プロスク開講式の振り返り
都市経営プロフェッショナルスクールの開講式に行ってきました。いやー緊張しました!いろいろ感情が動いたこの2日間を書き留めます。内省的な内容ですがあしからず。
怪しい魅力をもつ魚町銀天街
前乗りした自分は、前日には福岡を街歩きし、天神、キャナルシティ博多などを見て回りつつ、自分の事業プレゼンや翌日のワークの準備もしなきゃと、緊張感を押し殺すように忙しく動いていました。
しかし、地元から一緒に参加している紘大さんと、ホテルのロビーでPCと睨み合っている時に甘い囁きが…
「一杯だけ飲みに行って、戻ってからワークしよう!」
確かにそうだよな!その方が良い考えが浮かぶかも!
いやいや、一杯で終わるわけがないんすよね。
魚町銀天街は、雑然としていて小さな路地がたくさんあり、特に夜はどこか怪しく艶のある雰囲気です。
一本路地を曲がると、どんな景色が飛び込んでくるのか。そんなワクワク感がある街でした。
一歩前に出ることの大切さ
さて、開講式は土曜の午後からだったのですが、当日の午前中に岡崎コーチが先着3名で個別相談会を開催してくれました。
気づくのが遅くて3名に入れなかったものの、見学として同席できたので、「もしチャンスがあれば」と思って参加しました。
僕は大規模施設の利活用という難しい課題を背負って、田舎から出てきた受講生。もう、ドラゴンボール初期の天下一武道会で、優勝賞金で水不足の村を救うために田舎から参加した「ナム」の気持ちですねw
何が正解かも分からず、これまでもたくさんの人に相談して、何度も考えてきました。これで良いのか、揺れる日々。
自分がプロスクに飛び込んだ理由の一つが、この場を利用してみなさんの「考え方、ふるまい」から学び、自分の考えを確認することでした。そんな自分が、相談会で話す時間を頂けたことは、本当にありがたいことでした。
困難なプロジェクトに民間が関わる場合、「なぜ、このプロジェクトをやるのか」、それは世界を変えるくらい壮大な情熱が無いと響かないこと、「行政には常に政治リスクが付いて回ること」など、立場を変えて事業を考えてみることの大切さが身に沁みました。
「事業を継続するために、集客し続けることの大変さが想像できているか」、「借金して、下手をすれば家族を巻き込むかもしれない、その覚悟があるか」、一般的な情報として聞くのではなく、コーチからの血の通った言葉を、自分の話へのフィードバックとして向けて頂ける、これはプロスクの価値だと思いました。
エリアを変える事業をリードしてきた人の話の面白さ、巻き込み力、声のトーン、全てが学びでした。ただそれを感じられるためには、自分が一歩前に出て、当事者としてその場に身を投じないといけないということを感じました。良き観衆などあり得ない、自分がそこにいない限り、本当に血の通った体験はできないのだと思いました。
なぜ自分がやるのか
さわやか3組じゃないんだよ!
「みんな」じゃない、オマエは何がやりたいの!
当日のプレゼンで何度と聞いたこの言葉をずっと考えてきました。
自分のケースは大規模公共施設が案件ですが、子どもの頃から知っている場所だから、そりゃあ良くしたいです。そのために自分の子どもを連れて遊び場作りをやったり、仲間とイベントやったりしてきました。でも、達成したい風景があまりに遠い。それは小さな実践の中からも分かってしまう。
岡崎さんはやっぱり凄いです。
それはたった一日過ごしただけでも、本当に話が面白い。そして、何か夢を見れる気持ちになります。
じゃあ、もし自分が同じくらい面白い人間だったとして、今の行政組織と長期のパートナーシップを結べるか?僕はここに不安を覚えてしまう。
いや、行政の仲間はみんな真面目で、本当によく働いています。
でも、政治リスク、異動リスク、単年度予算、情報開示のレベル、人生を預けるパートナーとしてはどれも不安です。きっと、血判状レベルで信用できる相手でないと、公民連携なんてできないんだろうなと思いました。
民間に信頼される行政組織。それには、役所がアホなことをしていてはいけないし、心が通わないといけない。一緒にビジネスをしたいなら、ビジネスの常識を学ばなくてはいけない。数字も読めなきゃいけない。そのうえで、“Ihave a dream!”と夢を語れないといけない。
大変なことなんだと思いますが、まず行政組織で自分が実践しないと、誰もやってくれないと思いました。
地元についてから
いつも考え事をするとき、近所のバスケットゴールにシュートを打ちに来ます。新しい部署の始まり、仕事に行き詰った日、なんでもない日、真冬の朝、真夏の午後…
たぶん「自分事」というのは、このくらい好きなもの、続けられるものなんだと思ってボールを放る。でもやっぱり、真夏の午後は暑いですね!
ちょうど開講式の予定と重なったので、地元バスケの市民戦は今回はお休みです!知り合いの大学生にユニフォームを貸して代打をお願いしたところ、負け続けの我がチームが、めずらしく大勝したそうです…w
40代、まだまだ頑張らなくては!