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【ヒュージ・リーダーズ】《飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger》


はじめに

初めましての方もこんにちは
週末ヒュージ・リーダーズ交流会の村民のロウクスです。

初めましての記事でもふれましたが、ヒュージなデッキを11個持ってます。
そのうち半分は固定枠で、新ファイレクシア法務官の5人を持っています。
それぞれ単色ならでは&それそれの能力を意識した構築にしています。

各色ごとのヒュージっぽいカードの紹介を兼ねて各法務官の記事を書いていきたいと思います。
無事に5人分を完走できるように頑張ります。

最初は《飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger》です。


デッキ紹介

デッキリスト

良い点
・マナ加速が豊富なのでビックアクションに安定してつなげられる
・土地を使うコンボ=マナ加速そのものが勝ちにつなげられる

悪い点
・除去や妨害、防御がほぼ無く、相手ターンは地蔵になる
・盤面、手札を使い切ってしまうとマナだけあっても何もできない

デッキの強さは5段階評価中、3点
クリーチャーサイズで押し切ることが可能
ワンショットコンボ(無限ではない)は搭載しているものの条件が厳しい
上から抑え込めれば勝ちまで持っていけるが、引きと流れに任せることが多く、戦えないわけではないが、自身でのゲームメイクは難しいので3点

統率者

多元宇宙の伝説での再録で随分と入手しやすくなりました

新ファイレクシアの法務官たちは共通して自分にメリット、対戦相手にデメリットを与える能力を持っています。
ヴォリンクレックスの能力は緑らしくマナに関するものです。

自分は土地からのマナを+1点し、対戦相手はマナを出すと次のターン土地が案タップしない(要するに一回休み=半分)にする強力な能力です。
(定着すれば緑版の追加ターンのようなもの)
自分は大量のマナで戦線を強化しつつ、対戦相手のマナを縛ることで行動を阻害します。

対戦相手からしたら非常に厄介で対処したいけど、対処するとその分の土地がアンタップできなくなり、多人数戦では他の対戦相手からも後れを取ってしまいます。
かと言って、全力で動けるのは2ターンに1回になってしまうので、放置するわけにもいかないです。
(特にヒュージではワンアクションが大きいので、影響も大きいです)

MTGに置いて土地を使わないデッキは非常に稀です。
(特にヒュージではありえないレベルではないでしょうか)
ヴォリンクレックスの影響を受けないデッキはほとんどないでしょう。
能力を使ってそのまま勝つわけではありませんが、強力なサポート能力とロック能力の両方で盤面を支配し、勝ちを目指す統率者です。

デッキコンセプト

土地のロック能力を積極的に活かすことは難しいですが、
ただいるだけで十分に機能し、非常に厄介な存在です。
そこで、マナ加速能力を最大限に活かすことを主軸にデッキを考えます。
単純に、土地を並べれば並べただけ恩恵を得られます。
そこで土地に関するカードを集めて、土地が並ぶことが勝ちにつながるようなデッキを目指します。

コンボ

無限マナ&土地クリーチャー化

パイオニア、EDHでも使ってました。

土地コンボといえば《覚醒根の精霊》
緑シンボル5個で土地をアンタップ&5/5のクリーチャー化します。
要するに緑シンボル6マナ以上を作れる土地があれば能力起動とアンタップを繰り返して無限マナを作ることが出来ます。
その無限マナで他の土地もクリーチャー化できるので土地の数×5/5のクリーチャー軍団を用意することが出来ます。
当然、マナ能力以外の土地の能力も使いたい放題です。

ただ、普通にやっていても6マナも出る土地はそうそうありません。

クリーチャーが6体以上並んでいれば達成可能…非常に高い
信心が8個以上集まっていれば達成可能

条件さえ達成できれば必要なマナの出るカードはありますが、
《ニクス咲きの古きもの》を出して何とかしましょう。
(ちなみにヴォリンクレックスの能力は+1点なので倍にはなりません)

マナが3倍になる覚醒根の精霊のズッ友
2倍ですが、これもありです

マナ倍カードがあれば、これらでも達成可能です。

1枚で3マナ出る土地、生け贄要求があるので出すのが大変
起動にマナが必要ですが、出てくるマナが倍になればその分も払えます。

土地の能力を起動し放題になるので、カードを引くこともできます。

この他にもドロー能力のある土地はいくつかあります。
無限マナ&ドローの組み合わせは最強

《野生の魂、アシャヤ》がいればクリーチャーもアンタップ&速攻(5/5になってしまいますが)を与えることが出来ます。

緑の技のデパート、コンボがあり過ぎて統率者にしても面白い

このコンボは色々なパターンがあり、応用が利きますが準備が大変です。
必要な土地をサーチしてきたり、踏み倒し系で狙っていきます。

初手は重要…マリガン基準はマナ加速

ヒュージ・リーダーズは5マナ以上のカードしか使えませんが、5ターン目まで何もしないわけではありません。
基本は3マナ時点で加速をして、次ターンで5マナアクションを目指します。
緑は3マナ時点でのマナ加速能力を持つカードが特に豊富です。

緑のいつメン
他にも選択肢はあるけど土地サーチのため積極的に採用
試作で出せば3マナクリ、普通に出すと3マナクリになるので優秀

どの色でも使える土地にも3マナ時点加速。
ただし、癖があるので構築によって使い分ける必要あります。

同じタイプの土地2枚であるため多色の場合は注意が必要
初手で荒地セットし、ディスカードで墓地へ。マリガンし過ぎると使えないことも
荒地だけで使えるが、色が少なくなりがち
手札に基本地形が必要なので、セットランド注意
構築時点で基本地形を6枚くらいは用意しておきたい

土地を使ったマナ加速には次の方法もあります。
まずは、《宝石の洞窟》、《古えの墳墓》
個人的にヒュージの課金枠と思ってる2枚です。
単独でも強いですが、他の3マナ目加速と合わせられると5マナ到達が2ターン早くなります。
どんなデッキにでも採用可能なので、余裕があれば用意したいです。

ヒュージ・リーダーズの課金枠その1
初手&1番手でなければ手札1枚追放して出てくる
ヒュージ・リーダーズの課金枠その2
2点ダメージはそれなりに厳しいが、速度には代え難い

それ以外の変則的な方法として《さびれた寺院》で3マナ以上出る土地を起こしても良いです。

相性の良いカードが採用できていれば使えます。
土地のマナ以外の能力も再利用できます。
土地2枚を生け贄にしますが、無色4マナでるので加速してます。
溺墓の寺院と組み合わせるとさらに加速可能

基本的にマリガンは5マナ達成をいかに早くできるかのみを見ています。
マナが無ければ何もできないからです。
加えて5マナ時点でのアクションが用意できていればなお良しですが、
無くともそれまでに数枚引くことが出来るので欲張らずにキープ推奨です。

盤面にクリーチャーを並べよう…ビックアクションで制圧

普通にカードをプレイしているだけでヒュージではなかなか勝てません。
対戦相手もマナ相応に強力なカードをプレイしてくるからです。

圧倒的なマナ加速でアクション数を増やすして、優位に立ちましょう。

ヴォリンクレックスと同じマナ加速能力を持つ面々

緑は踏み倒しカードも豊富にあります。
ガンガン狙っていきましよう。

文字通り緑の頂点クリーチャー
ヒュージでの続唱は反則級に強い
ヒュージではお馴染みの強力な踏み倒し系
セルヴァラの暴走はいつでも強力
壮麗なる創造は統率者のコストが大きいほどgood
エント最後の進軍は打ち消されないのが魅力的
通常EDHでもおなじみの踏み倒しカード
《覚醒根の精霊》&《ニクス咲きの古きもの》のセットを狙いたい
統率者としても強力 パーマネントが出るたびに踏み倒し誘発
先読3章で2枚も場に出せる パーマネントなのがポイント

この構築は土地シナジーのカードたちを積極的に採用しています。
たくさん並べて押し切りましょう。

文字通り土地がパワーになるカード、好きな土地を持ってこれるのもgood
手札の土地をすべて盤面に出しつつ、ハンドも整えられる強力なカード
出来る限る土地を手札に貯めておきたい
森が出るたびにクリーチャー追加
墓地利用はあまりできないので切削は計画的に
ヒュージでは手札が減らないのでとんでもないサイズで登場することもざらじゃない
地味に好きな土地をサーチしてくるという能力も相性ヨシ
クリーチャー呪文唱えるたびにワンアクション追加
土地も出せますが、解呪能力やライフ回復も優秀
土地関係ではありませんが、どうしても勝ちきれないときのお守り

差し替え案

この構築は相手のターンに行動できることはほとんどありません。
緑単色では選択肢がほとんどないのであきらめています。

最低限、抵抗するために妨害カードを増やしてもよいでしょう。

お馴染みの酸スラ、接死もなかなかに良い仕事します
緑3シンボル要求が厳しいですが、格闘の除去と攻撃時の解呪能力がほんとに優秀
唱えたときに誘発するのがポイント

おわりに

シンプルに物理で殴ると思いきや土地を中心にしたシナジー満載で選択肢が意外と豊富です。
また、上手く回った時はとんでもない量のマナが選択肢を下支えします。
踏み倒しも豊富なのでクリーチャーを大量展開するなどして、対戦相手に盤面を押し付けてニヤニヤしたいときにおすすめです。

一方、全投入できる分、返された場合のリカバリーが本当に難しいです。
ヴォリンクレックスは何度やられても帰ってくるマナは用意できますがそれだけでは勝てないので…

緑はクリーチャーを出して殴るだけのイメージですが、緑単色であっても様々な戦術があります。
強力な踏み倒しカードも豊富で、実際はかなり器用に戦うことが可能です。
緑のカードは多色でも有用なことが多いのでヒュージを緑から始める、ある程度集まった時に気分転換に緑だけで組んでみてはいかがでしょうか。

皆様のヒュージ・リーダーズライフの一助になれば幸いです。


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