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都市経営プロフェッショナルスクール  グループA オンラインゼミ#12

こんにちは!
こちら、都市経営プロフェッショナルスクールに挑戦している、バスケ好きの地方公務員のnoteです。
河村祐輝のNBA挑戦の活躍にテンションが上がりつつ、自分は先週の大学生との練習試合で左手の指を骨折してしまいました…。PC使いにくいんです。
気持ちは前のめりなのですが、20代の学生との体力差を感じざるを得ません

さて、我がグループAでは毎週オンラインゼミを重ねていますが、今週でもう12回目ですね。今週のミーティングで感じたことをnoteで発信します

この日は2名の個人プロジェクトについてのプレゼンと、グループワークのディカッションです。個人プロジェクトでは、それぞれ「廃校利活用プロジェクト」、「スポーツ×地域消費の拡大」というテーマでした。
短いプレゼン時間では、その事業のバックグランドや地域での活動の詳細など、分からないことも多いですが、グループMTGではしっかり話を聞けるので、そういった部分も見えてきます。
やはりプロスクに来る方は、みんなそれぞれの地域でアクション起こされているんだなと、今さらながら感じるところでした。


境界をあいまいにする価値

個人プロジェクトの発表の際に、公共空間の利活用について、コーチから「境界をあいまいにする価値」について示唆があり、この点が考えさせられました。

自分の住んでる地域の公園を例にとっても、緑地部分と、コンクリートの道路がフェンスなどで明確に区切られていると、「公園はここまでよ!」という感じで、その周辺の道路を歩いていても単なる「移動」という感じがします。

一方、公園から、緑道、川沿いの遊歩道など、境界を意識させないようなランドスケープがある場所は、パブリックスペースの魅力が周辺に滲みだしているようで、「移動」でなく「散歩」になります。

実際に近所にもそんな場所がありますが、子どもと散歩していても楽しいですし、フリマなどのアクティビティも見られます。そういうところに、住んでみたいですよね!

そう考えると、空き地の利活用ひとつとっても、やり方次第では周辺住宅地の空き家にも価値が生まれるような、そんなストーリーも可能なのだと思いました。地図を見て、こういった視点がすぐに出てくる想像力は大切ですよね。

グループワークについて

グループワークでは、沖縄を舞台に倉庫のリノベーションというお題に取組んでいます。先週に続き、建築家チームを中心に作ったリノベーション案をもとに、自分は収支計画を作成しました。
必要な初期コストと資金調達案を描き、部門別の収益シミュレーションを走らせてMTGに臨みました。

最初からホームランを狙うのか

コーチからまず、「最初からホームランを狙うのはどうか?」という投げかけがありました。

そうなんです!

一応は、事業を2期に分けた段階開発として考えてきたものの、やはり最初から大きく投資する計画となっている点が気になっていました。

一方で、「小さく始めること」にこだわって、中途半端な事業案になるのも、「それで集客できるのか?」という思いがありました。

たしかに、業界のデファクトスタンダードというのがあり、それに達しないビジネスは失敗するという考えもあるのですが、正直、その水準も自分にはなかなか分からない…。

それでも、「この計画では段階開発の良さが活かされていない」という、ご指摘には納得してしまいます。

その事業案、実際に自分がやれますか?

先ほどの「ホームラン狙い」の違和感の部分、それはリアリティが無いことに尽きると思いました。

最初からそんな大金を借金で背負う覚悟あるのか?
銀行が何を根拠にそんな額を融資できるのか?

数字をしっかり組み立てても、そういったリアリティが無いと全然ダメだと思いました。公務員の自分にとっては、「実際の事業経験に基づく肌感覚」これが不足しています。この点、プロスクでは民間の方の肌感覚で叩いて貰えるのが勉強になります。

・月商に対する人件費水準の妥当性
・スタッフ確保の難しさ
・宿泊・飲食の事業リスクについて
・ボラタイルな事業と安定的な事業の組み合わせ
・毎月返済額に対するキツさのイメージ

それらについて、事業経験のあるメンバーから意見が出て、数字を議論するプロセスを踏めたのはグループワークの醍醐味ですね。

事業を回せるか、客は来るのか、カネは返せるのか

それに答えられるように、経験者の意見を聞く、自分でも実験をする、その積み重ねなのだと思いました。

集客し続けなきゃいけないリスク

事業立ち上げ時の顧客獲得の取組みが大切で、テストマーケティングや、イベントによる場所のブランディングを重ねていくことが必要との話になりました。しかし、「何年も集客とキャスティングを考え続けないといけない状況は息切れする」というアドバイスもコーチから頂きました。

例えば、場所貸しであれば、周囲から企画の持ち込みが来るような状況を作る。そうやって、自主企画以外のコンテンツで回るように仕掛けることも大切だと。これも考えさせられる示唆でした。

自分も地元で定期的なナイトマーケットに関わっているのですが、ステージイベントのキャスティング、出店者さん集めは、自分たちのリソースだけでは限界があります。実際、出店者さんの紹介、演者さんからの提案などに助けられています。

なので、企画できる関係者を広げていかないと、やがて枯渇するという感覚は共感できます。自分の事業の関係者作りをどのように始めて、どのように広げるかという視点が必要ですね。

ブルーオーシャンは作る

いま考えている事業案(宿泊、飲食、コワーキングなど)には、やはり資金力のある競合がいます。

そういった会社の施設はキレイでカッコ良いものです。しかし、そういったピカピカな施設を目指すのは、レッドオーシャンに足を踏み入れているかもしれないと思いました。

圧倒的な目的地となりえる、尖ったコンテンツは必要ですが、資金力が小さくスタッフも少ない小さな事業者は、同じ土俵で勝負すると厳しいと思いました。

もっとターゲットの具体的な姿を想像して、熱烈なファンを作る工夫、そのエリア、その事業者のいくつかの得意分野を掛け合わせたやり方、大げさに言えば、自らブルーオーシャンを作るような発想が必要だと思いました。


ホント、沢山の気づきが得られることがグループワークの魅力です。毎日忙しいですが、11月合宿までスピード上げて頑張ってきます!

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