精索静脈瘤を治すことにした②
決断はするものの、なかなか行動に移せない。なぜなら
治療したひとの体験談を見てみると、A○がある小部屋で精○をださなければ
帰れないとか、手術しても再発するなどの不安要素が目に入るからだ。
でも放置していても悪くなるだけだ、今が一番若いんだ!と
電話では緊張して声が震えるので、ネット予約可能な病院を探し
いかざるを得ない状況を作ることにした。
当日、泌尿器科の自動ドアをくぐった。
なぜか若い女性が多い、見渡すとエステの広告が張り巡っている
どうやら脱毛やエステも兼用しているクリニックだったようだ。
しかも受付はキレイめな女性なのだ。
「今日はどういったご用件でしょうか」
「えぇーと、泌尿器科の予約をしていたものなんですが」
「どういった内容でしょうか」
なぜ恐れていたことが現実になるのか、顔を赤らめながら続ける。
「睾丸のことで予約をしていたと思うのですが」
「なるほど、性病検査するかもしれませんね」
おい、しっかり詳細も書いた予約をしてきたのにまるで
ゴムつけずにヤリマクッタやつと思われているではないか!笑
ほぼ一日分の心拍数を打ち終えた俺は待合室で待機
周りの目が気になってしょうがない、じいちゃんしかいないと思っていたのにその真逆だとはな。脱毛を控えたピカピカ女子に
囲まれながら、呼ばれるのを待った。
いよいよ俺の出番だ
座るやいなや
「結婚をしてる?」と問われた
なぜかは分かっている子供が生まれにくい原因に結構な確率で
この精索静脈瘤が含まれているからだ。
その通りの説明がありいよいよ、小部屋に行くのかと思ったが
「精索静脈瘤であることは確かですが、進行の具合は
人それぞれで十年たっても変わらない人もいる、痛みがないのであれば
様子を見るのも有りかとは思いますが、治療するかは本人次第ですが
どうしますか?」
みたいなことを言われたと思う(曖昧ですんません)
手術となると全身麻酔で尿道に管が入るらしい。
その恐怖や痛みを想像しただけで逃げたいマインドになり
いったん手術は持ち帰った。
決めたはずなのになぜまた振り出しに、、、
それから数ヶ月後なかなか決断できない俺に治療を決断した
ある出来事がおこるのだった
つづく