は
高額医療制度や健康保険に入っていれば
上限があり入院費も含め
6~8万円くらい
保険のプランで入院の保証があれば
それ以上の給付金がいただけるので手術前検査費用も含めれば
実質無料で手術を受けられた。
これで子供ができないのではないかという不安材料が消え
心配ごとの1ピースが埋まった。

半年後たった今でもエコーで検査はしているものの
傷口は消えていないが血管が浮き出ることはなく普通の睾丸を手に入れた
早めにしておいてよかったと思った。
精索静脈瘤は自然治癒はなく手術だけが治療方法なので
気づいたら早めに治療することをおすすめします
これまで読んでいただきありがとうございました。

おわり

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